デタントール0.01%点眼液の添付文書
添付文書PDFファイル
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効果・効能
次の疾患において、他の緑内障治療薬で効果不十分な場合:緑内障、高眼圧症。
(効能又は効果に関連する注意)
他の緑内障治療薬で十分な眼圧下降効果が得られない場合、または副作用等により他の緑内障治療薬の使用が継続不可能な場合に本剤の使用を検討すること。
用法・用量
通常、1回1滴、1日2回点眼する。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 2. その他の副作用
- 眼:(1~5%未満)結膜充血、(1%未満)眼異物感、眼刺激、角膜びらん・びまん性表層角膜炎等の角膜上皮障害、眼そう痒感、霧視、結膜炎、(頻度不明)眼瞼炎、眼痛、眼乾燥感、眼部不快感、術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)。
- その他:(1%未満)頭痛、(頻度不明)動悸、頻脈。
使用上の注意
(禁忌)
- 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(動物実験(ラット:経口)で催奇形作用が報告されている)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(動物実験(ラット:経口)で乳汁中への移行が報告されている)。
(小児等)
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(高齢者)
一般に生理機能が低下している。
(適用上の注意)
- 薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 本剤に含まれるベンザルコニウム塩化物はソフトコンタクトレンズに吸着されることがあるので、ソフトコンタクトレンズを装用している場合には点眼前にレンズを外し点眼後少なくとも5~10分間の間隔をあけて再装用すること。
・ 薬液汚染防止のため、点眼のとき、容器の先端が直接目に触れないように注意すること。
・ 患眼を開瞼して結膜嚢内に点眼し、1~5分間閉瞼して涙嚢部を圧迫させた後、開瞼すること。
・ 他の点眼剤を併用する場合には、少なくとも5分以上間隔をあけてから点眼すること。
・ 遮光して保存すること。
(その他の注意)
- 臨床使用に基づく情報
α1遮断薬を服用中又は過去に服用経験のある患者において、α1遮断作用によると考えられる術中虹彩緊張低下症候群(Intraoperative Floppy Iris Syndrome)があらわれるとの報告がある。
(取扱い上の注意)
外箱開封後は、遮光して保存すること。
(保管上の注意)
室温保存。