処方薬
ベサコリン散5%

ベサコリン散5%の添付文書

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効果・効能

  1. 消化管機能低下のみられる次記疾患:慢性胃炎、迷走神経切断後、手術後の腸管麻痺及び分娩後の腸管麻痺、麻痺性イレウス。

  2. 手術後、分娩後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難(尿閉)。

用法・用量

ベタネコール塩化物として、1日30~50mgを3~4回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

副作用

総症例843例中、45例(5.34%)の副作用が報告されている(再評価結果時)。

  1. 重大な副作用(頻度不明)

    コリン作動性クリーゼ:コリン作動性クリーゼが現れることがあるので、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳等の症状が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5~1mg(患者の症状に合わせて適宜増減)を投与する。また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮する。

  2. その他の副作用

    1. 循環器:(0.1~5%未満)心悸亢進、(頻度不明)胸内苦悶。
    2. 消化器:(0.1~5%未満)胸やけ、悪心、嘔吐、唾液分泌過多、腹痛、下痢、(頻度不明)胃部不快感。
    3. 精神神経系:(0.1~5%未満)頭痛。
    4. 過敏症:(0.1~5%未満)発熱、発汗、顔面潮紅。

使用上の注意

(禁忌)

  1. 甲状腺機能亢進症の患者[心房細動の危険性を増加させる恐れがある]。

  2. 気管支喘息の患者[気管支喘息の症状を悪化させる恐れがある]。

  3. 消化管閉塞及び膀胱頚部閉塞のある患者[消化管通過障害、排尿障害を起こす恐れがある]。

  4. 消化性潰瘍の患者[消化性潰瘍を悪化させる恐れがある]。

  5. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。

  6. 冠動脈閉塞のある患者[冠血流量を減少させ、心疾患の症状を悪化させる恐れがある]。

  7. 強度の徐脈のある患者[徐脈を悪化させる恐れがある]。

  8. てんかんのある患者[てんかん発作を起こす恐れがある]。

  9. パーキンソニズムのある患者[パーキンソニズムの症状を悪化させる恐れがある]。

(慎重投与)

高齢者。

(重要な基本的注意)

コリン作動性クリーゼが現れることがあるので、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳等の症状が認められた場合には投与を中止し、アトロピン硫酸塩水和物0.5~1mg(患者の症状に合わせて適宜増減)を投与する。また、呼吸不全に至ることもあるので、その場合は気道を確保し、人工換気を考慮する。

(相互作用)

併用注意:コリン作動薬(ピロカルピン塩酸塩、セビメリン塩酸塩水和物等)、コリンエステラーゼ阻害薬(ジスチグミン臭化物等)[本剤のコリン作動性作用に基づく副作用(発汗・顔面潮紅等)を増強させる恐れがある(本剤のコリン作動性作用を増強させる恐れがある)]。

(高齢者への投与)

高齢者では、コリン作動性作用により発汗、潮紅、下痢、悪心、嘔吐等の副作用が現れやすいので注意する。

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。

(小児等への投与)

小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

(保管上の注意)

開栓後防湿。