処方薬
ベサコリン散5%

ベサコリン散5%の基本情報

ベサコリン散5%の概要

商品名 ベサコリン散5%
一般名 ベタネコール塩化物散
薬価・規格 9.1円 (5%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 散
内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
製造会社 アルフレッサ ファーマ
YJコード 1231004B1067
レセプト電算コード 620005100
添付文書PDFファイル

ベサコリン散5%の主な効果と作用

  • 胃が重い、もたれる、むかむかする、食欲がないなどの症状を改善するお薬です。
  • 膀胱の筋肉の収縮力を高め、尿を出やすくする働きがあります。
  • 排尿困難を治療するお薬です。
  • 胃腸の運動を活発にし、胃液の分泌を促す働きがあります。

ベサコリン散5%の用途

  • 手術後の尿閉
  • 手術後の排尿困難
  • 神経因性膀胱尿閉
  • 神経因性膀胱の排尿困難
  • 低緊張性膀胱の尿閉
  • 低緊張性膀胱の排尿困難
  • 分娩後の尿閉
  • 分娩後の排尿困難
  • 麻痺イレウス消化管機能低下
  • 慢性胃炎の消化管機能低下
  • 迷走神経切断後の消化管機能低下
  • 手術後の腸管麻痺の消化管機能低下
  • 分娩後の腸管麻痺の消化管機能低下

ベサコリン散5%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

心悸亢進、胸やけ、頭痛、過敏症、発熱、顔面潮紅、胸内苦悶、胃部不快感

起こる可能性のある重大な副作用

コリン作動性クリーゼ、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、唾液分泌過多、発汗、徐脈、血圧低下、縮瞳、呼吸不全

ベサコリン散5%の用法・用量

  • ベタネコール塩化物として、通常成人1日30~50mgを3~4回に分けて経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ベサコリン散5%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ベサコリン散5%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
コリン作動薬 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
塩酸ピロカルピン 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
塩酸セビメリン水和物 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
コリンエステラーゼ阻害剤 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強
臭化ジスチグミン 本剤のコリン作動性作用に基づく副作用<発汗・顔面潮紅等>を増強

ベサコリン散5%と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
    薬価 9.1円 (5%1g)
    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 散
    製造会社 アルフレッサ ファーマ
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ベサコリン散5%に関係する解説

副交感神経刺激薬(消化管運動亢進薬)

  • ベサコリン散5%は、副交感神経刺激薬(消化管運動亢進薬)に分類される。
  • 副交感神経刺激薬(消化管運動亢進薬)とは、副交感神経の働きを活発にし消化管運動を亢進させることで、胃もたれなどの消化器症状を改善する薬。

副交感神経刺激薬(消化管運動亢進薬)の代表的な商品名

  • ガスモチン
  • アコファイド
  • ベサコリン
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