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アスペノン静注用100
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アスペノン静注用100の基本情報

アスペノン静注用100の概要

商品名 アスペノン静注用100
一般名 アプリンジン塩酸塩注射液
薬価・規格 703.0円 (100mg10mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 バイエル薬品
ブランド アスペノンカプセル10 他
YJコード 2129404A2037
レセプト電算コード 620004636
添付文書PDFファイル

アスペノン静注用100の主な効果と作用

  • 心臓に直接働いて、心臓の筋肉の異常な収縮をおさえる働きがあります。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。

アスペノン静注用100の用途

アスペノン静注用100の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

一過性洞停止、一過性洞房ブロック、動悸、胸痛、胸部圧迫感、胸部不快、血圧低下、振戦、頭がボーとする、眩暈、ふらつき

起こる可能性のある重大な副作用

催不整脈、心室頻拍、Torsades de Pointes、肝機能障害、AST上昇、GOT上昇、ALT上昇、GPT上昇、γ-GTP上昇、痙攣、黄疸

上記以外の副作用

頭重感、手足のしびれ感、舌のもつれ、舌のしびれ、顔面潮紅、言語障害、肝機能検査異常、一過性AST上昇、一過性ALT上昇、一過性Al-P上昇、一過性LDH上昇、一過性総ビリルビン上昇、失神、PQ延長、QTc延長、白血球減少、過敏症、発疹、QRS延長、徐脈、肝機能異常、白血球増多、嘔気、胃部不快感、尿蛋白値上昇

アスペノン静注用100の用法・用量

  • 本剤は必ず5%ブドウ糖液等で10倍に希釈し、血圧並びに心電図監視下に、希釈液として1回1.5~2.0mL/kg(アプリンジン塩酸塩として1.5~2.0mg/kg)を5~10mL/分の速度で徐々に静脈内注射する
    • 但し、注入総量は希釈液として1回100mL(アプリンジン塩酸塩として100mg)までとする
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アスペノン静注用100の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 完全房室ブロック
    • 重篤な刺激伝導障害
    • 重篤なうっ血性心不全
    • 脚ブロック
    • 軽度刺激伝導障害
    • 血清カリウム低下
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 心筋梗塞
    • 心筋症
    • 心不全
    • 著明な洞性徐脈
    • パーキンソン症候群
    • 不完全房室ブロック
    • 弁膜症
    • 基礎心疾患
    • 基礎心疾患があり心不全
    • 抗不整脈薬との併用
    • 心筋梗塞があり心不全
    • 心筋症があり心不全
    • 弁膜症があり心不全
    • うっ血性心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アスペノン静注用100の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
テルフェナジン 他の抗不整脈薬<ジソピラミドリン酸塩>でQT延長、他の抗不整脈薬<ジソピラミドリン酸塩>で心室性不整脈
ジソピラミド 作用増強、刺激伝導障害<房室ブロック・脚ブロック等>
キニジン硫酸塩水和物 作用増強、刺激伝導障害<房室ブロック・脚ブロック等>
メキシレチン塩酸塩 作用増強、刺激伝導障害<房室ブロック・脚ブロック等>
ジルチアゼム 経口剤において両剤の血中濃度が上昇
アミオダロン塩酸塩 経口剤においてアプリンジンの血中濃度が上昇
局所麻酔剤 両剤の中枢神経系及び心臓に対する副作用が増強
塩酸メピバカイン 両剤の中枢神経系及び心臓に対する副作用が増強
ベラパミル アプリンジンの血中濃度が上昇

アスペノン静注用100と主成分が同じ薬

  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 703.0円 (100mg10mL1管)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 バイエル薬品
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