処方薬
ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」
後発

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」の基本情報

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」の概要

商品名 ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」
一般名 ビソプロロールフマル酸塩2.5mg錠
薬価・規格 10.1円 (2.5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 日新製薬
ブランド ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」 他
YJコード 2123016F1158
レセプト電算コード 622064802
識別コード NS218
添付文書PDFファイル

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」の主な効果と作用

  • 息切れ、むくみなどの心不全の症状をやわらげるお薬です。
  • 血圧を下げるお薬です。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。
  • 心臓に働いて血液の拍出量を減らし、血圧を下げ、心臓の負担を少なくする働きがあります。
  • 心臓の負担を少なくし、心拍数を下げる働きがあります。
  • 胸の圧迫感や胸痛といった狭心症などの発作を予防またはやわらげるお薬です。

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」の用途

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

徐脈、めまい、立ちくらみ、AST上昇、ALT上昇、尿酸上昇、クレアチニン上昇、呼吸困難、倦怠感、浮腫、血清脂質上昇

起こる可能性のある重大な副作用

心不全、完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群

上記以外の副作用

心胸比増大、低血圧、動悸、頭痛、頭重感、ふらつき、眠気、不眠、悪心、腹部不快感、食欲不振、ビリルビン上昇、LDH上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、BUN上昇、尿糖、頻尿、発疹、脱力感、気分不快感、疲労感、四肢冷感、しびれ感、CK上昇、房室ブロック、心室性期外収縮、心房細動、胸痛、悪夢、嘔吐、胃部不快感、下痢、肝腫大、気管支痙れん、過敏症、皮膚そう痒感、霧視、涙液分泌減少、悪寒、糖尿病増悪

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」の用法・用量

  • 〈本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、心室性期外収縮〉通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、5mgを1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全〉通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回0.625mg経口投与から開始する
  • 1日1回0.625mgの用量で2週間以上経口投与し、忍容性がある場合には、1日1回1.25mgに増量する
  • その後忍容性がある場合には、4週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量し、忍容性がない場合は減量する
  • 用量の増減は1回投与量を0.625、1.25、2.5、3.75又は5mgとして必ず段階的に行い、いずれの用量においても、1日1回経口投与とする
  • 通常、維持量として1日1回1.25~5mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により、開始用量は更に低用量に、増量幅は更に小さくしてもよい
    • また、患者の本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと
  • 〈頻脈性心房細動〉通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回2.5mg経口投与から開始し、効果が不十分な場合には1日1回5mgに増量する
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈効能共通〉褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者では、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用すること〔2.8、9.1.9参照〕
  • 7.2. 〈本態性高血圧症、狭心症、心室性期外収縮、頻脈性心房細動〉慢性心不全を合併する本態性高血圧症、慢性心不全を合併する狭心症、慢性心不全を合併する心室性期外収縮、慢性心不全を合併する頻脈性心房細動患者では、慢性心不全の用法及び用量に従うこと
  • 7.3. 〈本態性高血圧症、狭心症、心室性期外収縮〉頻脈性心房細動を合併する本態性高血圧症、頻脈性心房細動を合併する狭心症の患者又は頻脈性心房細動を合併する心室性期外収縮のある患者に投与する場合、頻脈性心房細動の用法及び用量は1日1回2.5mgから開始することに留意した上で、各疾患の指標となる血圧や心拍数、症状等に応じ、開始用量を設定すること
  • 7.4. 〈慢性心不全〉必ず1日1回0.625mg又は更に低用量から開始し、忍容性を基に患者毎に維持量を設定すること〔1.2、15.1.2参照〕
  • 7.5. 〈慢性心不全〉2週間以上休薬した後、投与を再開する場合には、用法及び用量に従って、低用量から開始し、段階的に増量すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 著しい洞性徐脈
    • 壊疽
    • 過敏症
    • 肺高血圧による右心不全
    • 心原性ショック
    • 代謝性アシドーシス
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 洞不全症候群
    • 洞房ブロック
    • 高度徐脈
    • 未治療の褐色細胞腫
    • 未治療のパラガングリオーマ
    • 重度末梢循環障害
    • 強心薬を静脈内投与する必要のある心不全
    • 血管拡張薬を静脈内投与する必要のある心不全
    • 非代償性心不全
    • 房室ブロック<2・3度>
    • 手術前48時間
    • 褐色細胞腫
    • 過度に血圧の低い
    • 間欠性跛行症
    • 乾癬
    • 気管支喘息
    • 甲状腺中毒症
    • コントロール不十分な糖尿病
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 徐脈
    • 長期間絶食状態
    • 特発性低血糖症
    • 房室ブロック<1度>
    • 末梢循環障害
    • レイノー症候群
    • 異型狭心症
    • 気管支痙れん
    • パラガングリオーマ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
交感神経遮断剤 過剰の交感神経抑制作用<徐脈・血圧低下等>
レセルピン 過剰の交感神経抑制作用<徐脈・血圧低下等>
血糖降下剤 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
インスリン製剤 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
トルブタミド 血糖降下作用が増強、低血糖症状<頻脈・発汗等>をマスク
カルシウム拮抗剤 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ベラパミル 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ジルチアゼム 徐脈、房室ブロック、洞房ブロック
ジギタリス剤 徐脈、房室ブロック
ジゴキシン 徐脈、房室ブロック
メチルジゴキシン 徐脈、房室ブロック
クロニジン塩酸塩 投与中止後のリバウンド現象<急激な血圧上昇>が増強
グアナベンズ酢酸塩 投与中止後のリバウンド現象<急激な血圧上昇>が増強
クラス1抗不整脈剤 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
リン酸ジソピラミド 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
プロカインアミド塩酸塩 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
3群不整脈用剤 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
アミオダロン塩酸塩 過度の心機能抑制<徐脈・低血圧等>
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱
降圧作用を有する薬剤 降圧作用が増強
血圧降下剤 降圧作用が増強
硝酸剤 降圧作用が増強
フィンゴリモド塩酸塩 重度の徐脈、心ブロック

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」に関係する解説

β遮断薬

  • ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「日新」は、β遮断薬に分類される。
  • β遮断薬とは、交感神経のβ受容体への遮断作用により血圧や心拍数などを抑えることで高血圧、狭心症、頻脈性不整脈などを改善する薬。

β遮断薬の代表的な商品名

  • インデラル
  • テノーミン
  • メインテート、ビソノ
  • セロケン、ロプレソール
  • ハイパジール
β遮断薬についての詳しい解説を見る