処方薬
アジルバ錠10mg
先発

アジルバ錠10mgの基本情報

アジルバ錠10mgの概要

商品名 アジルバ錠10mg
一般名 アジルサルタン錠
薬価・規格 55.1円 (10mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 武田薬品
ブランド アジルバ錠20mg 他
YJコード 2149048F3025
レセプト電算コード 622341401
識別コード @A1
添付文書PDFファイル

アジルバ錠10mgの主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえます。

アジルバ錠10mgの用途

アジルバ錠10mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

めまい、頭痛、代謝異常、血中カリウム上昇、血中尿酸上昇、下痢、BUN上昇、クレアチニン上昇、血中CK上昇、過敏症、発疹

起こる可能性のある重大な副作用

血管浮腫、顔面腫脹、腫脹、口唇腫脹、舌腫脹、咽頭腫脹、喉頭腫脹、ショック、失神、意識消失、冷感、嘔吐、急性腎障害、高カリウム血症、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇

上記以外の副作用

湿疹、そう痒、咳嗽

アジルバ錠10mgの用法・用量

  • 〈成人〉通常、成人にはアジルサルタンとして20mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は40mgとする
  • 〈小児〉通常、6歳以上の小児には、アジルサルタンとして体重50kg未満の場合は2.5mg、体重50kg以上の場合は5mgの1日1回経口投与から開始する
    • なお、年齢、体重、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は体重50kg未満の場合は20mg、体重50kg以上の場合は40mgとする
  • (用法及び用量に関連する注意)成人では、本剤の降圧効果を考慮し、本剤適用の可否を慎重に判断するとともに、20mgより低用量からの開始も考慮すること〔17.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アジルバ錠10mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • アリスキレンフマル酸塩投与中
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 手術前24時間
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 重篤な腎機能障害
    • eGFR 15mL/min/1.73㎡未満
    • 腎機能障害
    • 高度肝機能障害
    • 脳血管障害
    • 薬剤過敏症
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • 中等度肝機能障害
    • コントロール不良の糖尿病
    • 血清カリウム値を上昇させる可能性がある薬剤と併用する小児等
    • 腎機能に影響を及ぼす状態の小児等
    • 脱水状態の小児等
    • 透析を受けている小児等
    • 発熱状態の小児等
    • eGFRが30mL/min/1.73㎡未満の小児等
    • Child-Pugh分類スコア:10以上
    • Child-Pugh分類スコア:7~9

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アジルバ錠10mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アリスキレンフマル酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
エプレレノン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤> 血清カリウム値が上昇
降圧利尿剤 降圧作用が増強
フロセミド 降圧作用が増強
トリクロルメチアジド 降圧作用が増強
ACE阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
リチウム製剤 中毒
非ステロイド系抗炎症剤 降圧作用が減弱、さらに腎機能が悪化
インドメタシン製剤 降圧作用が減弱、さらに腎機能が悪化

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アジルバ錠10mgに関係する解説

ARB

  • アジルバ錠10mgは、ARBに分類される。
  • ARBとは、血圧を上昇に深く関わる体内物質アンジオテンシンIIの働きを抑えることで降圧作用などをあらわす薬。

ARBの代表的な商品名

  • ニューロタン
  • ブロプレス
  • ディオバン
  • オルメテック
  • ミカルディス
  • アバプロ、イルベタン
  • アジルバ
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