処方薬
ビソノテープ4mg
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ビソノテープ4mgの基本情報

ビソノテープ4mgの概要

商品名 ビソノテープ4mg
一般名 ビソプロロール貼付剤
薬価・規格 60.1円 (4mg1枚)
薬の形状
外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤
外用薬 > 貼付剤 > 貼付剤のアイコン
製造会社 トーアエイヨー
ブランド ビソノテープ4mg 他
YJコード 2149700S1027
レセプト電算コード 622264101
識別コード ビソノテープ4mg
添付文書PDFファイル

ビソノテープ4mgの主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。
  • 心臓に働いて血液の拍出量を減らし、血圧を下げ、心臓の負担を少なくする働きがあります。

ビソノテープ4mgの用途

ビソノテープ4mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

房室ブロック、徐脈、血圧低下、心室性期外収縮、動悸、胸痛、頭痛、傾眠、浮動性めまい、体位性めまい、ALT上昇

起こる可能性のある重大な副作用

心不全、完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群

上記以外の副作用

AST上昇、LDH上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、尿中蛋白陽性、クレアチニン上昇、BUN上昇、呼吸困難、皮膚そう痒感、そう痒感、皮膚炎、紅斑、疼痛、熱感、乾燥、湿疹、変色、びらん、好酸球百分率増加、血中トリグリセリド増加、血中尿酸増加、CRP増加、無力症、疲労、倦怠感、CK上昇、血中コレステロール増加、HDLコレステロール増加、LDLコレステロール増加、血中ブドウ糖増加、心房細動、心胸郭比増加、頭重感、不眠、悪夢、悪心、嘔吐、胃部不快感、腹部不快感、食欲不振、下痢、γ-GTP上昇、肝腫大、尿中ブドウ糖陽性、頻尿、気管支痙攣、過敏症、発疹、霧視、涙液分泌減少、浮腫、気分不快感、四肢冷感、悪寒、しびれ感、糖尿病増悪

ビソノテープ4mgの用法・用量

  • 〈本態性高血圧症(軽症~中等症)〉通常、成人にはビソプロロールとして8mgを1日1回、胸部、上腕部又は背部のいずれかに貼付し、貼付後24時間ごとに貼りかえる
    • なお、年齢、症状により1日1回4mgから投与を開始し、1日最大投与量は8mgとする
  • 〈頻脈性心房細動〉通常、成人にはビソプロロールとして1日1回4mgから投与開始し、効果が不十分な場合には1日1回8mgに増量する
  • 本剤は胸部、上腕部又は背部のいずれかに貼付し、貼付後24時間ごとに貼りかえる
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は8mgとする
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者では、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用すること〔2.8、9.1.11参照〕
  • 7.2. 頻脈性心房細動を合併する本態性高血圧症の患者に投与する場合、頻脈性心房細動の用法及び用量は1日1回4mgから開始することに留意した上で、各疾患の指標となる血圧や心拍数、症状等に応じ、開始用量を設定すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ビソノテープ4mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 著しい洞性徐脈
    • 壊疽
    • 過敏症
    • 肺高血圧による右心不全
    • 心原性ショック
    • 代謝性アシドーシス
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 洞不全症候群
    • 洞房ブロック
    • 高度徐脈
    • 未治療の褐色細胞腫
    • 未治療のパラガングリオーマ
    • 重度末梢循環障害
    • 強心薬を静脈内投与する必要のある心不全
    • 血管拡張薬を静脈内投与する必要のある心不全
    • 非代償性心不全
    • 房室ブロック<2・3度>
    • 手術前48時間
    • 褐色細胞腫
    • 過度に血圧の低い
    • 間欠性跛行症
    • 乾癬
    • 気管支痙攣
    • 気管支喘息
    • 狭心症
    • 甲状腺中毒症
    • コントロール不十分な糖尿病
    • 重篤な肝機能障害
    • 徐脈
    • 腎機能障害
    • 心不全
    • 長期間絶食状態
    • 特発性低血糖症
    • 房室ブロック<1度>
    • 末梢循環障害
    • レイノー症候群
    • 異型狭心症
    • うっ血性心不全
    • パラガングリオーマ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ビソノテープ4mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
交感神経遮断剤 過剰の交感神経抑制作用<徐脈・血圧低下等>
レセルピン 過剰の交感神経抑制作用<徐脈・血圧低下等>
血糖降下剤 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
インスリン製剤 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
トルブタミド 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
カルシウム拮抗剤 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ベラパミル 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ジルチアゼム 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ジギタリス剤 徐脈、房室ブロック
ジゴキシン 徐脈、房室ブロック
メチルジゴキシン 徐脈、房室ブロック
クロニジン塩酸塩 投与中止後のリバウンド現象<急激な血圧上昇>が増強
グアナベンズ酢酸塩 投与中止後のリバウンド現象<急激な血圧上昇>が増強
クラス1抗不整脈剤 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
リン酸ジソピラミド 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
プロカインアミド塩酸塩 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
アジマリン 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
3群不整脈用剤 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
アミオダロン塩酸塩 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱
降圧作用を有する薬剤 降圧作用が増強
血圧降下剤 降圧作用が増強
硝酸剤 降圧作用が増強
フィンゴリモド塩酸塩 重度の徐脈、心ブロック

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ビソノテープ4mgに関係する解説

β遮断薬

  • ビソノテープ4mgは、β遮断薬に分類される。
  • β遮断薬とは、交感神経のβ受容体への遮断作用により血圧や心拍数などを抑えることで高血圧、狭心症、頻脈性不整脈などを改善する薬。

β遮断薬の代表的な商品名

  • インデラル
  • テノーミン
  • メインテート、ビソノ
  • セロケン、ロプレソール
  • ハイパジール
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