処方薬
硫酸アトロピン「ホエイ」

硫酸アトロピン「ホエイ」の基本情報

硫酸アトロピン「ホエイ」の概要

商品名 硫酸アトロピン「ホエイ」
一般名 アトロピン硫酸塩水和物
薬価・規格 2452.2円 (1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 末
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製造会社 ヴィアトリス・ヘルスケア
YJコード 1242008X1058
レセプト電算コード 611240460
添付文書PDFファイル

硫酸アトロピン「ホエイ」の主な効果と作用

  • お腹のけいれんや痛みをやわらげるお薬です。
  • 消化管の筋肉のけいれんをおさえたり、胃酸の分泌をおさえる働きがあります。
  • 尿管や膀胱にできた結石による激しい痛みをおさえるお薬です。

硫酸アトロピン「ホエイ」の用途

硫酸アトロピン「ホエイ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

散瞳、視調節障害、緑内障、心悸亢進、呼吸障害、頭痛、頭重感、記銘障害、口渇、悪心、嘔吐

上記以外の副作用

嚥下障害、便秘、排尿障害、過敏症、発疹、顔面潮紅、アレルギー性結膜炎、眼瞼結膜炎、続発性緑内障、眼圧上昇、血圧上昇、幻覚、痙攣、興奮、発熱

硫酸アトロピン「ホエイ」の用法・用量

  • 〈経口〉アトロピン硫酸塩水和物として、通常、成人1日1.5mgを3回に分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 非薬物性パーキンソニズムの場合には、アトロピン硫酸塩水和物として、通常、成人最初1日0.5~1mgを3回に分割経口投与し、以後漸次増量する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • 〈点眼液〉アトロピン硫酸塩水和物として、通常、0.5~1%液を1日1~3回、1回1~2滴ずつ点眼する
  • 〈眼軟膏〉アトロピン硫酸塩水和物として、通常、1%眼軟膏を1日1~3回、適量を結膜のうに塗布する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

硫酸アトロピン「ホエイ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 前房が浅い
    • 前立腺肥大による排尿障害
    • 閉塞隅角緑内障
    • 麻痺性イレウス
    • 緑内障
    • 狭隅角
    • 眼圧上昇素因
    • 開放隅角緑内障
    • 潰瘍性大腸炎
    • 甲状腺機能亢進症
    • 重篤な心疾患
    • 前立腺肥大<排尿障害を除く>
    • 心筋梗塞に併発する徐脈
    • 心筋梗塞に併発する房室伝導障害
    • うっ血性心不全

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

硫酸アトロピン「ホエイ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗コリン作用を有する薬剤 相加的に抗コリン作用が増強
三環系抗うつ剤 相加的に抗コリン作用が増強、本剤の作用が増強
アミトリプチリン 相加的に抗コリン作用が増強、本剤の作用が増強
イミプラミン 相加的に抗コリン作用が増強、本剤の作用が増強
フェノチアジン系薬剤 相加的に抗コリン作用が増強、本剤の作用が増強
クロルプロマジン 相加的に抗コリン作用が増強、本剤の作用が増強
フルフェナジン 相加的に抗コリン作用が増強、本剤の作用が増強
イソニアジド 相加的に抗コリン作用が増強
抗ヒスタミン剤 相加的に抗コリン作用が増強、本剤の作用が増強
モノアミン酸化酵素阻害剤 抗コリン作用が増強
セレギリン塩酸塩 抗コリン作用が増強
ラサギリンメシル酸塩 抗コリン作用が増強
強心配糖体製剤<経口> 毒性を増強
ジゴキシン<服用> 毒性を増強

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