処方薬
レスピア静注・経口液60mg
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レスピア静注・経口液60mgの基本情報

レスピア静注・経口液60mgの概要

商品名 レスピア静注・経口液60mg
一般名 無水カフェイン注射液
薬価・規格 825.0円 (60mg3mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 ノーベルファーマ
YJコード 2115405A1021
レセプト電算コード 622363401
添付文書PDFファイル

レスピア静注・経口液60mgの主な効果と作用

  • 無呼吸発作を改善するお薬です。
  • 呼吸中枢に働きかけ、呼吸を促す働きがあります。

レスピア静注・経口液60mgの用途

  • 未熟児無呼吸発作
  • 早産低出生体重児における原発性無呼吸

レスピア静注・経口液60mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

肺水腫、高血圧、頻脈、胃出血、胃食道逆流、胃残渣増加、貧血、注射部位反応、注射部位炎症、低ナトリウム血症、過敏症

起こる可能性のある重大な副作用

壊死性腸炎

上記以外の副作用

発疹、蕁麻疹、紅斑、薬疹、神経過敏、興奮、不機嫌、いらいら感、振戦、筋攣縮、落ち着きのなさ、頻呼吸、心拍数増加、心拍出量増加、嘔吐、下痢、便秘、腹部膨満、尿量増加、代謝異常、CK上昇、低血糖、高血糖、ヘモグロビン減少、尿中ナトリウム増加、尿中カルシウム増加

レスピア静注・経口液60mgの用法・用量

  • 初回投与:通常、カフェインクエン酸塩として20mg/kg(本剤1mL/kg)を30分かけて静脈内投与する
  • 維持投与:初回投与から24時間後以降に、通常、カフェインクエン酸塩として5mg/kg(本剤0.25mL/kg)を1日1回、10分かけて静脈内投与、又は経口投与する
    • なお、症状に応じて、10mg/kg(本剤0.5mL/kg)まで増量できる
  • (用法及び用量に関連する注意)早産・低出生体重児では、カフェインのクリアランスは、体重、生後日齢により影響することが報告されているので、臨床症状に応じて投与量を調節することが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

レスピア静注・経口液60mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 壊死性腸炎のある患児
    • メチルキサンチン系化合物に対し過敏症の既往歴のある患児
    • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患児
    • カフェインを日常的又は大量に摂取している母親から生まれた患児
    • てんかん様症状を合併している患児
    • メチルキサンチン系薬剤を投与されている授乳婦から授乳されている患児
    • メチルキサンチン系薬剤を投与されている母親から生まれた患児
    • 肝機能障害のある患児
    • 腎機能障害のある患児
    • 痙攣を合併している患児
    • 二次性無呼吸を呈する患児
    • 心血管疾患のある患児

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

レスピア静注・経口液60mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
キサンチン系薬剤 カフェイン及び他のメチルキサンチン系薬剤の血中濃度を上昇、カフェイン及びテオフィリンのクリアランスを減少させ血中濃度を増加
テオフィリン カフェイン及びテオフィリンのクリアランスを減少させ血中濃度を増加
アミノフィリン製剤 カフェイン及びテオフィリンのクリアランスを減少させ血中濃度を増加
β-刺激剤 低カリウム血症、心・血管症状<頻脈・不整脈等>等のβ刺激剤の副作用症状を増強
塩酸イソプロテレノール 低カリウム血症、心・血管症状<頻脈・不整脈等>等のβ刺激剤の副作用症状を増強
塩酸クレンブテロール 低カリウム血症、心・血管症状<頻脈・不整脈等>等のβ刺激剤の副作用症状を増強
塩酸ツロブテロール 低カリウム血症、心・血管症状<頻脈・不整脈等>等のβ刺激剤の副作用症状を増強
硫酸テルブタリン 低カリウム血症、心・血管症状<頻脈・不整脈等>等のβ刺激剤の副作用症状を増強
プロカテロール塩酸塩水和物 低カリウム血症、心・血管症状<頻脈・不整脈等>等のβ刺激剤の副作用症状を増強
抗真菌剤 カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
フルコナゾール カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
ケトコナゾール カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
塩酸テルビナフィン カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
H2受容体拮抗剤 カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
シメチジン カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
キノロン系抗菌剤 カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
ノルフロキサシン カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
シプロフロキサシン カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
オフロキサシン カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
エリスロマイシン カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
クラリスロマイシン カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
ロキシスロマイシン カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
デフェラシロクス カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
アシクロビル カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
塩酸バラシクロビル カフェインの血中濃度が増加し副作用が発現
ナリンゲニン カフェインの血中濃度が増加しカフェインの作用が増強
リファンピシン類 カフェインの効果が減弱、カフェイン血中濃度が低下
フェノバルビタール カフェインの効果が減弱、カフェイン血中濃度が低下
フェニトイン カフェインの効果が減弱、カフェイン血中濃度が低下
カルバマゼピン カフェインの効果が減弱、カフェイン血中濃度が低下
プロトンポンプ阻害剤 カフェインの効果が減弱、カフェイン血中濃度が低下
オメプラゾール カフェインの効果が減弱、カフェイン血中濃度が低下
ランソプラゾール カフェインの効果が減弱、カフェイン血中濃度が低下
ケトプロフェン 血中濃度が増加し尿量が減少
解熱鎮痛消炎剤 クリアランスを減少し鎮痛作用等を増強
アセトアミノフェン クリアランスを減少し鎮痛作用等を増強
アスピリン<経口> クリアランスを減少し鎮痛作用等を増強
ベンゾジアゼピン系化合物 血中濃度が減少
ジアゼパム 血中濃度が減少
ロラゼパム 血中濃度が減少
鉄剤<服用> 吸収を減少

飲食物との組み合わせ注意

  • グレープフルーツジュース
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>
  • ナリンゲニンを含むもの<みかん、グレープフルーツ、レモン、ゆず など>

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