処方薬
ピンドロール錠5mg「日医工」
後発

ピンドロール錠5mg「日医工」の基本情報

ピンドロール錠5mg「日医工」の概要

商品名 ピンドロール錠5mg「日医工」
一般名 ピンドロール5mg錠
薬価・規格 5.7円 (5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 日医工
YJコード 2123009F3550
レセプト電算コード 620004559
識別コード n622
添付文書PDFファイル

ピンドロール錠5mg「日医工」の主な効果と作用

  • 血圧を下げるお薬です。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。
  • 心臓に働いて血液の拍出量を減らし、血圧を下げ、心臓の負担を少なくする働きがあります。
  • 胸の圧迫感や胸痛といった狭心症などの発作を予防またはやわらげるお薬です。

ピンドロール錠5mg「日医工」の用途

ピンドロール錠5mg「日医工」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、発疹、動悸、胸痛、浮腫、めまい、ふらつき、頭痛、不眠、脳貧血様症状、眠気

起こる可能性のある重大な副作用

心不全、心不全悪化、心胸比増大、喘息症状、喘息症状悪化

上記以外の副作用

悪心、嘔吐、下痢、心窩部不快感、脱力感、倦怠感、手足のしびれ感、低血圧、精神症状、抑うつ、幻覚、悪夢、口渇、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、涙液分泌減少、霧視、CK上昇、LDH上昇、血清尿酸値上昇、徐脈、振戦、多汗、腹痛、食欲不振、熱感、腓腸筋痙直、こむらがえり、筋肉痛

ピンドロール錠5mg「日医工」の用法・用量

  • 〈洞性頻脈〉通常成人にはピンドロールとして1回1~5mgを1日3回投与する
    • なお、年齢・症状に応じ適宜増減する
  • 〈本態性高血圧症(軽症~中等症)〉通常成人にはピンドロールとして1回5mgを1日3回投与する
    • なお、年齢・症状に応じ適宜増減する
  • 〈狭心症〉通常成人にはピンドロールとして1回5mgを1日3回投与する
  • 効果が不十分な場合は1日量30mgまで増量する
    • なお、年齢・症状に応じ適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者では、α-遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα-遮断剤を併用すること〔2.9、9.1.6参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ピンドロール錠5mg「日医工」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 著しい洞性徐脈
    • 壊疽
    • 過敏症
    • 肺高血圧による右心不全
    • 気管支痙攣
    • 気管支喘息
    • 心原性ショック
    • 代謝性アシドーシス
    • 低血圧症
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 洞不全症候群
    • 洞房ブロック
    • 高度徐脈
    • 異型狭心症
    • 未治療の褐色細胞腫
    • 未治療のパラガングリオーマ
    • 重症末梢循環障害
    • チオリダジン投与中
    • うっ血性心不全
    • 房室ブロック<2・3度>
    • 手術前24時間
    • 褐色細胞腫
    • 肝機能障害
    • 間欠性跛行症
    • 甲状腺中毒症
    • コントロール不十分な糖尿病
    • 徐脈
    • 腎機能障害
    • 長期間絶食状態
    • 低血糖症
    • 房室ブロック<1度>
    • 末梢循環障害
    • レイノー症候群
    • パラガングリオーマ

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ピンドロール錠5mg「日医工」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
チオリダジン 不整脈、QT延長
交感神経遮断剤 過剰の交感神経抑制を来し徐脈・血圧低下
レセルピン 過剰の交感神経抑制を来し徐脈・血圧低下、脈拍の増加
血糖降下剤 血糖降下作用を増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク
インスリン製剤 血糖降下作用を増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク
グリベンクラミド 血糖降下作用を増強、低血糖症状<頻脈等>をマスク
カルシウム拮抗剤 相互に作用が増強され過度の降圧又は心機能抑制
ベラパミル 相互に作用が増強され過度の降圧又は心機能抑制
ジルチアゼム 相互に作用が増強され過度の降圧又は心機能抑制
クロニジン 投与中止後のリバウンド現象<血圧上昇>を増強
クラス1抗不整脈剤 過度の心機能抑制
ジソピラミド 過度の心機能抑制
プロカインアミド 過度の心機能抑制
アジマリン 過度の心機能抑制
アミオダロン 過度の心機能抑制
麻酔剤 過剰の交感神経の抑制
エーテル 過剰の交感神経の抑制
ジギタリス剤 房室伝導時間が延長し徐脈・房室ブロック
非ステロイド系抗炎症剤 本剤の降圧作用が減弱
インドメタシン製剤 本剤の降圧作用が減弱
降圧作用を有する薬剤 過度の降圧
ニトログリセリン 過度の降圧
交感神経作動薬 昇圧反応
エピネフリン 昇圧反応

ピンドロール錠5mg「日医工」と主成分が同じ薬

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ピンドロール錠5mg「日医工」に関係する解説

β遮断薬

  • ピンドロール錠5mg「日医工」は、β遮断薬に分類される。
  • β遮断薬とは、交感神経のβ受容体への遮断作用により血圧や心拍数などを抑えることで高血圧、狭心症、頻脈性不整脈などを改善する薬。

β遮断薬の代表的な商品名

  • インデラル
  • テノーミン
  • メインテート、ビソノ
  • セロケン、ロプレソール
  • ハイパジール
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