処方薬
レケンビ点滴静注500mg
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レケンビ点滴静注500mgの基本情報

レケンビ点滴静注500mgの概要

商品名 レケンビ点滴静注500mg
一般名 レカネマブ(遺伝子組換え)注射液
薬価・規格 114443.0円 (500mg5mL1瓶)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
製造会社 エーザイ
YJコード 1190408A2021
レセプト電算コード 629924701
添付文書PDFファイル

レケンビ点滴静注500mgの主な効果と作用

  • 物忘れがはげしくなる、同じことを繰返す、判断ができにくくなるなどの症状が進むのをおさえるお薬です。
  • 脳細胞が壊れる原因となるタンパク質を減らす働きがあります。

レケンビ点滴静注500mgの用途

レケンビ点滴静注500mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

過敏症、皮疹、紅斑、悪心、ALT増加、平衡障害、錯乱状態、抑うつ症状、記憶障害、緊張性頭痛、倦怠感

起こる可能性のある重大な副作用

Infusion reaction、頭痛、悪寒、発熱、吐き気、嘔吐、アミロイド関連画像異常、ARIA、ARIA-E、ARIA-浮腫、ARIA-滲出液貯留、ARIA-H、ARIA-微小出血、ARIA-ヘモジデリン沈着、ARIA-脳表ヘモジデリン沈着症、ARIA-脳出血、痙攣、てんかん重積、錯乱、視覚障害、めまい、歩行障害、ARIA再発

上記以外の副作用

起立性低血圧、転倒、注射部位反応、血中コレステロール増加、蛋白尿、注射部位血管外漏出

レケンビ点滴静注500mgの用法・用量

  • 通常、レカネマブ(遺伝子組換え)として10mg/kgを、2週間に1回、約1時間かけて点滴静注する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤投与により、アミロイド関連画像異常(ARIA)として、ARIA-浮腫/ARIA-滲出液貯留(ARIA-E)、ARIA-脳微小出血・ARIA-脳表ヘモジデリン沈着症・ARIA-脳出血(ARIA-H)があらわれることがある〔1.2、2.2、2.3、8.1、11.1.2参照〕
  • (1). MRI画像上軽度かつ無症候性のARIA-E、ARIA-Hが認められた場合は、慎重に臨床評価した上で、本剤の投与継続の可否を検討すること
  • 投与継続する場合、特に注意深く経過観察すること
  • (2). MRI画像上中等度及び重度のARIA-Eが認められた場合は、画像所見の消失まで投与を一時中断すること
  • MRI画像上1cmを超える脳出血並びに中等度及び重度のARIA-Hが認められた場合は、画像所見の安定化まで投与を一時中断すること
  • いずれの場合も注意深く経過観察し、投与再開は慎重な臨床判断の上で行うこと
  • (3). 症候性ARIAが認められた場合は、これらの症状が消失するとともに、ARIA-Eでは画像所見の消失まで、ARIA-Hでは画像所見の安定化まで投与を一時中断すること
  • 注意深く経過観察し、投与再開は慎重な臨床判断の上で行うこと
  • 【参考】<ARIAの重症度分類:MRI画像による分類>1). ARIA-E(MRI所見)①. 軽度:脳溝、皮質、又は皮質下白質の1ヵ所に限局した、5cm未満のFluid Attenuated Inversion Recovery(FLAIR)高信号
  • ②. 中等度:最大径が5~10cmのFLAIR高信号が1ヵ所にみられる、又は10cm未満の高信号が複数部位にみられる
  • ③. 重度:10cmを超えるFLAIR高信号で、脳回腫脹及び脳溝消失を伴う
  • 1ヵ所又は複数ヵ所に独立した病変を認める
  • 2). ARIA-H(MRI所見)①. 軽度:(脳微小出血)新規が1~4個、(脳表ヘモジデリン沈着症)1ヵ所
  • ②. 中等度:(脳微小出血)新規が5~9個、(脳表ヘモジデリン沈着症)2ヵ所
  • ③. 重度:(脳微小出血)新規が10個以上、(脳表ヘモジデリン沈着症)3ヵ所以上
  • <ARIA発現時の対応>1). ARIA-E①. 無症候性a. 軽度無症候性ARIA-E:投与継続可能[慎重に臨床評価した上で、本剤の投与継続の可否を検討し、投与継続する場合、特に注意深く経過観察すること]
  • b. 中等度無症候性ARIA-E、重度無症候性ARIA-E:画像所見消失まで投与中断[注意深く経過観察し、本剤の投与再開は慎重な臨床判断の上で行うこと]
  • ②. 症候性軽度、中等度、重度症候性ARIA-E:症状及び画像所見消失まで投与中断[注意深く経過観察し、本剤の投与再開は慎重な臨床判断の上で行うこと]
  • 2). ARIA-H①. 無症候性a. 軽度無症候性ARIA-H:投与継続可能[慎重に臨床評価した上で、本剤の投与継続の可否を検討し、投与継続する場合、特に注意深く経過観察すること]
  • b. 中等度無症候性ARIA-H:画像所見安定化まで中断[注意深く経過観察し、本剤の投与再開は慎重な臨床判断の上で行うこと]
  • c. 重度無症候性ARIA-H・画像上1cmを超える無症候性脳出血:画像所見安定化まで中断[注意深く経過観察し、投与の中止を含め治療内容を検討すること(本剤を投与再開する場合には、慎重な臨床判断の上で行うこと)]
  • ②. 症候性a. 軽度症候性ARIA-H、中等度症候性ARIA-H:症状消失及び画像所見安定化まで中断[注意深く経過観察し、本剤の投与再開は慎重な臨床判断の上で行うこと]
  • b. 重度症候性ARIA-H・画像上1cmを超える症候性脳出血:症状消失及び画像所見安定化まで中断[注意深く経過観察し、投与の中止を含め治療内容を検討すること(本剤を投与再開する場合には、慎重な臨床判断の上で行うこと)]
  • <ARIA発現後のMRIモニタリング>1). ARIA-E①. 軽度:ARIA重症化の有無を確認するため、軽度ARIA-Eが無症候性で投与を継続する場合、発現から約1~2ヵ月後にMRI検査の実施を考慮する
  • 軽度ARIA-Eが無症候性で投与を中断する場合、又は症候性の場合は、発現から約2~4ヵ月後にMRI検査を実施し、画像上ARIA-Eの消失が確認されない場合は、追加のMRI検査を実施する
  • ②. 中等度、重度:中等度、重度ARIA-E発現から約2~4ヵ月後にMRI検査を実施し、画像上ARIA-Eの消失が確認されない場合は、追加のMRI検査を実施する
  • 2). ARIA-H①. 軽度:軽度ARIA-Hが症候性の場合、発現から約2~4ヵ月後にMRI検査を実施し、画像上ARIA-Hの安定化が確認されない場合は、追加のMRI検査を実施する
  • ②. 中等度、重度・1cmを超える脳出血:中等度、重度ARIA-H・画像上1cmを超える脳出血発現から約2~4ヵ月後にMRI検査を実施し、画像上ARIA-Hの安定化が確認されない場合は、追加のMRI検査を実施する
  • 7.2. 本剤投与中は6ヵ月毎を目安に認知機能検査、患者及び家族・介護者から自他覚症状の聴取等による臨床症状の評価を行い、臨床症状の経過、認知症の重症度等から本剤の有効性が期待できないと考えられる場合は本剤の投与を中止すること
    • なお、本剤投与中に認知症の重症度が中等度以降に進行した患者に投与を継続したときの有効性は確立していない
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

レケンビ点滴静注500mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 重篤な過敏症
    • 中等度以降のアルツハイマー病による認知症
    • 投与開始前に1cmを超える脳出血
    • 投与開始前に5個以上の脳微小出血
    • 投与開始前に血管原性脳浮腫
    • 投与開始前に脳表ヘモジデリン沈着症
    • 無症候でアミロイドβ病理を示唆する所見のみ
    • 高血圧が持続
    • 1年以内の一過性脳虚血発作
    • 1年以内の脳卒中
    • 1年以内の痙攣
    • アポリポ蛋白E<ApoE>ε4ホモ接合型キャリア
    • 投与中に認知症の重症度が中等度以降に進行

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

レケンビ点滴静注500mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
血液凝固阻止剤 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血
ワルファリンカリウム 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血
ヘパリンナトリウム 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血
アピキサバン 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血
血小板凝集抑制作用を有する薬剤 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血
アスピリン 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血
硫酸クロピドグレル 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血
血栓溶解剤 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血
アルテプラーゼ 脳出血を発現した場合出血を助長、脳出血

レケンビ点滴静注500mgと主成分が同じ薬

  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 114443.0円 (500mg5mL1瓶)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 エーザイ
    先発
  • 注射薬 > 液剤 > 注射液のアイコン
    薬価 45777.0円 (200mg2mL1瓶)
    薬の形状 注射薬 > 液剤 > 注射液
    製造会社 エーザイ
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レケンビ点滴静注500mgに関係する解説

抗アミロイドβプロトフィブリル抗体製剤(アルツハイマー病治療薬)

  • レケンビ点滴静注500mgは、抗アミロイドβプロトフィブリル抗体製剤(アルツハイマー病治療薬)に分類される。
  • 抗アミロイドβプロトフィブリル抗体製剤(アルツハイマー病治療薬)とは、アミロイドβというタンパク質の凝集体(プロトフィブリルなど)に結合し脳内から除去する(減少させる)ことで、アルツハイマー病の病態進行を抑える薬。

抗アミロイドβプロトフィブリル抗体製剤(アルツハイマー病治療薬)の代表的な商品名

  • レケンビ
抗アミロイドβプロトフィブリル抗体製剤(アルツハイマー病治療薬)についての詳しい解説を見る