処方薬
イルトラ配合錠LD
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イルトラ配合錠LDの基本情報

イルトラ配合錠LDの概要

商品名 イルトラ配合錠LD
一般名 イルベサルタン・トリクロルメチアジド配合剤(1)錠
薬価・規格 47.9円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 シオノギファーマ
ブランド イルトラ配合錠LD 他
YJコード 2149119F1024
レセプト電算コード 622267301
識別コード @141
添付文書PDFファイル

イルトラ配合錠LDの主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえるとともに、尿の量を増やし、余分な水分や塩分を排泄する働きがあります。

イルトラ配合錠LDの用途

イルトラ配合錠LDの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

血中尿酸値上昇、発疹、光線過敏症、動悸、起立性低血圧、めまい、しびれ感、頭痛、腹痛、ビリルビン上昇、尿中蛋白陽性

起こる可能性のある重大な副作用

血管浮腫、顔面腫脹、腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹、ショック、失神、意識消失、冷感、嘔吐、高カリウム血症、低ナトリウム血症、倦怠感、食欲不振、嘔気、痙攣、意識障害、腎不全、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇、低血糖、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、横紋筋融解症、筋肉痛、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、再生不良性貧血、間質性肺炎

上記以外の副作用

好酸球増加、赤血球減少、白血球減少、血清脂質増加、高尿酸血症、血清カリウム上昇、咳嗽、頻尿、浮腫、過敏症、じん麻疹、そう痒、顔面潮紅、血圧低下、頻脈、徐脈、心室性期外収縮、心房細動、もうろう感、眠気、不眠、知覚異常、悪心、便秘、下痢、胸やけ、口渇、腹部不快感、膵炎、唾液腺炎、LDH上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、尿沈渣異常、白血球増加、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、紫斑、代謝異常、低カリウム血症、低クロール性アルカローシス、血中カルシウム上昇、電解質失調、コレステロール上昇、高血糖症、視力異常、霧視、黄視症、胸痛、ほてり、味覚異常、発熱、関節痛、筋痛、背部痛、筋力低下、総蛋白減少、CRP上昇、性機能異常、鼻閉、全身性紅斑性狼瘡悪化、筋痙攣、耳鳴

イルトラ配合錠LDの用法・用量

  • 成人には1日1回1錠(イルベサルタン/トリクロルメチアジドとして100mg/1mg)を経口投与する
  • 本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

イルトラ配合錠LDの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 急性腎不全
    • 透析中
    • 無尿
    • 体液中のカリウム減少
    • 体液中のナトリウム減少
    • デスモプレシン酢酸塩水和物投与中<男性における夜間多尿による夜間頻尿>
    • アリスキレンフマル酸塩投与中
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 血清クレアチニン値が2.0mg/dLを超える腎機能障害
    • 手術前24時間
    • 心疾患のある高齢者
    • 嘔吐
    • 肝疾患
    • 肝障害
    • 血清カリウム値異常
    • 下痢
    • 厳重な減塩療法中
    • 高カルシウム血症
    • 交感神経切除後
    • 高尿酸血症
    • 腎機能障害
    • 進行した肝硬変症
    • 痛風
    • 糖尿病
    • 脳血管障害
    • 副甲状腺機能亢進症
    • 重篤な脳動脈硬化症
    • 胆汁性肝硬変
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • コントロール不良の糖尿病
    • 胆汁うっ滞
    • 重篤な冠動脈硬化症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

イルトラ配合錠LDの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アリスキレンフマル酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
デスモプレシン酢酸塩水和物<男性における夜間多尿による夜間頻尿> 低ナトリウム血症
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤> 血清カリウム値が上昇
降圧利尿剤 一過性の急激な血圧低下
フロセミド 一過性の急激な血圧低下
ACE阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
エナラプリル 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
イミダプリル 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
非ステロイド系抗炎症剤 降圧作用が減弱、更に腎機能が悪化、利尿降圧作用が減弱
ロキソプロフェン 降圧作用が減弱、更に腎機能が悪化、利尿降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 降圧作用が減弱、更に腎機能が悪化、利尿降圧作用が減弱
コレスチラミン<経口> 利尿降圧作用が減弱
バルビツール酸誘導体 起立性低血圧を増強
アヘンアルカロイド系麻薬 起立性低血圧を増強
エタノール摂取 起立性低血圧を増強
カテコールアミン製剤 作用を減弱
ノルエピネフリン 作用を減弱
エピネフリン 作用を減弱
非脱分極性筋弛緩剤 麻痺作用を増強
ツボクラリン塩化物 麻痺作用を増強
血圧降下剤 降圧作用を増強
β-遮断剤 降圧作用を増強
ジギタリス剤 心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒
ジゴキシン 心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒
ジギトキシン 心臓に対する作用を増強しジギタリス中毒
糖質副腎皮質ホルモン剤 低カリウム血症
ACTH 低カリウム血症
グリチルリチン製剤 血清カリウム値の低下
カンゾウ含有製剤 血清カリウム値の低下
糖尿病用薬 作用を著しく減弱
スルホニルウレア系薬剤 作用を著しく減弱
インスリン製剤 作用を著しく減弱
リチウム製剤 中毒、中毒<振戦・消化器愁訴等>が増強
炭酸リチウム 中毒、中毒<振戦・消化器愁訴等>が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

イルトラ配合錠LDと主成分が同じ薬

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    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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イルトラ配合錠LDに関係する解説

ARB・利尿薬配合剤

  • イルトラ配合錠LDは、ARB・利尿薬配合剤に分類される。
  • ARB・利尿薬配合剤とは、血圧上昇などの要因となる体内物質(アンジオテンシンII)の受容体阻害作用とナトリウムや水分を尿として排出する利尿作用により、降圧作用などをあらわす薬。

ARB・利尿薬配合剤の代表的な商品名

  • プレミネント配合錠
  • エカード配合錠
  • コディオ配合錠
  • ミコンビ配合錠
  • イルトラ配合錠
ARB・利尿薬配合剤についての詳しい解説を見る