オペガードネオキット眼灌流液0.0184%の添付文書
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効果・効能
眼科手術時(白内障手術時、硝子体手術時、緑内障手術時)の眼灌流及び洗浄。
用法・用量
用時、オキシグルタチオン溶液と希釈液を混合し、眼科手術時に眼内及び眼外の灌流及び洗浄を目的とし、次記の量を目安として適量を使用する。なお、術式及び手術時間等により適宜増減する。
白内障手術:60~240mL。
硝子体手術:90~400mL。
緑内障手術:30~260mL。
混合方法(必ず混合する):
開封:薬液バッグを外袋より取り出す。
開通:下室を両手で押して隔壁を開通する。
混合:上室と下室を交互に押して、よく混合する。
副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用(頻度不明)
眼:角膜浮腫、角膜混濁[発現した場合には、適切な処置を行う]。
使用上の注意
(重要な基本的注意)
糖尿病の合併症のある硝子体手術患者に使用した場合、水晶体混濁を起こすことがあるとの報告があるので注意する。
(適用上の注意)
投与経路:眼科手術時の眼灌流及び洗浄のみに使用する。
使用時:
- 外袋は用時に開封する(外袋に封入してある炭酸ガス(CO2)の気散により、内容液のpHが上昇する)。
- 隔壁を開通し、よく混合して使用する。また、上室液又は下室液は決して単独で使用しない。
- 混合後6時間以内に使用する。
使用後:使用は1回限りとし、残液は廃棄する(本剤は保存剤を含有しないので、二次汚染の恐れがある)。
(取扱い上の注意)
注意:
製品の品質を保持するため、外袋内に炭酸ガス(CO2)を封入しているので、ソフトバッグを包んでいる外袋は使用時まで開封しない。
外袋が破損したものは使用しない。
外袋開封前に外袋のインジケーターが黄土色以外に変色しているものは使用しない。
外袋の内側に水滴や内容液の漏出が認められるものは、ソフトバッグにピンホールが発生している恐れがあるので、使用しない。
上室液と下室液の混合が起こっている場合や、隔壁が白色化し(隔壁の溶着が剥離すると白色化する)、白色化部分が両室に通じている場合には使用しない。
ゴム栓のシールがはがれているときには使用しない。
導入針はゴム栓の大きな○の穴にまっすぐ刺す。
ソフトバッグ製品であるため、通気針は不要である。
ソフトバッグ製品は、原則として連結管を用いたタンデム方式による投与はできない。
ソフトバッグ製品は、硝子体手術装置の灌流圧自動調整システム(加圧ガスを灌流液の容器内に送り灌流圧を調整するシステム)には対応しないので、灌流圧の調整が必要な場合は、灌流圧自動調整システムは使用せずソフトバッグの高さを上下して調整する。
ソフトバッグの液目盛りはおよその目安として使用する。
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(25℃、相対湿度60%、2年)の結果、本剤は通常の市場流通下において、2年間安定であることが確認された。
使用期限内であっても、外袋開封後は速やかに使用する。