ダイアモックス末 - 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
処方薬
ダイアモックス末

ダイアモックス末の基本情報

ダイアモックス末の概要

商品名 ダイアモックス末
一般名 アセタゾラミド
薬価・規格 90.1円 (1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 末
内用薬 > 散剤 > 末のアイコン
製造会社 三和化学研究所
ブランド ダイアモックス末 他
YJコード 2134001X1029
レセプト電算コード 612130346
添付文書PDFファイル

ダイアモックス末の主な効果と作用

  • けいれんなどの発作をおさえるお薬です。
  • メニエル病で起きるめまいや耳なりをやわらげるお薬です。
  • 眼圧を下げる働きがあります。
  • 腎臓に働いて尿の量を増やし、余分な水分や塩分を排泄する働きがあります。
  • むくみをとるお薬です。
  • 脳に働いて、神経の異常な興奮をおさえる働きがあります。
  • 緑内障を治療するお薬です。
  • 血液が酸性に傾いている状態を改善するお薬です。
  • 呼吸を促すことにより、血液中の酸素量を増やし、二酸化炭素量を減らす働きがあります。

ダイアモックス末の用途

ダイアモックス末の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、代謝異常、高尿酸血症、血糖値上昇、血糖値低下、光線過敏症、過敏症、発疹、食欲不振、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

代謝性アシドーシス、電解質異常、低カリウム血症、低ナトリウム血症、ショック、アナフィラキシー、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、血圧低下、呼吸困難、蕁麻疹、再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、骨髄機能低下、白血球減少、血小板減少、血小板減少性紫斑病、発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状、重篤な血液障害、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎、急性腎障害、腎結石、尿路結石、血尿、結晶尿、乏尿、精神錯乱、痙攣、中枢神経症状、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇

上記以外の副作用

下痢、腹痛、便秘、味覚異常、知覚異常、しびれ、麻痺、めまい、興奮、いらいら感、うつ状態、傾眠、見当識障害、振戦、一過性近視、聴覚障害、多尿、尿糖、倦怠感、潮紅

ダイアモックス末の用法・用量

  • 〈緑内障〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日250~1000mgを分割経口投与する
  • 〈てんかん(他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加)〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日250~750mgを分割経口投与する
  • 〈肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善、心性浮腫、肝性浮腫〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日1回250~500mgを経口投与する
  • 〈月経前緊張症〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日1回125~375mgを月経前5~10日間又は症状が発現した日から経口投与する
  • 〈メニエル病及びメニエル症候群〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日1回250~750mgを経口投与する
    • なお、いずれの場合も、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ダイアモックス末の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アジソン病
    • 過敏症
    • 肝硬変
    • 急性腎不全
    • 高度肝機能障害
    • 副腎機能不全
    • 慢性閉塞隅角緑内障
    • 無尿
    • 体液中のカリウム減少
    • 体液中のナトリウム減少
    • 進行した肝疾患
    • 高クロール血症性アシドーシス
    • 腎機能低下した高齢者
    • 肝機能障害
    • 肝疾患
    • 減塩療法時
    • 重篤な高炭酸ガス血症
    • 重篤な腎障害
    • 耐糖能異常
    • 糖尿病
    • 重篤な脳動脈硬化症
    • 重篤な冠動脈硬化症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ダイアモックス末の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
血圧降下剤 作用を増強
ジギタリス剤 心臓への作用を増強
ジゴキシン 心臓への作用を増強
ジギトキシン 心臓への作用を増強
カルバマゼピン 中毒症状
糖質副腎皮質ホルモン剤 過剰のカリウム放出
ACTH 過剰のカリウム放出
塩化アンモニウム 本剤の効果が阻害
アスコルビン酸 腎結石、尿路結石
フェノバルビタール クル病、骨軟化症
フェニトイン クル病、骨軟化症
アスピリン 本剤の副作用が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • ビタミンCを含むもの<アセロラ、パセリ、緑茶、グァバ、海苔 など>

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ダイアモックス末に関係する解説

炭酸脱水酵素阻害薬

  • ダイアモックス末は、炭酸脱水酵素阻害薬に分類される。
  • 炭酸脱水酵素阻害薬とは、眼圧を上げる眼房水の産生を抑えることで、眼圧を下げて緑内障の悪化を防ぐ薬。

炭酸脱水酵素阻害薬の代表的な商品名

  • トルソプト
  • エイゾプト
  • ダイアモックス
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