処方薬
キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有

キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有の基本情報

キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有の概要

商品名 キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有
一般名 リドカイン塩酸塩・アドレナリン(1)注射液
薬価・規格 118.0円 (0.5%10mLバイアル)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 サンドファーマ
ブランド キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有 他
YJコード 1214400A1022
レセプト電算コード 641210003
添付文書PDFファイル

キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有の主な効果と作用

  • 局所麻酔剤です。

キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有の用途

  • 浸潤麻酔
  • 伝達麻酔
  • 硬膜外麻酔

キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

中毒、期外収縮、眠気、不安、興奮、霧視、眩暈、頭痛、悪心、嘔吐、過敏症

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、徐脈、不整脈、血圧低下、呼吸抑制、チアノーゼ、意識障害、心停止、アナフィラキシーショック、振戦、痙攣、中毒症状、肺水腫、血圧異常上昇、呼吸困難、頻脈、心悸亢進、胸内苦悶、運動障害、一過性異常感覚、持続的異常感覚、疼痛、知覚障害、膀胱直腸障害、神経学的疾患、血圧変動、急激な体温上昇、筋強直、血液暗赤色化、過呼吸、発汗、アシドーシス、高カリウム血症、ミオグロビン尿、ポートワイン色尿、重篤な悪性高熱

上記以外の副作用

蕁麻疹、皮膚症状、浮腫、結膜充血、眼痛、熱感、顔面潮紅、顔面蒼白

キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有の用法・用量

  • 硬膜外麻酔;[基準最高用量:1回100mL]通常成人5~30mLを使用する
  • 交感神経遮断には5~20mLを使用する
  • 伝達麻酔;[基準最高用量:1回100mL]通常成人3~40mLを使用する
  • 肋間神経遮断には5mLまでを使用する
  • 浸潤麻酔;[基準最高用量:1回100mL]通常成人2~40mLを使用する
    • なお、いずれの場合も、年齢、麻酔領域、部位、組織、症状、体質により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)各種麻酔方法による用量は次のとおりである
  • ()内はリドカイン塩酸塩として、<>内はアドレナリンとしての用量である
  • 1). 硬膜外麻酔:5~30mL(25~150mg)<0.05~0.3mg>
  • 2). 硬膜外麻酔[交感神経遮断]:5~20mL(25~100mg)<0.05~0.2mg>
  • 3). 伝達麻酔:3~40mL(15~200mg)<0.03~0.4mg>
  • 4). 伝達麻酔[肋間神経遮断]:5mLまで(25mgまで)<0.05mg>
  • 5). 浸潤麻酔:2~40mL(10~200mg)<0.02~0.4mg>
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 血管攣縮
    • 高血圧
    • 甲状腺機能亢進
    • ショック状態
    • 心不全
    • 前房が浅い
    • 糖尿病
    • 動脈硬化
    • 大量出血
    • 敗血症
    • 狭隅角
    • カテコールアミン製剤投与中
    • アドレナリン作動薬投与中
    • 抗精神病薬投与中
    • 注射部位又はその周辺に炎症
    • α遮断薬投与中
    • 眼圧上昇素因
    • 過敏反応
    • コカイン中毒
    • 心室頻拍
    • 重症不整脈
    • 精神神経症
    • 全身性血行障害
    • 末梢性血行障害
    • 血液凝固障害
    • 呼吸器疾患
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 心疾患
    • 髄膜炎
    • 中枢神経系疾患
    • 肺気腫
    • 肥満
    • ポルフィリン症
    • 灰白脊髄炎
    • 脊柱に著明な変形
    • ハロゲン含有吸入麻酔薬投与中
    • 抗凝血薬投与中
    • 心血管系に著しい障害
    • 腹部腫瘤
    • 心刺激伝導障害
    • 心弁膜症
    • 脊髄に結核
    • 脊髄に腫瘍
    • 脊椎に結核
    • 脊椎に腫瘍
    • 全身状態不良
    • 脊髄ろう

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

キシロカイン注射液「0.5%」エピレナミン(1:100,000)含有の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
コカイン アドレナリンの作用が増強
血液凝固阻止剤 血腫、脊髄障害
ブチロフェノン系精神神経用剤 過度の血圧低下
フェノチアジン系トランキライザー 過度の血圧低下
イミノジベンジル系抗精神病薬 過度の血圧低下
ゾテピン 過度の血圧低下
セロトニン・ドパミン拮抗薬 過度の血圧低下
多元受容体標的化抗精神病薬 過度の血圧低下
ドパミン受容体部分作動薬 過度の血圧低下
α遮断薬 過度の血圧低下
カテコールアミン製剤 不整脈、心停止
塩酸イソプロテレノール 不整脈、心停止
ノルエピネフリン 不整脈、心停止
交感神経作動薬 不整脈、心停止
β-刺激剤 不整脈、心停止
エフェドリン含有製剤 不整脈、心停止
メチルエフェドリン 不整脈、心停止
ハロゲン含有吸入麻酔剤 不整脈、心停止、頻脈
ハロタン 不整脈、心停止、頻脈、心室性期外収縮
イソフルラン 不整脈、心停止、頻脈、心室性期外収縮
セボフルラン 不整脈、心停止、頻脈、3回以上持続する心室性期外収縮
デスフルラン 不整脈、心停止、頻脈、3回以上持続する心室性期外収縮
三環系抗うつ剤 血圧上昇
イミプラミン 血圧上昇
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 血圧上昇
ミルナシプラン 血圧上昇
抗うつ剤 血圧上昇
マプロチリン 血圧上昇
モノアミン酸化酵素阻害剤 血圧上昇
メチルフェニデート 血圧上昇
非選択的β遮断薬 血圧上昇、血管収縮、徐脈
プロプラノロール 血圧上昇、血管収縮、徐脈
分娩促進剤 血圧上昇
オキシトシン製剤 血圧上昇
麦角アルカロイド 血圧上昇
エルゴメトリン 血圧上昇
ブロモクリプチン 血圧上昇、頭痛、痙攣
3群不整脈用剤 心機能抑制作用が増強
アミオダロン 心機能抑制作用が増強
ジギタリス剤 異所性不整脈
キニジン 心室細動
甲状腺ホルモン剤 冠不全発作
チロキシン製剤 冠不全発作
利尿剤 アドレナリンの作用が減弱
チアジド系薬剤 アドレナリンの作用が減弱
トリクロルメチアジド アドレナリンの作用が減弱
ヒドロクロロチアジド アドレナリンの作用が減弱
チアジド系類似剤 アドレナリンの作用が減弱
インダパミド アドレナリンの作用が減弱
ループ利尿剤 アドレナリンの作用が減弱
フロセミド アドレナリンの作用が減弱
カリウム保持性利尿剤 アドレナリンの作用が減弱
スピロノラクトン アドレナリンの作用が減弱

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