処方薬
スピロノラクトン錠25mg「杏林」
後発

スピロノラクトン錠25mg「杏林」の基本情報

スピロノラクトン錠25mg「杏林」の概要

商品名 スピロノラクトン錠25mg「杏林」
一般名 スピロノラクトン25mg錠
薬価・規格 5.7円 (25mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 キョーリンリメディオ
YJコード 2133001F1662
レセプト電算コード 620266148
添付文書PDFファイル

スピロノラクトン錠25mg「杏林」の主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • むくみをとるお薬です。
  • 原発性アルドステロン症の診断に用いたり、症状(高血圧など)を改善するお薬です。
  • 腎臓に働いて尿の量を増やし、余分な水分やナトリウムを排泄する働きがあります。

スピロノラクトン錠25mg「杏林」の用途

スピロノラクトン錠25mg「杏林」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

倦怠感、女性型乳房、乳房腫脹、性欲減退、陰萎、多毛、月経不順、無月経、閉経後出血、音声低音化、発疹

起こる可能性のある重大な副作用

電解質異常、高カリウム血症、低ナトリウム血症、代謝性アシドーシス、不整脈、全身倦怠感、脱力、急性腎不全、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群

上記以外の副作用

蕁麻疹、食欲不振、悪心、嘔吐、口渇、下痢、便秘、心悸亢進、発熱、肝斑、乳房腫瘤、乳房痛、過敏症、そう痒、眩暈、頭痛、四肢しびれ感、神経過敏、うつ状態、不安感、精神錯乱、運動失調、傾眠、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇、BUN上昇、白血球減少、血小板減少、筋痙攣、脱毛

スピロノラクトン錠25mg「杏林」の用法・用量

  • スピロノラクトンとして、通常成人1日50~100mgを分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • ただし、「原発性アルドステロン症の診断および症状の改善」のほかは、他剤と併用することが多い
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

スピロノラクトン錠25mg「杏林」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アジソン病
    • 過敏症
    • 急性腎不全
    • 高カリウム血症
    • 無尿
    • エサキセレノン投与中
    • タクロリムス投与中
    • ミトタン投与中
    • エプレレノン投与中
    • 心疾患がある高齢者
    • 肝機能障害
    • 減塩療法中
    • 重篤な腎障害
    • 重篤な脳動脈硬化症
    • 重篤な冠動脈硬化症

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

スピロノラクトン錠25mg「杏林」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
タクロリムス水和物 高カリウム血症
エプレレノン 高カリウム血症
エサキセレノン 高カリウム血症
カリウム製剤 高カリウム血症
塩化カリウム<製剤> 高カリウム血症
グルコン酸カリウム<製剤> 高カリウム血症
アスパラギン酸カリウム<製剤> 高カリウム血症
ACE阻害剤 高カリウム血症、降圧作用を増強
カプトプリル 高カリウム血症
エナラプリル 高カリウム血症
リシノプリル 高カリウム血症
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 高カリウム血症
ロサルタンカリウム 高カリウム血症
カンデサルタンシレキセチル 高カリウム血症
バルサルタン 高カリウム血症
アリスキレン 高カリウム血症
カリウム保持性利尿剤 高カリウム血症
トリアムテレン 高カリウム血症
カンレノ酸カリウム 高カリウム血症
シクロスポリン 高カリウム血症
ドロスピレノン 高カリウム血症
ミトタン 作用を阻害
血圧降下剤 降圧作用を増強
カルシウム拮抗剤 降圧作用を増強
β-遮断剤 降圧作用を増強
降圧利尿剤 降圧作用を増強
フィネレノン 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大
ノルエピネフリン 血管反応性を低下
乳酸ナトリウムを含有する輸液 アルカリ化作用を減弱
塩化アンモニウム 代謝性アシドーシス
コレスチラミン 代謝性アシドーシス
ジゴキシン 血中濃度が上昇
メチルジゴキシン 血中濃度が上昇
ジギトキシン 作用を増強又は減弱
リチウム製剤 中毒
炭酸リチウム 中毒
非ステロイド系抗炎症剤 カリウム保持性利尿剤との併用によりその降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
インドメタシン製剤 カリウム保持性利尿剤との併用によりその降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
アビラテロン酢酸エステル PSAを上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • カリウムを含むもの<昆布、わかめ、海苔、ひじき、インスタントコーヒー など>

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スピロノラクトン錠25mg「杏林」に関係する解説

カリウム保持性利尿薬

  • スピロノラクトン錠25mg「杏林」は、カリウム保持性利尿薬に分類される。
  • カリウム保持性利尿薬とは、尿を増加させ、体の過剰な水分などを排出し、むくみや血圧などを改善する薬。

カリウム保持性利尿薬の代表的な商品名

  • アルダクトンA
  • トリテレン
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