処方薬
カンデサルタン錠8mg「YD」
後発

カンデサルタン錠8mg「YD」の基本情報

カンデサルタン錠8mg「YD」の概要

商品名 カンデサルタン錠8mg「YD」
一般名 カンデサルタンシレキセチル8mg錠
薬価・規格 13.0円 (8mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 陽進堂
ブランド カンデサルタン錠2mg「YD」 他
YJコード 2149040F3142
レセプト電算コード 622367601
識別コード カンデサルタンYD8
添付文書PDFファイル

カンデサルタン錠8mg「YD」の主な効果と作用

  • 息切れ、むくみなどの心不全の症状をやわらげるお薬です。
  • 血圧を下げるお薬です。
  • 血圧を上げる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえます。
  • 心臓の働きを助け、心不全を悪化させる物質(アンジオテンシンⅡ)の働きをおさえます。

カンデサルタン錠8mg「YD」の用途

カンデサルタン錠8mg「YD」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

γ-GTP上昇、ふらつき、立ちくらみ、貧血、BUN上昇、クレアチニン上昇、血中カリウム上昇、血中CK上昇、血中尿酸上昇、低血圧、浮腫

起こる可能性のある重大な副作用

血管浮腫、顔面腫脹、腫脹、口唇腫脹、舌腫脹、咽頭腫脹、喉頭腫脹、ショック、失神、意識消失、冷感、嘔吐、急性腎障害、高カリウム血症、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、無顆粒球症、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、間質性肺炎、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、低血糖、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害

上記以外の副作用

咳、過敏症、発疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒、光線過敏症、めまい、動悸、ほてり、期外収縮、頭痛、頭重感、不眠、眠気、舌のしびれ感、しびれ感、悪心、食欲不振、胃部不快感、心窩部痛、下痢、口内炎、味覚異常、Al-P上昇、LDH上昇、白血球減少、白血球増多、好酸球増多、血小板減少、蛋白尿、倦怠感、鼻出血、頻尿、総コレステロール上昇、CRP上昇、血清総タンパク減少、低ナトリウム血症、徐脈、便秘、胃潰瘍、口渇、視覚異常、耳鳴、心房細動、四肢のしびれ感、腰背部痛

カンデサルタン錠8mg「YD」の用法・用量

  • 〈高血圧症〉成人通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4~8mgを経口投与し、必要に応じ12mgまで増量する
  • ただし、腎障害を伴う場合には、1日1回2mgから投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する
  • 小児通常、1歳以上6歳未満の小児には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして0.05~0.3mg/kgを経口投与する
  • 通常、6歳以上の小児には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして2~8mgを経口投与し、必要に応じ12mgまで増量する
  • ただし、腎障害を伴う場合には、低用量から投与を開始し、必要に応じて8mgまで増量する
  • 〈腎実質性高血圧症〉通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして2mgから経口投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量する
  • 〈次記の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の投与が適切でない場合/慢性心不全(軽症~中等症)〉通常、成人には1日1回カンデサルタン シレキセチルとして4mgから経口投与を開始し、必要に応じ8mgまで増量できる
    • なお、原則として、アンジオテンシン変換酵素阻害剤以外による基礎治療は継続すること
  • (用法及び用量に関連する注意)〈高血圧症〉小児に投与する場合には、成人の用量を超えないこと
  • 〈慢性心不全〉投与開始時の収縮期血圧120mmHg未満の患者、腎障害を伴う患者、利尿剤を併用している患者、心不全の重症度の高い患者には、2mg/日から投与を開始すること
  • 慢性心不全の場合、2mg/日投与は、低血圧関連の副作用に対する忍容性を確認する目的であるので4週間を超えて行わないこと
  • 慢性心不全の場合、本剤の投与により、一過性の急激な血圧低下を起こす場合があるので、初回投与時、及び4mg/日、8mg/日への増量時には、血圧等の観察を十分に行うこと〔9.1.3、9.1.4、9.1.7、9.1.8、9.2.1、9.2.2、10.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

カンデサルタン錠8mg「YD」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • アリスキレンフマル酸塩投与中
    • 高カリウム血症
    • 両側性腎動脈狭窄
    • 片腎で腎動脈狭窄
    • 手術前24時間
    • 肝機能障害
    • 血液透析中
    • 厳重な減塩療法中
    • 腎機能障害
    • 腎障害
    • 心不全
    • 低血圧
    • 低ナトリウム血症
    • 薬剤過敏症
    • 糸球体ろ過量<GFR>が30mL/min/1.73㎡未満の小児等
    • 大動脈弁狭窄症
    • 閉塞性肥大型心筋症
    • 血清カリウム値が高くなりやすい
    • コントロール不良の糖尿病
    • NYHA心機能分類3等の比較的重症度の高い慢性心不全
    • NYHA心機能分類4の慢性心不全
    • 収縮期血圧120mmHg未満
    • 心不全の重症度の高い
    • アンジオテンシン変換酵素阻害剤の効果が不十分
    • アンジオテンシン変換酵素阻害剤と本剤を併用
    • 利尿剤を併用
    • 血清カリウム値を上昇させる可能性がある薬剤と併用する小児等
    • 腎機能に影響を及ぼす状態の小児等
    • 脱水状態の小児等
    • 発熱状態の小児等

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

カンデサルタン錠8mg「YD」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アリスキレンフマル酸塩 非致死性脳卒中・腎機能障害・高カリウム血症及び低血圧のリスク増加、腎機能障害、高カリウム血症、低血圧
カリウム保持性利尿剤 血清カリウム値が上昇、立ちくらみ・ふらつき及び低血圧の発現頻度が高くかつ程度が高い、腎機能低下、貧血
スピロノラクトン 血清カリウム値が上昇
トリアムテレン 血清カリウム値が上昇
エプレレノン 血清カリウム値が上昇
カリウム補給剤 血清カリウム値が上昇
利尿剤 降圧作用が増強
フロセミド 降圧作用が増強
トリクロルメチアジド 降圧作用が増強
ACE阻害剤 腎機能障害、高カリウム血症、低血圧、立ちくらみ・ふらつき及び低血圧の発現頻度が高くかつ程度が高い、腎機能低下、貧血
リチウム製剤 中毒
β-遮断剤 立ちくらみ・ふらつき及び低血圧の発現頻度が高くかつ程度が高い、腎機能低下、貧血
ループ利尿剤 立ちくらみ・ふらつき及び低血圧の発現頻度が高くかつ程度が高い、腎機能低下、貧血
非ステロイド系抗炎症剤 降圧作用が減弱、さらに腎機能が悪化
インドメタシン製剤 降圧作用が減弱、さらに腎機能が悪化

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カンデサルタン錠8mg「YD」に関係する解説

ARB

  • カンデサルタン錠8mg「YD」は、ARBに分類される。
  • ARBとは、血圧を上昇に深く関わる体内物質アンジオテンシンIIの働きを抑えることで降圧作用などをあらわす薬。

ARBの代表的な商品名

  • ニューロタン
  • ブロプレス
  • ディオバン
  • オルメテック
  • ミカルディス
  • アバプロ、イルベタン
  • アジルバ
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