アミサリン注100mgに関係する解説
Naチャネル遮断薬（I群抗不整脈薬）
- アミサリン注100mgは、Naチャネル遮断薬（I群抗不整脈薬）に分類される。
- Naチャネル遮断薬（I群抗不整脈薬）とは、脈に関与する電気信号の一つであるNa（ナトリウム）イオンの通り道を塞ぎ、乱れた脈（主に頻脈）を整える薬。
Naチャネル遮断薬（I群抗不整脈薬）の代表的な商品名
- リスモダン
- シベノール
- アスペノン
- メキシチール
- サンリズム
処方薬
アミサリン注100mg
アミサリン注100mgの基本情報
アミサリン注100mgの概要
| 商品名 | アミサリン注100mg |
|---|---|
| 一般名 | プロカインアミド塩酸塩注射液 |
| 薬価・規格 | 100.0円 (10%1mL1管) |
| 薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
|
| 製造会社 | アルフレッサ ファーマ |
| ブランド | アミサリン錠125mg 他 |
| YJコード | 2121400A1034 |
| レセプト電算コード | 620008355 |
アミサリン注100mgの主な効果と作用
- 心臓に直接働いて、心臓の筋肉の異常な収縮をおさえる働きがあります。
- 脈の乱れ（不整脈）を整えるお薬です。
アミサリン注100mgの用途
アミサリン注100mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
頭痛、不眠、幻視、幻聴、過敏症、悪寒、発疹、好酸球増多、白血球減少、血小板減少、貧血
起こる可能性のある重大な副作用
心室頻拍、心室粗動、心室細動、心不全、QRS幅増大、QRS幅の異常な増大、期外収縮増加、血圧下降、SLE様症状、発熱、紅斑、筋肉痛、関節炎、多発性関節痛、胸部痛、心膜炎、胸水、無顆粒球症、咽頭痛、倦怠感
アミサリン注100mgの用法・用量
- 〈静脈内投与〉通常、急を要する場合に用いる
- プロカインアミド塩酸塩として、通常成人0.2～1gを1分間に50～100mgの速度で静脈内注射する
- 正常洞調律にかえった場合、中毒症状があらわれた場合、あるいは注入総量が1000mgに達した場合には、投与を中止すること
- なお、年齢、症状により適宜増減する
- 〈筋肉内投与〉通常、急を要する場合に用いる
- プロカインアミド塩酸塩として、通常成人1回0.5gを4～6時間ごとに筋肉内注射する
- なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
アミサリン注100mgの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
アミサリン注100mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
| 薬剤名 | 影響 |
|---|---|
| モキシフロキサシン塩酸塩＜経口剤＞ | QT延長、心室性頻拍＜Torsades de pointesを含む＞ |
| 塩酸バルデナフィル | QT延長、心室性頻拍＜Torsades de pointesを含む＞ |
| 塩酸アミオダロン＜注射＞ | QT延長、心室性頻拍＜Torsades de pointesを含む＞ |
| クエン酸トレミフェン | QT延長、心室性頻拍＜Torsades de pointesを含む＞ |
| スニチニブリンゴ酸塩 | QT延長、心室性頻拍＜Torsades de pointesを含む＞ |
| アミオダロン塩酸塩経口剤 | 本剤の抗不整脈作用等の心血管作用を増強 |
| シメチジン | 本剤の抗不整脈作用等の心血管作用を増強 |
| β－遮断剤 | 過度の心機能抑制作用 |
| ビソプロロールフマル酸塩 | 過度の心機能抑制作用 |
| カルベジロール | 過度の心機能抑制作用 |
| アテノロール | 過度の心機能抑制作用 |
| サルファ剤 | 抗菌力を減弱 |
| スルファメトキサゾール・トリメトプリム | 抗菌力を減弱 |