処方薬
ダイアモックス末

ダイアモックス末の基本情報

ダイアモックス末の概要

商品名 ダイアモックス末
一般名 アセタゾラミド
薬価・規格 85.0円 (1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 末
内用薬 > 散剤 > 末のアイコン
製造会社 三和化学研究所
ブランド ダイアモックス末 他
YJコード 2134001X1029
レセプト電算コード 612130346
添付文書PDFファイル

ダイアモックス末の主な効果と作用

  • けいれんなどの発作をおさえるお薬です。
  • メニエル病で起きるめまいや耳なりをやわらげるお薬です。
  • 眼圧を下げる働きがあります。
  • 腎臓に働いて尿の量を増やし、余分な水分や塩分を排泄する働きがあります。
  • むくみをとるお薬です。
  • 脳に働いて、神経の異常な興奮をおさえる働きがあります。
  • 緑内障を治療するお薬です。
  • 血液が酸性に傾いている状態を改善するお薬です。
  • 呼吸を促すことにより、血液中の酸素量を増やし、二酸化炭素量を減らす働きがあります。

ダイアモックス末の用途

ダイアモックス末の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、代謝異常、高尿酸血症、血糖値上昇、血糖値低下、光線過敏症、過敏症、発疹、食欲不振、悪心、嘔吐

起こる可能性のある重大な副作用

代謝性アシドーシス、電解質異常、低カリウム血症、低ナトリウム血症、ショック、アナフィラキシー、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗、血圧低下、呼吸困難、蕁麻疹、急性呼吸窮迫症候群、肺水腫、急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、両側性びまん性肺浸潤影、胸部X線異常、再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、骨髄機能低下、白血球減少、血小板減少、血小板減少性紫斑病、発熱、咽頭痛、インフルエンザ様症状、重篤な血液障害、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、紅斑、そう痒感、眼充血、口内炎、急性腎障害、腎結石、尿路結石、血尿、結晶尿、乏尿、精神錯乱、痙攣、中枢神経症状、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇

上記以外の副作用

下痢、腹痛、便秘、味覚異常、知覚異常、しびれ、麻痺、めまい、興奮、いらいら感、うつ状態、傾眠、見当識障害、振戦、一過性近視、聴覚障害、多尿、尿糖、倦怠感、潮紅

ダイアモックス末の用法・用量

  • 〈緑内障〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日250~1000mgを分割経口投与する
  • 〈てんかん(他の抗てんかん薬で効果不十分な場合に付加)〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日250~750mgを分割経口投与する
  • 〈肺気腫における呼吸性アシドーシスの改善、心性浮腫、肝性浮腫〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日1回250~500mgを経口投与する
  • 〈月経前緊張症〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日1回125~375mgを月経前5~10日間又は症状が発現した日から経口投与する
  • 〈メニエル病及びメニエル症候群〉通常、成人にはアセタゾラミドとして1日1回250~750mgを経口投与する
    • なお、いずれの場合も、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ダイアモックス末の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アジソン病
    • 過敏症
    • 肝硬変
    • 急性腎不全
    • 高度肝機能障害
    • 副腎機能不全
    • 慢性閉塞隅角緑内障
    • 無尿
    • 体液中のカリウム減少
    • 体液中のナトリウム減少
    • 進行した肝疾患
    • 高クロール血症性アシドーシス
    • 腎機能低下した高齢者
    • 肝機能障害
    • 肝疾患
    • 減塩療法時
    • 重篤な高炭酸ガス血症
    • 重篤な腎障害
    • 耐糖能異常
    • 糖尿病
    • 重篤な脳動脈硬化症
    • 重篤な冠動脈硬化症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ダイアモックス末の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
血圧降下剤 作用を増強
ジギタリス剤 心臓への作用を増強
ジゴキシン 心臓への作用を増強
カルバマゼピン 中毒症状
糖質副腎皮質ホルモン剤 過剰のカリウム放出
ACTH 過剰のカリウム放出
塩化アンモニウム 本剤の効果が阻害
アスコルビン酸 腎結石、尿路結石
フェノバルビタール クル病、骨軟化症
フェニトイン クル病、骨軟化症
アスピリン 本剤の副作用が増強
ビグアナイド系製剤 乳酸アシドーシス、脱水症状
塩酸メトホルミン 乳酸アシドーシス、脱水症状
SGLT2阻害剤 脱水症状、利尿作用が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • ビタミンCを含むもの<アセロラ、パセリ、緑茶、グァバ、海苔 など>

ダイアモックス末と主成分が同じ薬

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ダイアモックス末に関係する解説

炭酸脱水酵素阻害薬

  • ダイアモックス末は、炭酸脱水酵素阻害薬に分類される。
  • 炭酸脱水酵素阻害薬とは、眼圧を上げる眼房水の産生を抑えることで、眼圧を下げて緑内障の悪化を防ぐ薬。

炭酸脱水酵素阻害薬の代表的な商品名

  • トルソプト
  • エイゾプト
  • ダイアモックス
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