処方薬
デタントール錠1mg
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デタントール錠1mgの添付文書

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効果・効能

本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症。

用法・用量

ブナゾシン塩酸塩として1日1.5mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1日3~6mgに漸増し、1日2~3回に分割し食後経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は12mgまでとする。

副作用

総症例11,025例中、296例(2.68%)の副作用が報告されている(再審査終了時)。

  1. 重大な副作用

    失神、意識喪失:失神(0.1%未満)、意識喪失(頻度不明)(多くは一過性の血圧低下による)が現れることがあるので、そのような場合には本剤の投与を中止し、仰臥位をとらせるなど適切な処置を行う。

  2. その他の副作用

    1. 精神神経系:(0.1~5%未満)眩暈、頭痛、倦怠感、眠気、(0.1%未満)頭重、しびれ感、意識低下、耳鳴、(頻度不明)脱力感、不眠。
    2. 循環器:(0.1~5%未満)動悸、立ちくらみ、起立性低血圧、(0.1%未満)頻脈、胸部不快感、胸部圧迫感、(頻度不明)低血圧。
    3. 消化器:(0.1~5%未満)悪心、口渇、(0.1%未満)腹痛、胃部不快感、下痢、便秘、食欲不振、嘔吐。
    4. 肝臓:(0.1%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)等、(頻度不明)γ-GTP上昇等。
    5. 泌尿器:(0.1%未満)頻尿、(頻度不明)尿失禁、夜間尿。
    6. 過敏症:(0.1%未満)発疹、そう痒[このような場合には投与を中止する]。
    7. その他:(0.1~5%未満)鼻閉、浮腫、(0.1%未満)顔面潮紅、肩こり、かすみ目、発汗、息苦しさ、(頻度不明)のぼせ。

使用上の注意

(禁忌)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

(慎重投与)

  1. 肝障害のある患者[本剤は主として肝で抱合を受けて糞中に排泄されるので、肝機能の低下している患者では血中濃度が上昇する恐れがある]。

  2. 腎機能障害のある患者[腎機能障害者では最高血中濃度が上昇することがある]。

  3. 高齢者。

  4. ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤投与中の患者。

(重要な基本的注意)

  1. 投与初期又は用量の急増時等に起立性低血圧に基づく立ちくらみ、眩暈等が現れることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する人には注意を与える。

  2. 起立性低血圧が現れることがあるので、臥位のみならず立位又は座位で血圧測定を行い、体位変換による血圧変化を考慮し、座位にて血圧をコントロールする。

  3. 投与初期又は用量の急増時等に立ちくらみ、眩暈、悪心、また、胸部不快感、呼吸困難等が現れることがあるので、その際は仰臥位をとらせるなどの適切な措置を講ずる(また必要に応じて対症療法を行う)。

(相互作用)

併用注意:

  1. 利尿剤、他の降圧剤[作用が増強される恐れがあるので、減量するなど注意する(相加的な降圧作用の増強による)]。

  2. リファンピシン[本剤の作用が減弱することがある(相手薬剤の肝薬物代謝酵素誘導により、本剤の血中濃度が低下することがある)]。

  3. ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤(バルデナフィル塩酸塩水和物、シルデナフィルクエン酸塩等)[併用により症候性低血圧が現れるとの報告がある(相手薬剤の血管拡張作用により、本剤の降圧作用が増強される恐れがある)]。

(高齢者への投与)

高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こる恐れがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

  1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている]。

  2. 授乳中の婦人に投与する場合には授乳を中止させることが望ましい[動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告されている]。

(小児等への投与)

小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

(適用上の注意)

薬剤交付時(錠):PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜に刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

(その他の注意)

  1. 類似化合物(プラゾシン塩酸塩)で腎及びその他の動脈狭窄のある高血圧、脚部及びその他の動脈瘤のある高血圧等の血管障害のある高血圧患者で、急性熱性多発性関節炎がみられた1例報告がある。

  2. α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)が現れるとの報告がある。

(保管上の注意)

外箱開封後、遮光(光により退色することがある)。