処方薬
ラジカット注30mg
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ラジカット注30mgの基本情報

ラジカット注30mgの概要

商品名 ラジカット注30mg
一般名 エダラボン注射液
薬価・規格 2019.0円 (30mg20mL1管)
薬の形状
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 田辺三菱製薬
ブランド ラジカット注30mg 他
YJコード 1190401A1023
レセプト電算コード 640451014
添付文書PDFファイル

ラジカット注30mgの主な効果と作用

  • 筋力が低下したり、食べ物が飲み込みにくくなるなどの症状の進行を防ぐお薬です。
  • 血液の固まりができることにより起こる手足の麻痺やしびれなどの症状を改善するお薬です。
  • 脳の血液の流れが悪いために増える有害物質を取り除く働きがあります。
  • 有害物質を取り除いて、筋肉の萎縮硬化の進行を防ぐ働きがあります。

ラジカット注30mgの用途

ラジカット注30mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

ALT上昇、AST上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、血小板減少、発疹、腫脹、紅斑、多形滲出性紅斑、赤血球減少

起こる可能性のある重大な副作用

急性腎障害、肝機能障害、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいALP上昇、著しいγ-GTP上昇、著しいLDH上昇、著しいビリルビン上昇、劇症肝炎、黄疸、重篤な肝炎、顆粒球減少、急性肺障害、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、ショック、アナフィラキシー、蕁麻疹、血圧低下、ネフローゼ症候群、腎機能低下、乏尿、播種性血管内凝固症候群、DIC

上記以外の副作用

白血球増多、白血球減少、ヘマトクリット値減少、ヘモグロビン減少、血小板増加、注射部発疹、注射部発赤腫脹、総ビリルビン値上昇、ビリルビン尿、BUN上昇、血清尿酸上昇、血清尿酸低下、蛋白尿、血尿、嘔気、血清コレステロール上昇、血清コレステロール低下、トリグリセライド上昇、血清総蛋白減少、CK低下、血清カリウム低下、尿中ブドウ糖陽性、熱感、血圧上昇、血清カルシウム低下、過敏症、発赤、膨疹、そう痒感、ウロビリノーゲン陽性、多尿、クレアチニン上昇、嘔吐、血清カリウム上昇、頭痛

ラジカット注30mgの用法・用量

  • 〈脳梗塞急性期に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善〉通常、成人に1回1管(エダラボンとして30mg)を適当量の生理食塩液等で用時希釈し、30分かけて1日朝夕2回の点滴静注を行う
  • 脳梗塞急性期の場合、発症後24時間以内に投与を開始し、投与期間は14日以内とする
  • 〈筋萎縮性側索硬化症(ALS)における機能障害の進行抑制〉通常、成人に1回2管(エダラボンとして60mg)を適当量の生理食塩液等で用時希釈し、60分かけて1日1回点滴静注を行う
  • 通常、本剤投与期と休薬期を組み合わせた28日間を1クールとし、これを繰り返す
  • 第1クールは14日間連日投与する投与期の後14日間休薬し、第2クール以降は14日間のうち10日間投与する投与期の後14日間休薬する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ラジカット注30mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 重篤な腎機能障害
    • 肝機能障害
    • 感染症
    • 筋萎縮
    • 心疾患
    • 脱水
    • 脱水状態
    • BUN/クレアチニン比が高い
    • Japan Coma Scale100以上
    • 高度意識障害
    • 刺激しても覚醒しない
    • 投与前のBUN/クレアチニン比が高い
    • 抗生物質を併用
    • ALS重症度分類4度以上
    • 筋萎縮性側索硬化症<ALS>で努力性肺活量が理論正常値の70%未満に低下
    • 腎機能障害<重篤な腎機能障害を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ラジカット注30mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
抗生物質 腎機能障害が増悪
セファゾリンナトリウム 腎機能障害が増悪
セフォチアム塩酸塩 腎機能障害が増悪
ピペラシリンナトリウム 腎機能障害が増悪

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ラジカット注30mgに関係する解説

筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬

  • ラジカット注30mgは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬に分類される。
  • 筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬とは、神経伝達物質のグルタミン酸やフリーラジカルなどに関わり、神経細胞の障害を抑えることでALSの進行を遅らせる薬。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療薬の代表的な商品名

  • リルテック
  • ラジカット
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