処方薬
アムバロ配合錠「TCK」
後発

アムバロ配合錠「TCK」の基本情報

アムバロ配合錠「TCK」の概要

商品名 アムバロ配合錠「TCK」
一般名 バルサルタン・アムロジピンベシル酸塩配合剤錠
薬価・規格 19.0円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 辰巳化学
ブランド アムバロ配合錠「TCK」 他
YJコード 2149114F1099
レセプト電算コード 622451501
識別コード アムバロ@TCK
添付文書PDFファイル

アムバロ配合錠「TCK」の主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえるとともに、血管や心臓の筋肉を収縮させるカルシウムの働きをおさえて血管をひろげる働きがあります。

アムバロ配合錠「TCK」の用途

アムバロ配合錠「TCK」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、糖尿病、発疹、皮膚そう痒症、蕁麻疹、頭痛、頭重、傾眠、不眠症、錯感覚、末梢神経障害

起こる可能性のある重大な副作用

血管浮腫、顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹、劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸、腎不全、高カリウム血症、ショック、失神、意識消失、冷感、嘔吐、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、間質性肺炎、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、低血糖、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害、房室ブロック、徐脈、めまい、横紋筋融解症、筋肉痛、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、天疱瘡、類天疱瘡、水疱、びらん

上記以外の副作用

貧血、好酸球数増加、白血球数増加、期外収縮、心房細動、動悸、低血圧、ほてり、便秘、下痢、腹痛、口内炎、消化不良、腹部膨満、胃腸炎、γ-GTP増加、ALT増加、AST増加、血中ビリルビン増加、鼻咽頭炎、尿中血陽性、頻尿、血中クレアチニン増加、尿中蛋白陽性、高脂血症、高尿酸血症、腰背部痛、筋痙縮、CK増加、耳鳴、無力症、けん怠感、紅斑、脱毛症、多汗症、皮膚変色、光線過敏症、過敏症、しびれ、味覚異常、異常感覚、気分動揺、不安、振戦、錐体外路症状、紫斑、頻脈、洞房ブロック、洞停止、起立性低血圧、血管炎、嘔気、膵炎、口内乾燥、排便回数増加、腹水、ALP増加、LDH増加、咽喉頭疼痛、疼痛、鼻出血、排尿障害、多尿、BUN増加、尿管結石、食欲不振、高血糖、総蛋白減少、尿中ブドウ糖陽性、血中カリウム減少、低ナトリウム血症、関節痛、関節腫脹、筋緊張亢進、四肢重感、胸痛、疲労、口渇、体重増加、体重減少、視力異常、視覚障害、歯肉肥厚、女性化乳房、勃起障害、インフルエンザ

アムバロ配合錠「TCK」の用法・用量

  • 成人には1日1回1錠(バルサルタンとして80mg及びアムロジピンとして5mg)を経口投与する
  • 本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない
  • (用法及び用量に関連する注意)次のバルサルタンとアムロジピンベシル酸塩の用法・用量を踏まえ、患者毎に本剤の適応を考慮すること
  • バルサルタン通常、成人にはバルサルタンとして40~80mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状に応じて適宜増減するが、1日160mgまで増量できる
  • アムロジピンベシル酸塩〈高血圧症〉通常、成人にはアムロジピンとして2.5~5mgを1日1回経口投与する
    • なお、症状に応じ適宜増減するが、効果不十分な場合には1日1回10mgまで増量することができる
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アムバロ配合錠「TCK」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • アリスキレンフマル酸塩投与中
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 手術前24時間
    • 肝障害
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 重篤な腎機能障害
    • 腎機能障害
    • 脳血管障害
    • 胆汁性肝硬変
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 血清クレアチニン値3.0mg/dL以上
    • コントロール不良の糖尿病
    • 胆汁うっ滞

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アムバロ配合錠「TCK」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アリスキレンフマル酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
ACE阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
降圧利尿剤 一過性の急激な血圧低下<失神及び意識消失等を伴う>
フロセミド 一過性の急激な血圧低下<失神及び意識消失等を伴う>
トリクロルメチアジド 一過性の急激な血圧低下<失神及び意識消失等を伴う>
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤> 血清カリウム値が上昇
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール 血清カリウム値が上昇
シクロスポリン 血清カリウム値が上昇
トリメトプリム 血清カリウム値が上昇
スルファメトキサゾール・トリメトプリム 血清カリウム値が上昇
非ステロイド系抗炎症剤 バルサルタンの降圧作用が減弱、腎機能を悪化
インドメタシン製剤 バルサルタンの降圧作用が減弱、腎機能を悪化
ビキサロマー<服用> バルサルタンの血中濃度が約30~40%に低下、バルサルタンの作用が減弱
リチウム製剤 中毒
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 アムロジピンの血中濃度が上昇
エリスロマイシン アムロジピンの血中濃度が上昇
ジルチアゼム アムロジピンの血中濃度が上昇
リトナビル アムロジピンの血中濃度が上昇
イトラコナゾール アムロジピンの血中濃度が上昇
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 アムロジピンの血中濃度が低下
リファンピシン類 アムロジピンの血中濃度が低下
降圧作用を有する薬剤 降圧作用が増強
シンバスタチン AUCが77%上昇
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇し腎障害等のタクロリムスの副作用が発現

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース

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アムバロ配合錠「TCK」に関係する解説

ARB・カルシウム拮抗薬配合剤

  • アムバロ配合錠「TCK」は、ARB・カルシウム拮抗薬配合剤に分類される。
  • ARB・カルシウム拮抗薬配合剤とは、血圧上昇などの要因となる体内物質(アンジオテンシンII)の受容体阻害作用と血管収縮に関与するカルシウムイオンの細胞内への流入を阻害する作用により、降圧作用をなどをあらわす薬。

ARB・カルシウム拮抗薬配合剤の代表的な商品名

  • エックスフォージ配合錠
  • レザルタス配合錠
  • ユニシア配合錠
  • ミカムロ配合錠
  • アイミクス配合錠
  • ザクラス配合錠
  • アテディオ配合錠
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