処方薬
メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」
後発

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」の基本情報

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」の概要

商品名 メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」
一般名 メキシレチン塩酸塩錠
薬価・規格 9.3円 (50mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 ネオクリティケア製薬
ブランド メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」 他
YJコード 2129003F1057
レセプト電算コード 620257501
識別コード NOM305
添付文書PDFファイル

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」の主な効果と作用

  • 心臓に直接働いて、心臓の筋肉の異常な収縮をおさえる働きがあります。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。
  • 糖尿病による手足のしびれや痛みをおさえるお薬です。

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」の用途

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

動悸、めまい、食欲不振、消化不良、腹痛、胃部不快感、腹部不快感、便秘、下痢、腹部膨満感、振戦

起こる可能性のある重大な副作用

紅皮症、徐脈、中毒性表皮壊死症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、過敏症症候群、発疹、発熱、リンパ節腫脹、肝機能障害、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、1型糖尿病、ケトアシドーシス、心室頻拍、房室ブロック、torsade de pointes、腎不全、幻覚、錯乱、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、間質性肺炎、好酸球性肺炎、心停止、心室細動、失神、洞房ブロック

上記以外の副作用

頭痛、不眠、耳鳴、眼振、複視、そう痒感、多形紅斑、多形滲出性紅斑、尿ウロビリノゲン上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、赤血球減少、ヘマトクリット減少、好酸球増加症、リンパ球減少、排尿困難、尿失禁、咳、血清カリウム上昇、総コレステロール上昇、ほてり、過敏症、起立時めまい、QRS延長、血圧上昇、浮腫、胸部圧迫感、心房細動、低血圧、悪心、嘔吐、胸やけ、口渇、しびれ感、眠気、いらいら感、発汗、意識障害、痙攣、譫妄、構音障害、紅斑、全身発疹、蕁麻疹、腎機能障害、白血球数異常、血色素量減少、血小板数異常、好中球増多、顆粒球減少、尿閉、咽頭異和感、にがみ、倦怠感、足のこわばり、脱力感、味覚異常

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」の用法・用量

  • 〈頻脈性不整脈(心室性)〉通常、成人にはメキシレチン塩酸塩として、1日300mgより投与をはじめ、効果が不十分な場合は450mgまで増量し、1日3回に分割し食後に経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)の改善〉通常、成人にはメキシレチン塩酸塩として、1日300mgを1日3回に分割し食後に経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈頻脈性不整脈<心室性>〉1日用量450mgを超えて投与する場合、副作用発現の可能性が増大するので注意すること〔13.過量投与の項参照〕
  • 7.2. 〈糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)の改善〉2週間投与しても効果が認められない場合には、投与を中止すること〔8.4.1、8.4.3参照〕
  • 7.3. 〈糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)の改善〉1日300mgの用量を超えて投与しないこと〔8.4.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重篤な刺激伝導障害
    • ペースメーカー未使用の2~3度房室ブロック
    • 糖尿病性神経障害で重篤な心不全
    • 脚ブロック
    • 軽度刺激伝導障害
    • 血清カリウム低下
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 心筋梗塞
    • 心筋症
    • 心不全
    • 著明な洞性徐脈
    • 低血圧
    • パーキンソン症候群
    • 不完全房室ブロック
    • 弁膜症
    • 基礎心疾患
    • 植え込み型除細動器<ICD>使用中
    • 一時的ペーシング中
    • 恒久的ペースメーカー使用中
    • 基礎心疾患があり心不全
    • 抗不整脈薬による治療中
    • 心筋梗塞があり心不全
    • 心筋症があり心不全
    • 弁膜症があり心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リドカイン製剤 本剤の作用が増強
プロカインアミド 本剤の作用が増強
キニジン 本剤の作用が増強
アプリンジン 本剤の作用が増強
カルシウム拮抗剤 本剤の作用が増強
β-遮断剤 本剤の作用が増強
アミオダロン torsade de pointes
胃排出能を抑制する薬剤 本剤の吸収が遅延
モルヒネ 本剤の吸収が遅延
チトクロームP450系のCYP1A2及び2D6に影響を与える薬剤 本剤の血中濃度に影響
シメチジン 本剤の血中濃度が上昇
尿アルカリ化剤 本剤の血中濃度が上昇
炭酸水素ナトリウム 本剤の血中濃度が上昇
リファンピシン類 本剤の血中濃度が低下
フェニトイン 本剤の血中濃度が低下
尿を酸性化する薬剤 本剤の血中濃度が低下
塩化アンモニウム 本剤の血中濃度が低下
テオフィリン 血中濃度が上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • 重曹(炭酸水素ナトリウム)

メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」と主成分が同じ薬

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メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」に関係する解説

Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)

  • メキシレチン塩酸塩錠50mg「KCC」は、Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)に分類される。
  • Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)とは、脈に関与する電気信号の一つであるNa(ナトリウム)イオンの通り道を塞ぎ、乱れた脈(主に頻脈)を整える薬。

Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)の代表的な商品名

  • リスモダン
  • シベノール
  • アスペノン
  • メキシチール
  • サンリズム
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