ラツーダ錠60mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
アカシジア、静坐不能、ジスキネジア、疼痛、脱力、そう痒、じん麻疹、湿疹、発疹、血管浮腫、顔面腫脹
起こる可能性のある重大な副作用
遅発性ジスキネジア、口周部不随意運動、不随意運動、高血糖、白血球減少、悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害、痙攣、強直間代性痙攣、部分発作、ミオクローヌス発作、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、高血糖悪化、糖尿病悪化、口渇、多飲、多尿、頻尿、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、無顆粒球症
上記以外の副作用
不安、傾眠、不眠、頭痛、浮動性めまい、易刺激性、激越、攻撃性、リビドー減退、幻覚、妄想、悪夢、鎮静、抑うつ、自傷行為、自殺念慮、自殺企図、振戦、ジストニア、パーキンソニズム、筋固縮、運動緩慢、流涎過多、眼球回転発作、構語障害、筋緊張、筋痙縮、落ち着きのなさ、錐体外路障害、心電図異常、QT延長、PR短縮、房室ブロック、動悸、徐脈、血圧上昇、血小板減少、好中球減少、プロラクチン上昇、甲状腺機能異常、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、乳汁分泌、月経異常、悪心、嘔吐、便秘、腹部不快感、胃腸障害、口内乾燥、上腹部痛、腹痛、食欲減退、食欲亢進、消化不良、腹部膨満、胃炎、下痢、ALT上昇、AST上昇、肝機能異常、ビリルビン上昇、肝障害、排尿困難、排尿異常、尿蛋白陽性、体重増加、体重減少、多汗、熱感、疲労、筋力低下、筋骨格硬直、胸内苦悶感、胸部圧迫感、背部痛、耐糖能異常、血糖上昇、HbA1c上昇、尿糖陽性、脂質異常症、多飲症、摂食障害、拒食、過食、咳嗽、鼻咽頭炎、アレルギー性鼻炎、色素沈着、脱毛、霧視、回転性めまい、末梢性浮腫、糖尿病、過敏症、咽頭浮腫、舌腫脹、失神、パニック発作、突然死、眉間反射異常、錐体外路症状、開口障害、舌痙攣、嚥下障害、斜頚、運動低下、脳血管発作、狭心症、起立性低血圧、貧血、乳房腫大、乳房痛、勃起不全、腎不全、低ナトリウム血症
ラツーダ錠60mgの用法・用量
- 〈統合失調症〉通常、成人にはルラシドン塩酸塩として40mgを1日1回食後経口投与する
- なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は80mgを超えないこと
- 〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉通常、成人にはルラシドン塩酸塩として20~60mgを1日1回食後経口投与する
- なお、開始用量は20mg、増量幅は1日量として20mgとし、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は60mgを超えないこと
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 〈統合失調症〉忍容性が確認され、効果不十分な場合にのみ増量を検討すること(また、本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること)
- 7.2. 〈統合失調症〉中等度以上の腎機能障害のある患者では、次記を参考に、腎機能の程度に応じて投与量を適宜減量し、慎重に投与すること〔9.2.1、16.6.1参照〕
- 1). 〈統合失調症〉中等度腎機能障害の統合失調症:1.4mg/dL<Cr≦2.4mg/dLの統合失調症の男性、1.2mg/dL<Cr≦2.0mg/dLの統合失調症の女性、30mL/min≦CLcr<50mL/minの統合失調症;開始用量20mg、増量幅10mg、維持用量40mg、最高用量60mg
- 2). 〈統合失調症〉重度腎機能障害の統合失調症:Cr>2.4mg/dLの統合失調症の男性、Cr>2.0mg/dLの統合失調症の女性、CLcr<30mL/minの統合失調症;開始用量20mg、増量幅10mg、維持用量20mg、最高用量60mg
- 血清クレアチニン(Cr):クレアチニンクリアランス(CLcr)に相当する換算値(年齢60歳、体重65kg)
- 7.3. 〈統合失調症〉中等度以上の肝機能障害のある患者では、次記を参考に、肝機能の程度に応じて投与量を適宜減量し、慎重に投与すること〔9.3.1、16.6.2参照〕
- 1). 〈統合失調症〉中等度肝機能障害の統合失調症:Child-Pugh分類Bの統合失調症;開始用量20mg、増量幅10mg、維持用量40mg、最高用量60mg
- 2). 〈統合失調症〉重度肝機能障害の統合失調症:Child-Pugh分類Cの統合失調症;開始用量20mg、増量幅10mg、維持用量20mg、最高用量30mg
- 7.4. 〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉中等度以上の腎機能障害のある患者では、次記を参考に、腎機能の程度に応じて投与量を適宜減量し、慎重に投与すること〔9.2.1、16.6.1参照〕
- 1). 〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉中等度腎機能障害の双極性障害:1.4mg/dL<Cr≦2.4mg/dLの双極性障害の男性、1.2mg/dL<Cr≦2.0mg/dLの双極性障害の女性、30mL/min≦CLcr<50mL/minの双極性障害;開始用量10mg、増量幅10mg、維持用量設定なし、最高用量60mg
- 2). 〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉重度腎機能障害の双極性障害:Cr>2.4mg/dLの双極性障害の男性、Cr>2.0mg/dLの双極性障害の女性、CLcr<30mL/minの双極性障害;開始用量10mg、増量幅10mg、維持用量設定なし、最高用量60mg
- 血清クレアチニン(Cr):クレアチニンクリアランス(CLcr)に相当する換算値(年齢60歳、体重65kg)
- 7.5. 〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉中等度以上の肝機能障害のある患者では、次記を参考に、肝機能の程度に応じて投与量を適宜減量し、慎重に投与すること〔9.3.1、16.6.2参照〕
- 1). 〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉中等度肝機能障害の双極性障害:Child-Pugh分類Bの双極性障害;開始用量10mg、増量幅10mg、維持用量設定なし、最高用量60mg
- 2). 〈双極性障害におけるうつ症状の改善〉重度肝機能障害の双極性障害:Child-Pugh分類Cの双極性障害;開始用量10mg、増量幅10mg、維持用量設定なし、最高用量30mg
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
イトラコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
ボリコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
ミコナゾール<経口剤・口腔用剤・注射剤> |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
フルコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
ホスフルコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
ポサコナゾール |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
リトナビル |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
ダルナビル |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
アタザナビル |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
ホスアンプレナビル |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
エンシトレルビル |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
コビシスタットを含有する製剤 |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
クラリスロマイシン |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
ジルチアゼム |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
エリスロマイシン |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
ベラパミル |
本剤の血中濃度が上昇し作用が増強 |
リファンピシン類 |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
フェニトイン |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
ホスフェニトイン |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
カルバマゼピン |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
バルビツール酸誘導体 |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
ボセンタン |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
エファビレンツ |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
エトラビリン |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
モダフィニル |
本剤の血中濃度が低下し作用が減弱 |
アドレナリン<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く> |
作用を逆転させ重篤な血圧降下 |
アドレナリン含有歯科麻酔剤 |
重篤な血圧降下 |
リドカイン・アドレナリン歯科麻酔剤 |
重篤な血圧降下 |
中枢抑制剤 |
相互に中枢神経抑制作用を増強 |
エタノール摂取 |
相互に中枢神経抑制作用を増強 |
ドパミン作動薬 |
相互に作用が減弱 |
レボドパ |
相互に作用が減弱 |
ブロモクリプチン |
相互に作用が減弱 |