処方薬
ラジレス錠150mg
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ラジレス錠150mgの基本情報

ラジレス錠150mgの概要

商品名 ラジレス錠150mg
一般名 アリスキレンフマル酸塩錠
薬価・規格 98.1円 (150mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 オーファンパシフィック
YJコード 2149047F1028
レセプト電算コード 621932501
識別コード NVR
添付文書PDFファイル

ラジレス錠150mgの主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえます。

ラジレス錠150mgの用途

ラジレス錠150mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

貧血、血中トリグリセリド増加、血中尿酸増加、頭痛、めまい、低血圧、下痢、嘔吐、悪心、肝機能異常、ALT増加

起こる可能性のある重大な副作用

重篤な高カリウム血症、重篤な腎機能障害、慢性腎不全増悪、血管浮腫、呼吸困難、嚥下困難、顔面腫脹、口唇腫脹、咽頭腫脹、舌腫脹、四肢腫脹、アナフィラキシー、喘鳴、蕁麻疹

上記以外の副作用

γ-GTP増加、発疹、血中クレアチニン増加、尿中血陽性、尿中蛋白陽性、CK増加、血中カリウム増加、末梢性浮腫、低ナトリウム血症、皮膚そう痒症、紅斑、BUN増加

ラジレス錠150mgの用法・用量

  • 通常、成人にはアリスキレンとして150mgを1日1回経口投与する
    • なお、効果不十分な場合は、300mgまで増量することができる
  • (用法及び用量に関連する注意)本剤服用時期は患者ごとに食後又は食前(空腹時)のいずれかに規定し、原則として毎日同じ条件で服用するよう指導すること
    • なお、本剤は、食前(空腹時)投与で食後投与に比べ血中濃度が高くなること等を踏まえ、食後投与での開始を考慮すること
  • 本剤服用時期を変更する場合には症状の変化に特に注意すること〔16.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ラジレス錠150mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • イトラコナゾール投与中
    • アンジオテンシン変換酵素阻害剤投与中
    • シクロスポリン投与中
    • アンジオテンシン2受容体拮抗剤投与中
    • サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物投与中
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 片側性腎動脈狭窄
    • 腎機能障害
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 体液量減少
    • 塩分減少
    • 高用量の利尿剤投与中

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ラジレス錠150mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇
シクロスポリン 本剤の血中濃度が上昇
P-糖蛋白質を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇
ベラパミル 本剤の血中濃度が上昇
アトルバスタチン 本剤の血中濃度が上昇
バルベナジン 本剤の血中濃度が上昇
ACE阻害剤 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、血清カリウム値が上昇、腎機能を悪化、低血圧
カプトプリル 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、血清カリウム値が上昇、腎機能を悪化、低血圧
エナラプリル 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、血清カリウム値が上昇、腎機能を悪化、低血圧
アラセプリル 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、血清カリウム値が上昇、腎機能を悪化、低血圧
塩酸イミダプリル 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
キナプリル塩酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
シラザプリル水和物 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
塩酸テモカプリル 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
デラプリル塩酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
トランドラプリル 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
塩酸ベナゼプリル 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
ペリンドプリルエルブミン 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
リシノプリル 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、血清カリウム値が上昇、腎機能を悪化、低血圧
バルサルタン 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、血清カリウム値が上昇、腎機能を悪化、低血圧
アジルサルタン 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、血清カリウム値が上昇、腎機能を悪化、低血圧
オルメサルタン 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、血清カリウム値が上昇、腎機能を悪化、低血圧
イルベサルタン 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
カンデサルタン 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
テルミサルタン 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
ロサルタン 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加
アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、低血圧、腎機能障害、高カリウム血症
サクビトリルバルサルタンナトリウム水和物 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、低血圧、腎機能障害、高カリウム血症
フロセミド 当該薬剤の効果が減弱、Cmaxが49%・AUCが28%低下
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
塩化カリウム<補給剤> 血清カリウム値が上昇
抗アルドステロン剤 血清カリウム値が上昇
エプレレノン 血清カリウム値が上昇
レニン-アンジオテンシン系阻害剤 血清カリウム値が上昇、高カリウム血症が発現又は増悪、腎機能を悪化、低血圧
V2-受容体拮抗剤 血清カリウム値が上昇
トルバプタン 血清カリウム値が上昇
非ステロイド系抗炎症剤 腎機能を悪化、本剤の降圧作用が減弱
COX-2選択的阻害剤 腎機能を悪化、本剤の降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 腎機能を悪化、本剤の降圧作用が減弱

ラジレス錠150mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 98.1円 (150mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 オーファンパシフィック
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ラジレス錠150mgに関係する解説

直接的レニン阻害薬

  • ラジレス錠150mgは、直接的レニン阻害薬に分類される。
  • 直接的レニン阻害薬とは、レニンという酵素の働きを阻害することで、血圧を上昇させる体内物質(アンジオテンシン)の産生を抑え、血圧を下げる薬。

直接的レニン阻害薬の代表的な商品名

  • ラジレス
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