処方薬
ディスコビスク1.0眼粘弾剤
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ディスコビスク1.0眼粘弾剤の添付文書

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効果・効能

水晶体再建術の手術補助。

用法・用量

白内障摘出時には0.1~0.4mL、眼内レンズ挿入時には0.1~0.4mLを前房内に注入する。また、必要に応じて眼内レンズコーティングに約0.1mL使用する。

副作用

承認時までの国内で実施した臨床試験で、総症例(日本人)188例中、副作用発現は11例11件(5.9%)であり、いずれも術後5時間目の眼圧上昇であった。

  1. その他の副作用:眼圧上昇が現れることがあり、このような場合には、眼圧下降薬を投与する等、適切な処置をとる。

    :(5%以上)眼圧上昇。

  2. その他の副作用(類薬)

    類薬で、角膜浮腫、近視、虹彩炎、角膜熱傷、炎症反応、嚢胞様黄斑浮腫、角膜混濁、前房出血、虹彩新生血管、虹彩後癒着、結膜癒着不全、散瞳、水晶体混濁、浅前房、疼痛、霧視、かゆみ、嘔気・嘔吐、眼内レンズ表面混濁が現れたとの報告がある。

使用上の注意

(原則禁忌)

本剤の成分に対し過敏症又は蛋白系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者。

(重要な基本的注意)

  1. 本剤の使用にあたっては、必ず添付のカニューレを使用し、カニューレが完全にシリンジに装着したことを確認してから使用する(装着が完全でないと、使用中にカニューレが外れ重篤な事故が生ずる可能性がある)。

  2. 注意深く、ゆっくりと注入する。

  3. 過量に注入しない(術後の眼圧上昇の原因となる可能性がある)。

  4. 超音波乳化吸引術を行う前に吸引灌流を行い、水晶体と本剤との間に灌流液で満たした空間を作る(空間が不十分なまま超音波乳化吸引術を行うとチップの閉塞により、灌流不全となり角膜熱傷を起こすことがある)。

  5. 特に手術直後は、注意深く眼圧を観察する(もし眼圧上昇が現れた場合は適切な処置を行う)。

  6. 手術後、吸引灌流し、挿入したレンズの後方や前房隅角等眼内すべてから本剤を完全に除去する(眼圧上昇を起こすことがある)。

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

(適用上の注意)

  1. 投与経路:本剤は眼科用剤として、用法・用量にしたがって投与し、血管内へは投与しない。

  2. 使用時

    1. ガラス容器が損傷している場合は使用しない。
    2. 澄明な製剤のみを使用する。
    3. 本剤は冷所に保存するので、使用に先立って室温に30分以上保つことが望ましい。
    4. 本剤の使用にあたっては、気泡の混入を防ぐため使用方法に十分留意する。
    5. 術後は本剤を十分に除去する。
  3. 開封後:本剤の開封後の使用は1回限りとし、残液はカニューレ及び容器とともに廃棄し、再使用しない。

(取扱い上の注意)

本剤への気泡の混入を防ぐため、包装の表示に従って保存する。

(本剤の使用法)

  1. 無菌的操作でブリスターパックからふたをはがす。

  2. シリンジ先端部についているキャップをはずす(キャップはきつく締まっている)。

  3. カニューレハブに本剤又は眼灌流液を注入し、カニューレハブ上端までいっぱいに充填する。

  4. シリンジ筒を片手で持ち、もう一方の手でプランジャーロッドを押しながらシリンジ先端部から空気を抜く。本剤がシリンジ先端部から漏れないように注意する。

  5. カニューレカートリッジをねじりながらカニューレをシリンジ筒に装着する。その際、カニューレがしっかりと固定されるまでねじりこむ。なお、添付のカニューレのみを使用する。

  6. カニューレとシリンジ筒の接続部分が完全に装着されていることを目で見て確認する。

  7. カニューレからカニューレカートリッジをまっすぐに抜く。カートリッジを抜く際にカニューレをひねったり、ねじって緩めたりしないよう注意する。

  8. シリンジを縦にしてカニューレロック用リングの穴にカニューレの針を通す。

  9. カニューレロック用リングを右回り(時計回り)に回してシリンジにしっかり固定する。

  10. 空気を完全に取り除くために、シリンジを片手で持ち、もう一方の手で本剤が先端から出てくるまでプランジャーロッドをゆっくりと押す。

(保管上の注意)

遮光して、凍結を避け、冷所(2~8℃)で保存。