処方薬
ハイパジールコーワ錠3
先発

ハイパジールコーワ錠3の基本情報

ハイパジールコーワ錠3の概要

商品名 ハイパジールコーワ錠3
一般名 ニプラジロール錠
薬価・規格 25.2円 (3mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 興和
ブランド ハイパジールコーワ点眼液0.25% 他
YJコード 2149021F1031
レセプト電算コード 610453089
識別コード 530
添付文書PDFファイル

ハイパジールコーワ錠3の主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 心臓の負担を少なくし、心拍数を下げる働きがあります。
  • 心臓に働いて血液の拍出量を減らしたり、血管をひろげて、血圧を下げる働きがあります。
  • 胸の圧迫感や胸痛といった狭心症などの発作を予防またはやわらげるお薬です。

ハイパジールコーワ錠3の用途

ハイパジールコーワ錠3の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

徐脈、めまい、ふらつき、頭痛、頭重、脱力倦怠感、涙液分泌減少、過敏症、発疹、そう痒感、しびれ感

起こる可能性のある重大な副作用

心不全、完全房室ブロック、洞停止、高度徐脈

上記以外の副作用

もうろう状態、眠気、不眠、霧視、耳鳴、味覚障害、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部不快感、胸やけ、下痢、便秘、口渇、AST上昇、ALT上昇、γGTP上昇、LAP上昇、LDH上昇、尿酸値上昇、CK上昇、AL-P上昇、糖尿病悪化、高脂血症、末梢循環障害、胸痛、心胸郭比増大、動悸、不整脈、不整脈感、房室解離、PQ延長、熱感、浮腫、喘息様症状、息切れ、咳、咽頭不快感、鼻閉、鼻出血、白血球増多、白血球減少、好酸球増多、血小板減少、BUN上昇、尿量減少、クレアチニン上昇、睾丸痛、性欲亢進、発汗、四肢疼痛、肩こり、頚部硬直、嗄声

ハイパジールコーワ錠3の用法・用量

  • 通常成人にはニプラジロールとして、1日6~12mgを1日2回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高用量は1日18mgとする
  • (用法及び用量に関連する注意)褐色細胞腫又はパラガングリオーマのある患者では、α遮断薬で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断薬を併用すること〔2.7、9.1.7参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ハイパジールコーワ錠3の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 著しい洞性徐脈
    • 肺高血圧による右心不全
    • 気管支痙攣
    • 気管支喘息
    • 心原性ショック
    • 代謝性アシドーシス
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 洞房ブロック
    • 高度徐脈
    • 未治療の褐色細胞腫
    • 未治療のパラガングリオーマ
    • ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中
    • リオシグアト投与中
    • うっ血性心不全
    • 房室ブロック<2・3度>
    • 手術前24時間
    • 褐色細胞腫
    • 間欠性跛行症
    • 甲状腺中毒症
    • コントロール不十分な糖尿病
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 徐脈
    • 長期間絶食状態
    • 特発性低血糖症
    • 房室ブロック<1度>
    • 末梢循環障害
    • レイノー症候群
    • 異型狭心症
    • パラガングリオーマ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ハイパジールコーワ錠3の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
PDE5阻害薬 降圧作用が増強され過度に血圧を低下
シルデナフィル 降圧作用が増強され過度に血圧を低下
塩酸バルデナフィル 降圧作用が増強され過度に血圧を低下
タダラフィル 降圧作用が増強され過度に血圧を低下
リオシグアト 降圧作用が増強され過度に血圧を低下
交感神経遮断剤 過剰の交感神経抑制
レセルピン 過剰の交感神経抑制
血糖降下剤 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
インスリン製剤 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
アセトヘキサミド 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
カルシウム拮抗剤 徐脈・房室ブロック等の伝達障害、うっ血性心不全
ベラパミル 徐脈・房室ブロック等の伝達障害、うっ血性心不全
ジルチアゼム 徐脈・房室ブロック等の伝達障害、うっ血性心不全
クロニジン 投与中止後のリバウンド現象を増強
クラス1抗不整脈剤 過度の心機能抑制
ジソピラミド 過度の心機能抑制
プロカインアミド 過度の心機能抑制
ジギタリス剤 心刺激伝導障害
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱
ベルイシグアト 症候性低血圧
降圧作用を有する薬剤 降圧作用が増強
血圧降下剤 降圧作用が増強
硝酸剤 降圧作用が増強

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ハイパジールコーワ錠3に関係する解説

β遮断薬

  • ハイパジールコーワ錠3は、β遮断薬に分類される。
  • β遮断薬とは、交感神経のβ受容体への遮断作用により血圧や心拍数などを抑えることで高血圧、狭心症、頻脈性不整脈などを改善する薬。

β遮断薬の代表的な商品名

  • インデラル
  • テノーミン
  • メインテート、ビソノ
  • セロケン、ロプレソール
  • ハイパジール
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