リントン注5mgの基本情報
リントン注5mgの概要
商品名 | リントン注5mg |
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一般名 | ハロペリドール注射液 |
薬価・規格 | 56.0円 (0.5%1mL1管) |
薬の形状 |
注射薬 > 液剤 > 注射液
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製造会社 | 田辺三菱製薬 |
ブランド | リントン細粒1% 他 |
YJコード | 1179404A1089 |
レセプト電算コード | 620008951 |
リントン注5mgの主な効果と作用
- 脳内の
神経伝達物質 の働きをよくし、ゆううつで落ち込んだ気分、意欲や行動の低下している状態を改善する働きがあります。 - 強い不安や緊張感をやわらげ、心の病気で起きる幻覚、妄想などをおさえるお薬です。
- 不安や緊張などの精神の不安定な状態をおさえる働きがあります。
リントン注5mgの用途
リントン注5mgの副作用
主な副作用
便秘、ジスキネジー、不随意運動、頭痛、血圧降下、起立性低血圧、心電図異常、QT間隔延長、T波変化、肝機能異常、錐体外路症状
起こる可能性のある重大な副作用
悪性症候群、Syndrome malin、無動緘黙、強度筋強剛、筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、CK上昇、血清CPK上昇、CPK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、嚥下性肺炎、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全、心室細動、心室頻拍、Torsades de Pointes、QT延長、心停止、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、遅発性ジスキネジー、口周部不随意運動、四肢不随意運動、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、咽頭痛、全身倦怠、皮下出血、粘膜下出血、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇
上記以外の副作用
パーキンソン症候群、振戦、流涎、寡動、歩行障害、仮面様顔貌、嚥下障害、アカシジア、静座不能、ジストニア、痙攣性斜頚、顔面攣縮、喉頭攣縮、頚部攣縮、後弓反張、眼球上転発作、眼調節障害、角膜混濁、水晶体混濁、角膜色素沈着、過敏症、発疹、蕁麻疹、そう痒感、光線過敏症、貧血、下痢、口渇、月経異常、体重増加、女性型乳房、乳汁分泌、高プロラクチン血症、インポテンス、持続勃起、不眠、焦燥感、神経過敏、眠気、眩暈、頭重、不安、幻覚、興奮、性欲異常、過鎮静、抑うつ、知覚変容発作、倦怠感、疲労感、潮紅、鼻閉、排尿困難、体温調節障害
リントン注5mgの用法・用量
- 急激な精神運動興奮などで、緊急を要する場合に用いる
- ハロペリドールとして、1回5mgを1日1~2回静脈内又は筋肉内注射する
- なお、年齢・症状により適宜増減する
リントン注5mgの使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
リントン注5mgの注意が必要な飲み合わせ
薬剤名 | 影響 |
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QTを延長する薬剤 | QT延長 |
エピネフリン | 作用を逆転させ重篤な血圧降下 |
中枢抑制剤 | 中枢神経抑制作用が増強 |
バルビツール酸誘導体 | 中枢神経抑制作用が増強 |
エタノール摂取 | 相互に作用を増強 |
リチウム製剤 | 心電図変化、重症の錐体外路症状、持続性のジスキネジー、突発性の悪性症候群<Syndrome malin>、非可逆性の脳障害 |
抗コリン作用を有する薬剤 | 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強く現れる、精神症状が悪化 |
抗コリン性抗パーキンソン病薬 | 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強く現れる、精神症状が悪化 |
フェノチアジン系薬剤 | 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強く現れる、精神症状が悪化 |
三環系抗うつ剤 | 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強く現れる、精神症状が悪化 |
抗ドパミン作用を有する薬剤 | 内分泌機能異常、錐体外路症状 |
ベンザミド系薬剤 | 内分泌機能異常、錐体外路症状 |
メトクロプラミド | 内分泌機能異常、錐体外路症状 |
スルピリド | 内分泌機能異常、錐体外路症状 |
チアプリド | 内分泌機能異常、錐体外路症状 |
ドンペリドン | 内分泌機能異常、錐体外路症状 |
タンドスピロン | 錐体外路症状を増強 |
ドパミン作動薬 | 作用が減弱 |
レボドパ | 作用が減弱 |
ブロモクリプチン | 作用が減弱 |
肝酵素誘導作用をもつ医薬品 | 本剤の作用が減弱 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 | 本剤の作用が減弱 |
カルバマゼピン | 本剤の作用が減弱 |
リファンピシン類 | 本剤の作用が減弱 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 | 本剤の作用が増強し副作用が発現 |
イトラコナゾール | 本剤の作用が増強し副作用が発現 |
肝薬物代謝酵素CYP2D6を阻害する薬剤 | 本剤の作用が増強し副作用が発現 |
キニジン | 本剤の作用が増強し副作用が発現 |
プロメタジン | 本剤の作用が増強し副作用が発現 |
クロルプロマジン | 本剤の作用が増強し副作用が発現 |
飲食物との組み合わせ注意
- アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>