処方薬
プロタノールL注1mg
プロタノールL注1mgの基本情報
プロタノールL注1mgの概要
商品名 | プロタノールL注1mg |
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一般名 | l-イソプレナリン塩酸塩注射液 |
薬価・規格 | 1014.0円 (0.02%5mL1管) |
薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 | 興和 |
ブランド | プロタノールL注0.2mg 他 |
YJコード | 2119400A2032 |
レセプト電算コード | 620008927 |
プロタノールL注1mgの主な効果と作用
気管支 の緊張やけいれんをおさえ、気管支をひろげて咳や苦しい呼吸をやわらげる働きがあります。- 呼吸を楽にするお薬です。
- 心臓の収縮力を強め、心拍出量や心拍数を増やす働きがあります。
- アダムス・ストークス症候群や心不全などを治療するお薬です。
プロタノールL注1mgの用途
プロタノールL注1mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
心悸亢進、頻脈、頭痛、振戦、発汗、神経過敏、悪心、嘔吐、胃痛、下痢、鼓腸
起こる可能性のある重大な副作用
心筋虚血、異型狭心症、非Q波梗塞、ST上昇、ST低下、胸痛、心室性期外収縮、心室性頻拍、致死的不整脈、血清カリウム値低下、血清カリウム値低下作用が増強、心リズムに及ぼす作用を増強
上記以外の副作用
顔面潮紅、顔面蒼白、血圧変動、過敏症、発疹
プロタノールL注1mgの用法・用量
- 〈点滴静注〉l-イソプレナリン塩酸塩として0.2~1.0mgを等張溶液200~500mLに溶解し、心拍数又は心電図をモニターしながら注入する
- 徐脈型アダムス・ストークス症候群においては、心拍数を原則として毎分50~60に保つ
- ショックないし低拍出量症候群においては、心拍数を原則として毎分110前後に保つようにする
- 〈緊急時〉急速な効果発現を必要とする時には、l-イソプレナリン塩酸塩として0.2mgを等張溶液20mLに溶解し、その2~20mLを静脈内(徐々に)、筋肉内又は皮下に注射する
- 心臓がまさに停止せんとする時には、l-イソプレナリン塩酸塩として0.02~0.2mgを心内に与えてもよい
- なお、症状により適宜増量する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
プロタノールL注1mgの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
プロタノールL注1mgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 | 影響 |
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カテコールアミン製剤 | 重篤ないし致死的不整脈、心停止 |
エピネフリン | 重篤ないし致死的不整脈、心停止 |
エフェドリン<マオウ以外> | 重篤ないし致死的不整脈、心停止 |
メチルエフェドリン | 重篤ないし致死的不整脈、心停止 |
メチルエフェドリンサッカリネート | 重篤ないし致死的不整脈、心停止 |
フェノテロール | 重篤ないし致死的不整脈、心停止 |
ドロキシドパ | 重篤ないし致死的不整脈、心停止 |
β-刺激剤 | 心停止、不整脈 |
サルブタモール | 心停止、不整脈 |
プロカテロール | 心停止、不整脈 |
キサンチン系薬剤 | 低カリウム血症・循環器症状<頻脈等>等の本剤の副作用症状を増強 |
テオフィリン | 低カリウム血症・循環器症状<頻脈等>等の本剤の副作用症状を増強 |
アミノフィリン製剤 | 低カリウム血症・循環器症状<頻脈等>等の本剤の副作用症状を増強 |
副腎皮質ホルモン剤 | 血清カリウム値が低下 |
利尿剤 | 血清カリウム値が低下 |
強心配糖体製剤 | 作用を増強 |
ジゴキシン | 作用を増強 |
ジギトキシン | 作用を増強 |
ラナトシドC | 作用を増強 |
アセチルコリン | 本剤及び併用薬剤の作用が減弱 |
マオウ<エフェドリンは併用禁忌> | 不眠、発汗過多、頻脈、動悸、全身脱力感、精神興奮 |