処方薬
塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」
後発

塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」の基本情報

塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」の概要

商品名 塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」
一般名 ジルチアゼム塩酸塩250mg注射用
薬価・規格 1170.0円 (250mg1瓶)
薬の形状
注射薬 > 散剤 > 注射用
注射薬 > 散剤 > 注射用のアイコン
製造会社 日医工ファーマ
ブランド ジルチアゼム塩酸塩錠30mg「日医工」 他
YJコード 2171405D3062
レセプト電算コード 620003709
添付文書PDFファイル

塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」の主な効果と作用

  • 血管や心臓の筋肉を収縮させるカルシウムの働きをおさえ、血管をひろげる働きがあります。
  • 血圧を下げるお薬です。
  • 胸の圧迫感や胸痛といった狭心症などの発作を予防またはやわらげるお薬です。

塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」の用途

塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

房室ブロック、血圧低下、房室接合部調律、期外収縮、洞停止、顔面潮紅、洞房ブロック、脚ブロック、動悸、一過性頻脈、頭痛

起こる可能性のある重大な副作用

完全房室ブロック、高度徐脈、徐脈、心停止、眩暈、ふらつき、うっ血性心不全

上記以外の副作用

嘔気、嘔吐、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、Al-P上昇、尿量減少、血清クレアチニン上昇、BUN上昇、過敏症、光線過敏症、発疹、そう痒、静脈炎、局所発赤

塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」の用法・用量

  • 本剤(ジルチアゼム塩酸塩として250mg)は、5mL以上の生理食塩液又はブドウ糖注射液に用時溶解し、次のごとく投与する
  • 1.高血圧性緊急症:1分間に体重kg当たりジルチアゼム塩酸塩として5~15μgを点滴静注する
  • 目標値まで血圧を下げ、以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節する
  • 2.不安定狭心症:1分間に体重kg当たりジルチアゼム塩酸塩として1~5μgを点滴静注する
  • 投与量は低用量から開始し、患者の病態に応じて適宜増減するが、最高用量は1分間に体重kg当たり5μgまでとする
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 2度以上の房室ブロック
    • 過敏症
    • 重篤な心筋症
    • 重篤な低血圧
    • 心原性ショック
    • 持続性洞性徐脈<50拍/分未満>
    • 洞停止
    • 洞不全症候群
    • 洞房ブロック
    • 重篤なうっ血性心不全
    • 急性心筋梗塞
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 徐脈
    • 心筋症
    • 低血圧
    • LGL症候群を伴う心房細動
    • WPW症候群を伴う心房粗動
    • LGL症候群を伴う心房粗動
    • WPW症候群を伴う心房細動
    • β遮断剤投与中
    • 1度房室ブロック
    • うっ血性心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

塩酸ジルチアゼム注射用250「日医工」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
テルフェナジン 他の抗不整脈薬<リン酸ジソピラミド>でQT延長、他の抗不整脈薬<リン酸ジソピラミド>で心室性不整脈
降圧作用を有する薬剤 降圧作用が増強
血圧降下剤 降圧作用が増強
硝酸剤 降圧作用が増強
β-遮断剤 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ビソプロロールフマル酸塩 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
プロプラノロール 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
アテノロール 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ラウオルフィア製剤 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
レセルピン 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ジギタリス剤 徐脈、房室ブロック、不整脈、血中濃度上昇による中毒症状<悪心・嘔吐・頭痛・眩暈・視覚異常等>
ジゴキシン 徐脈、房室ブロック、不整脈、血中濃度上昇による中毒症状<悪心・嘔吐・頭痛・眩暈・視覚異常等>
メチルジゴキシン 徐脈、房室ブロック、不整脈、血中濃度上昇による中毒症状<悪心・嘔吐・頭痛・眩暈・視覚異常等>
抗不整脈剤 徐脈、房室ブロック、洞停止
アミオダロン塩酸塩 徐脈、房室ブロック、洞停止
メキシレチン塩酸塩 徐脈、房室ブロック、洞停止
アプリンジン塩酸塩 徐脈、房室ブロック、洞停止、両剤の血中濃度上昇による症状、振戦、眩暈、ふらつき
麻酔剤 徐脈、房室ブロック、洞停止
イソフルラン 徐脈、房室ブロック、洞停止
エンフルラン 徐脈、房室ブロック、洞停止
ハロタン 徐脈、房室ブロック、洞停止
フィンゴリモド塩酸塩 重度の徐脈、心ブロック
ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤 血中濃度上昇による症状<降圧作用の増強等>
ニフェジピン 血中濃度上昇による症状<降圧作用の増強等>
アムロジピンベシル酸塩 血中濃度上昇による症状<降圧作用の増強等>
シンバスタチン 血中濃度上昇による横紋筋融解症やミオパシー
トリアゾラム 血中濃度上昇による症状<睡眠時間の延長等>
ミダゾラム 血中濃度上昇による症状<鎮静・睡眠作用の増強等>
カルバマゼピン 血中濃度上昇による症状<眠気・悪心・嘔吐・眩暈等>
セレギリン塩酸塩 作用・毒性が増強
テオフィリン 血中濃度上昇による症状<悪心・嘔吐・頭痛・不眠等>
シロスタゾール 作用が増強
アピキサバン 作用が増強
ビノレルビン酒石酸塩 作用が増強
筋弛緩剤 作用が増強
パンクロニウム臭化物 作用が増強
ベクロニウム臭化物 作用が増強
シクロスポリン 血中濃度上昇による症状<腎障害等>
タクロリムス水和物 血中濃度上昇による症状<腎障害等>
フェニトイン 血中濃度上昇による症状<運動失調・眩暈・眼振等>、本剤の作用が低下
リファンピシン類 本剤の作用が低下
シメチジン 本剤の血中濃度上昇による症状<降圧作用の増強・徐脈等>
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤の血中濃度上昇による症状<降圧作用の増強・徐脈等>
リトナビル 本剤の血中濃度上昇による症状<降圧作用の増強・徐脈等>
サキナビルメシル酸塩 本剤の血中濃度上昇による症状<降圧作用の増強・徐脈等>

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