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ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」
後発

ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」の基本情報

ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」の概要

商品名 ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」
一般名 ピルシカイニド塩酸塩水和物注射液
薬価・規格 408.0円 (50mg5mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 陽進堂
YJコード 2129408A1039
レセプト電算コード 620008228
添付文書PDFファイル

ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」の主な効果と作用

  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。
  • 心臓に直接働いて心臓の筋肉の異常な刺激をおさえ、速くなりすぎた脈を調節する働きがあります。

ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」の用途

ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

房室ブロック、QRS幅増大、QT延長、徐脈、心室性期外収縮、上室性頻拍、胸部不快感、胸痛、血圧低下、心房粗動、上室性期外収縮

起こる可能性のある重大な副作用

心室細動、心室頻拍、Torsades de Pointes、洞停止、完全房室ブロック、失神、心不全、ショック、心停止、急性腎障害

上記以外の副作用

口渇、悪心、嘔吐、ふわふわ感、白血球数減少、白血球数増加、好酸球増加、リンパ球減少、リンパ球増加、AST上昇、ALT上昇、LDH上昇、過敏症、発疹、BUN上昇、クレアチニン上昇、尿蛋白陽性、CK上昇、CPK上昇、全身倦怠感

ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」の用法・用量

  • 1.期外収縮:1回ピルシカイニド塩酸塩水和物として0.75mg/kgを必要に応じて日本薬局方生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液などで希釈し、血圧ならびに心電図監視下に10分間で徐々に静注する
    • なお、年齢、症状に応じて適宜減量する
  • 2.頻拍:1回ピルシカイニド塩酸塩水和物として1.0mg/kgを必要に応じて日本薬局方生理食塩液又は5%ブドウ糖注射液などで希釈し、血圧ならびに心電図監視下に10分間で徐々に静注する
    • なお、年齢、症状に応じて適宜減量する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 高度洞房ブロック
    • 高度房室ブロック
    • うっ血性心不全
    • 遺伝性果糖不耐症
    • 脚ブロック
    • 血清カリウム低下
    • 刺激伝導障害
    • 重篤な肝機能障害
    • 腎機能障害
    • 心筋梗塞
    • 心筋症
    • 心不全
    • 著明な洞性徐脈
    • 洞房ブロック
    • 弁膜症
    • 房室ブロック
    • 基礎心疾患
    • 基礎心疾患があり心不全
    • 抗不整脈薬との併用
    • 心筋梗塞があり心不全
    • 心筋症があり心不全
    • 弁膜症があり心不全
    • 発作性頻拍
    • 一時的ペーシング中
    • 恒久的ペースメーカー使用中
    • Brugada症候群

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ピルシカイニド塩酸塩静注50mg「YD」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リファンピシン類 本剤の作用を減弱
カルシウム拮抗剤 本剤の作用が増強
ベラパミル 本剤の作用が増強
β-遮断剤 本剤の作用が増強
プロプラノロール 本剤の作用が増強
ジギタリス剤 本剤の作用が増強
ジゴキシン 本剤の作用が増強
硝酸・亜硝酸エステル系薬剤 本剤の作用が増強
ニトログリセリン 本剤の作用が増強
セチリジン 両剤の血中濃度が上昇し本剤の副作用が発現

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