処方薬
アゾルガ配合懸濁性点眼液
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アゾルガ配合懸濁性点眼液の基本情報

アゾルガ配合懸濁性点眼液の概要

商品名 アゾルガ配合懸濁性点眼液
一般名 ブリンゾラミド・チモロールマレイン酸塩液
薬価・規格 247.1円 (1mL)
薬の形状
外用薬 > 目・耳鼻用剤 > 液
外用薬 > 目・耳鼻用剤 > 液のアイコン
製造会社 ノバルティス ファーマ
YJコード 1319821Q1027
レセプト電算コード 622278801
添付文書PDFファイル

アゾルガ配合懸濁性点眼液の主な効果と作用

  • 緑内障などにより眼圧が高くなっている人の眼圧を下げる目薬です。
  • 2つの有効成分により、目の中の液の産生を減らし、眼圧を下げる働きがあります。

アゾルガ配合懸濁性点眼液の用途

アゾルガ配合懸濁性点眼液の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

眼刺激、点状角膜炎、角膜炎、霧視、眼痛、眼乾燥、眼そう痒症、羞明、味覚異常、異常感、頭位性回転性めまい

起こる可能性のある重大な副作用

眼類天疱瘡、結膜充血、角膜上皮障害、乾性角結膜炎、結膜萎縮、睫毛内反、眼瞼眼球癒着、気管支痙攣、呼吸困難、呼吸不全、心ブロック、うっ血性心不全、心停止、脳虚血、脳血管障害、全身性エリテマトーデス

上記以外の副作用

咳嗽、けん怠感、血中乳酸脱水素酵素増加、血中カリウム増加、白血球数減少、結膜炎、眼異物感、視力低下、視力障害、角膜びらん、眼瞼炎、アレルギー性眼瞼炎、眼瞼下垂、眼脂、角膜知覚低下、眼底黄斑部浮腫、浮腫、眼底黄斑部混濁、複視、アレルギー性結膜炎、結膜浮腫、眼瞼浮腫、眼不快感、不快、疲れ目、眼瞼辺縁痂皮、眼べとつき感、流涙、前房フレア、眼充血、強膜充血、眼瞼紅斑、紅斑、角膜浮腫、動悸、徐脈、不整脈、低血圧、失神、レイノー現象、四肢冷感、血圧低下、血圧上昇、頭痛、めまい、不眠症、うつ病、重症筋無力症増悪、悪夢、感覚異常、悪心、口渇、下痢、消化不良、口内乾燥、上腹部痛、腹痛、発疹、脱毛症、皮膚炎、蕁麻疹、胸部圧迫感、脱力感、耳鳴、鼻炎、胸痛、咽頭炎、緊張亢進、腎疼痛、疲労、過敏症、筋肉痛、鼻出血、感覚鈍麻、赤血球数減少

アゾルガ配合懸濁性点眼液の用法・用量

  • 1回1滴、1日2回点眼する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

アゾルガ配合懸濁性点眼液の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 気管支痙攣
    • 気管支喘息
    • コントロール不十分な心不全
    • 重篤な腎障害
    • 重篤な慢性閉塞性肺疾患
    • 心原性ショック
    • 洞性徐脈
    • 房室ブロック<2・3度>
    • 角膜障害
    • 肝機能障害
    • 急性閉塞隅角緑内障
    • コントロール不十分な糖尿病
    • 代謝性アシドーシス
    • 糖尿病性ケトアシドーシス
    • 肺高血圧症による右心不全
    • 角膜内皮細胞減少
    • うっ血性心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

アゾルガ配合懸濁性点眼液の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
エピネフリン 散瞳作用が助長
ジピベフリン塩酸塩 散瞳作用が助長
カテコールアミン枯渇剤 交感神経系に対し過剰の抑制、低血圧、徐脈、眩暈、失神、起立性低血圧
レセルピン 交感神経系に対し過剰の抑制、低血圧、徐脈、眩暈、失神、起立性低血圧
カルシウム拮抗剤 低血圧、房室伝導障害、左室不全
ベラパミル 低血圧、房室伝導障害、左室不全
ジルチアゼム 低血圧、房室伝導障害、左室不全
β-遮断剤の全身投与 眼圧下降あるいはβ-遮断剤の全身的な作用が増強
アテノロール<全身投与> 眼圧下降あるいはβ-遮断剤の全身的な作用が増強
プロプラノロール塩酸塩<全身投与> 眼圧下降あるいはβ-遮断剤の全身的な作用が増強
メトプロロール<全身投与> 眼圧下降あるいはβ-遮断剤の全身的な作用が増強
ジギタリス剤 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>
ジゴキシン 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>
ジギトキシン 心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>
肝薬物代謝酵素CYP2D6を阻害する薬剤 β-遮断作用<例えば心拍数減少・徐脈>の増強
キニジン β-遮断作用<例えば心拍数減少・徐脈>の増強
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 β-遮断作用<例えば心拍数減少・徐脈>の増強
炭酸脱水酵素阻害剤<全身投与> 全身的な作用に対して相加的な作用
アセタゾラミド<全身投与> 全身的な作用に対して相加的な作用
アスピリン 双方又は一方の薬剤の副作用が増強
オミデネパグ イソプロピル チモロールマレイン酸塩併用例で結膜充血等の眼炎症性副作用の発現頻度の上昇

アゾルガ配合懸濁性点眼液と主成分が同じ薬

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アゾルガ配合懸濁性点眼液に関係する解説

β遮断薬・炭酸脱水酵素阻害薬配合剤(点眼薬)

  • アゾルガ配合懸濁性点眼液は、β遮断薬・炭酸脱水酵素阻害薬配合剤(点眼薬)に分類される。
  • β遮断薬・炭酸脱水酵素阻害薬配合剤(点眼薬)とは、眼圧(眼の中の圧力)を上昇させる房水(眼房水)の産生を抑えることで眼圧低下作用をあらわし、緑内障などの悪化を防ぐ薬。

β遮断薬・炭酸脱水酵素阻害薬配合剤(点眼薬)の代表的な商品名

  • コソプト
  • アゾルガ
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