処方薬
リドカイン静注液2%「タカタ」

リドカイン静注液2%「タカタ」の基本情報

リドカイン静注液2%「タカタ」の概要

商品名 リドカイン静注液2%「タカタ」
一般名 リドカイン注射液
薬価・規格 94.0円 (2%5mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 高田製薬
YJコード 1214401A5049
レセプト電算コード 620166503
添付文書PDFファイル

リドカイン静注液2%「タカタ」の主な効果と作用

  • 心臓に直接働いて、心臓の筋肉の異常な収縮をおさえる働きがあります。
  • 脈の乱れ(不整脈)を整えるお薬です。

リドカイン静注液2%「タカタ」の用途

リドカイン静注液2%「タカタ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

譫妄、眩暈、眠気、不安、多幸感、しびれ感、嘔吐、過敏症、蕁麻疹、皮膚症状、浮腫

起こる可能性のある重大な副作用

刺激伝導系抑制、ショック、PQ間隔延長、QRS幅増大、徐脈、血圧低下、意識障害、心停止、アナフィラキシーショック、振戦、痙攣、中毒症状、頻脈、不整脈、血圧変動、急激な体温上昇、筋強直、血液暗赤色化、チアノーゼ、過呼吸、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン尿、ポートワイン色尿、重篤な悪性高熱

リドカイン静注液2%「タカタ」の用法・用量

  • 静脈内1回投与法:リドカイン塩酸塩として、1回50~100mg(1~2mg/kg)を、1~2分間で、緩徐に静脈内注射する
  • 効果が認められない場合には、5分後に同量を投与する
    • また、効果の持続を期待する時には10~20分間隔で同量を追加投与してもさしつかえないが、1時間内の基準最高投与量は300mgとする
  • 本剤の静脈内注射の効果は、10~20分で消失する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

リドカイン静注液2%「タカタ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 完全房室ブロック
    • 重篤な刺激伝導障害
    • 刺激伝導障害
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • ショック状態
    • 心不全
    • 著明な洞性徐脈
    • 循環血液量減少
    • 徐拍性不整脈
    • 房室ブロック
    • ポルフィリン症
    • 高度洞性徐脈

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

リドカイン静注液2%「タカタ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
シメチジン リドカインの血中濃度が上昇
メトプロロール リドカインの血中濃度が上昇
プロプラノロール リドカインの血中濃度が上昇
ナドロール リドカインの血中濃度が上昇
リトナビル リドカインのAUCが上昇
ホスアンプレナビルカルシウム水和物 リドカインのAUCが上昇
硫酸アタザナビル リドカインのAUCが上昇
3群不整脈用剤 心機能抑制作用が増強
アミオダロン 心機能抑制作用が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの

リドカイン静注液2%「タカタ」と主成分が同じ薬

主成分が同じ薬をすべて見る

リドカイン静注液2%「タカタ」に関係する解説

Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)

  • リドカイン静注液2%「タカタ」は、Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)に分類される。
  • Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)とは、脈に関与する電気信号の一つであるNa(ナトリウム)イオンの通り道を塞ぎ、乱れた脈(主に頻脈)を整える薬。

Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)の代表的な商品名

  • リスモダン
  • シベノール
  • アスペノン
  • メキシチール
  • サンリズム
Naチャネル遮断薬(I群抗不整脈薬)についての詳しい解説を見る