処方薬
ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」
後発

ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」の基本情報

ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」の概要

商品名 ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」
一般名 ドブタミン塩酸塩0.3%200mLキット
薬価・規格 1904.0円 (0.3%200mL1袋)
薬の形状
注射薬 > キット類 > キット類
注射薬 > キット類 > キット類のアイコン
製造会社 ヴィアトリス・ヘルスケア
ブランド ドブタミン点滴静注液100mg「ファイザー」 他
YJコード 2119404G4060
レセプト電算コード 620248003
添付文書PDFファイル

ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」の主な効果と作用

  • 心臓の収縮力を強め、循環不全状態を改善するお薬です。
  • 心臓の働きをよくすることにより、全身に送り出す血液の量を増やす働きがあります。
  • 心臓の検査に用いるお薬です。

ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」の用途

  • 急性循環不全の心収縮力増強
  • 心エコー図検査の負荷

ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

期外収縮、不整脈、頻脈、血圧低下、過度の血圧上昇、動悸、胸部不快感、狭心痛、前胸部熱感、息切れ、悪心

起こる可能性のある重大な副作用

心停止、心室頻拍、心室細動、心筋梗塞、ストレス心筋症、心室性期外収縮、ST上昇、壁運動異常、心室基部過収縮、心尖部広範囲に及ぶ収縮低下

上記以外の副作用

腹部痛、発赤、腫脹、血清カリウム低下、頭痛、発疹、好酸球増多

ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」の用法・用量

  • 1.急性循環不全における心収縮力増強:ドブタミンとして、1分間あたり1~5μg/kgを点滴静注する
  • 投与量は患者の病態に応じて、適宜増減し、必要ある場合には1分間あたり20μg/kgまで増量できる
  • 2.心エコー図検査における負荷:ドブタミンとして、1分間あたり5μg/kgから点滴静注を開始し、病態が評価できるまで1分間あたり10、20、30、40μg/kgと3分毎に増量する
  • ドブタミン投与量3μg/kg/minの場合:体重10kg;0.6滴/分(mL/時)、体重20kg;1.2滴/分(mL/時)、体重30kg;1.8滴/分(mL/時)、体重40kg;2.4滴/分(mL/時)、体重50kg;3.0滴/分(mL/時)、体重60kg;3.6滴/分(mL/時)、体重70kg;4.2滴/分(mL/時)、体重80kg;4.8滴/分(mL/時)
  • ドブタミン投与量5μg/kg/minの場合:体重10kg;1.0滴/分(mL/時)、体重20kg;2.0滴/分(mL/時)、体重30kg;3.0滴/分(mL/時)、体重40kg;4.0滴/分(mL/時)、体重50kg;5.0滴/分(mL/時)、体重60kg;6.0滴/分(mL/時)、体重70kg;7.0滴/分(mL/時)、体重80kg;8.0滴/分(mL/時)
  • ドブタミン投与量7μg/kg/minの場合:体重10kg;1.4滴/分(mL/時)、体重20kg;2.8滴/分(mL/時)、体重30kg;4.2滴/分(mL/時)、体重40kg;5.6滴/分(mL/時)、体重50kg;7.0滴/分(mL/時)、体重60kg;8.4滴/分(mL/時)、体重70kg;9.8滴/分(mL/時)、体重80kg;11.2滴/分(mL/時)
  • ドブタミン投与量10μg/kg/minの場合:体重10kg;2.0滴/分(mL/時)、体重20kg;4.0滴/分(mL/時)、体重30kg;6.0滴/分(mL/時)、体重40kg;8.0滴/分(mL/時)、体重50kg;10.0滴/分(mL/時)、体重60kg;12.0滴/分(mL/時)、体重70kg;14.0滴/分(mL/時)、体重80kg;16.0滴/分(mL/時)
  • ドブタミン投与量15μg/kg/minの場合:体重10kg;3.0滴/分(mL/時)、体重20kg;6.0滴/分(mL/時)、体重30kg;9.0滴/分(mL/時)、体重40kg;12.0滴/分(mL/時)、体重50kg;15.0滴/分(mL/時)、体重60kg;18.0滴/分(mL/時)、体重70kg;21.0滴/分(mL/時)、体重80kg;24.0滴/分(mL/時)
  • ドブタミン投与量20μg/kg/minの場合:体重10kg;4.0滴/分(mL/時)、体重20kg;8.0滴/分(mL/時)、体重30kg;12.0滴/分(mL/時)、体重40kg;16.0滴/分(mL/時)、体重50kg;20.0滴/分(mL/時)、体重60kg;24.0滴/分(mL/時)、体重70kg;28.0滴/分(mL/時)、体重80kg;32.0滴/分(mL/時)
  • ドブタミン投与量30μg/kg/minの場合*:体重10kg;6.0滴/分(mL/時)、体重20kg;12.0滴/分(mL/時)、体重30kg;18.0滴/分(mL/時)、体重40kg;24.0滴/分(mL/時)、体重50kg;30.0滴/分(mL/時)、体重60kg;36.0滴/分(mL/時)、体重70kg;42.0滴/分(mL/時)、体重80kg;48.0滴/分(mL/時)
  • ドブタミン投与量40μg/kg/minの場合*:体重10kg;8.0滴/分(mL/時)、体重20kg;16.0滴/分(mL/時)、体重30kg;24.0滴/分(mL/時)、体重40kg;32.0滴/分(mL/時)、体重50kg;40.0滴/分(mL/時)、体重60kg;48.0滴/分(mL/時)、体重70kg;56.0滴/分(mL/時)、体重80kg;64.0滴/分(mL/時)
  • 単位:小児用輸液セット(60滴≒1mL)使用の場合は滴/分、輸液ポンプ使用の場合はmL/時
  • *:心エコー図検査における負荷において使用する投与量
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 褐色細胞腫
    • 過敏症
    • 急性心膜炎
    • 高度伝導障害
    • 重症心不全
    • 肥大型閉塞性心筋症
    • 不安定狭心症
    • 特発性肥厚性大動脈弁下狭窄
    • 収縮性心膜炎
    • 心タンポナーデ
    • コントロール不良の高血圧症
    • 大動脈解離
    • 急性心筋炎
    • 急性心筋梗塞後早期
    • 急性心内膜炎
    • 左冠動脈主幹部狭窄
    • 重症頻拍性不整脈
    • 重篤な血管病変
    • 循環血液量減少症
    • 心室充満障害
    • 境界型糖尿病
    • 高血圧症
    • 重篤な冠動脈疾患
    • 心筋炎
    • 心房細動
    • 心膜炎
    • 糖尿病
    • 心内膜炎
    • 開心術後に心拍数が多い小児
    • 重症心臓弁膜症
    • 高度大動脈弁狭窄
    • 重篤な心疾患
    • 重篤な血流閉塞
    • 新生児の重篤な心疾患
    • 乳幼児の重篤な心疾患
    • 老人の重篤な心疾患
    • β遮断剤投与中
    • 過度の血圧低下を伴う急性循環不全
    • 最近にβ遮断剤の投与を受けていた
    • ブドウ糖の投与が好ましくない

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ドブタミン点滴静注液600mgキット「ファイザー」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
β-遮断剤 本剤の効果の減弱、末梢血管抵抗の上昇
プロプラノロール 本剤の効果の減弱、末梢血管抵抗の上昇

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