処方薬
インチュニブ錠1mg
先発

インチュニブ錠1mgの基本情報

インチュニブ錠1mgの概要

商品名 インチュニブ錠1mg
一般名 グアンファシン塩酸塩徐放錠
薬価・規格 398.8円 (1mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 徐放錠
内用薬 > 錠剤 > 徐放錠のアイコン
製造会社 武田薬品
ブランド インチュニブ錠1mg 他
YJコード 1179057G1021
レセプト電算コード 622546701
識別コード 503
添付文書PDFファイル

インチュニブ錠1mgの主な効果と作用

  • 脳の神経を活発にする働きがあります。
  • 注意力不足や衝動的な落ち着きのなさなどの症状を改善するお薬です。

インチュニブ錠1mgの用途

  • AD/HD
  • 注意欠陥/多動性障害

インチュニブ錠1mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

傾眠、頭痛、不眠、めまい、口渇、便秘、倦怠感、起立性低血圧、血圧上昇、頻脈、洞性不整脈

起こる可能性のある重大な副作用

徐脈、高度低血圧、失神、房室ブロック

上記以外の副作用

易刺激性、悪夢、感情不安定、激越、鎮静、無力症、腹痛、食欲減退、悪心、下痢、腹部不快感、嘔吐、消化不良、遺尿、体重増加、頻尿、胸痛、ALT上昇、過敏症、発疹、そう痒、蒼白、高血圧性脳症、QT延長、不安、うつ病、嗜眠、痙攣、過眠症、幻覚、喘息、脱水、勃起不全

インチュニブ錠1mgの用法・用量

  • 〈18歳未満の患者〉通常、体重50kg未満の場合はグアンファシンとして1日1mg、体重50kg以上の場合はグアンファシンとして1日2mgより投与を開始し、1週間以上の間隔をあけて1mgずつ、次の維持用量まで増量する
    • なお、症状により適宜増減するが、次の最高用量を超えないこととし、いずれも1日1回経口投与すること
  • 1). 体重17kg以上25kg未満:開始用量1mg、維持用量1mg、最高用量2mg
  • 2). 体重25kg以上34kg未満:開始用量1mg、維持用量2mg、最高用量3mg
  • 3). 体重34kg以上38kg未満:開始用量1mg、維持用量2mg、最高用量4mg
  • 4). 体重38kg以上42kg未満:開始用量1mg、維持用量3mg、最高用量4mg
  • 5). 体重42kg以上50kg未満:開始用量1mg、維持用量3mg、最高用量5mg
  • 6). 体重50kg以上63kg未満:開始用量2mg、維持用量4mg、最高用量6mg
  • 7). 体重63kg以上75kg未満:開始用量2mg、維持用量5mg、最高用量6mg
  • 8). 体重75kg以上:開始用量2mg、維持用量6mg、最高用量6mg
  • 〈18歳以上の患者〉通常、グアンファシンとして1日2mgより投与を開始し、1週間以上の間隔をあけて1mgずつ、1日4~6mgの維持用量まで増量する
    • なお、症状により適宜増減するが、1日用量は6mgを超えないこととし、いずれも1日1回経口投与すること
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. CYP3A4/5阻害剤投与中の患者、重度肝機能障害のある患者又は重度腎機能障害のある患者に投与する場合には、1日1mgより投与を開始すること〔9.2.1、9.3.1、10.2、16.6.1、16.7.1参照〕
  • 7.2. 本剤の投与を中止する場合は、原則として3日間以上の間隔をあけて1mgずつ、血圧及び脈拍数を測定するなど患者の状態を十分に観察しながら徐々に減量すること(本剤の急な中止により、血圧上昇及び頻脈があらわれることがある)〔9.1.2参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

インチュニブ錠1mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 房室ブロック<第三度>
    • 房室ブロック<第二度>
    • 投与開始前に心電図異常
    • 狭心症
    • 虚血性心疾患
    • 起立性低血圧
    • 高血圧
    • 徐脈
    • 心筋梗塞
    • 心血管疾患
    • 低血圧
    • 脳血管障害
    • 脳梗塞
    • 不整脈
    • 先天性QT延長症候群
    • QT延長を起こすことが知られている薬剤投与中
    • 重度肝機能障害
    • 重度腎機能障害
    • 抑うつ状態
    • CYP3A4/5阻害剤投与中
    • 血圧を低下させる作用を有する薬剤投与中
    • 脈拍数を減少させる作用を有する薬剤投与中

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

インチュニブ錠1mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
QTを延長する薬剤 QT延長
CYP3A4/CYP3A5を阻害する薬剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
イトラコナゾール 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
リトナビル 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
クラリスロマイシン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
CYP3A4/5誘導剤 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
リファンピシン類 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
フェノバルビタール 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
フェニトイン 本剤の血中濃度が減少し作用が減弱
中枢抑制剤 相互に作用を増強
催眠・鎮静剤 相互に作用を増強
抗精神病薬 相互に作用を増強
フェノチアジン系薬剤 相互に作用を増強
バルビツール酸誘導体 相互に作用を増強
ベンゾジアゼピン系化合物 相互に作用を増強
エタノール摂取 相互に作用を増強
バルプロ酸 血中濃度が増加
降圧作用を有する薬剤 相互に作用を増強し失神
β-遮断剤 相互に作用を増強し失神
カルシウム拮抗剤 相互に作用を増強し失神
ACE阻害剤 相互に作用を増強し失神
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 相互に作用を増強し失神
降圧利尿剤 相互に作用を増強し失神
徐脈等を生じる可能性のある薬剤 相互に作用を増強し失神
ジギタリス剤 相互に作用を増強し失神

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

インチュニブ錠1mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 徐放錠のアイコン
    薬価 527.2円 (3mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 徐放錠
    製造会社 武田薬品
    先発
  • 内用薬 > 錠剤 > 徐放錠のアイコン
    薬価 398.8円 (1mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 徐放錠
    製造会社 武田薬品
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

インチュニブ錠1mgに関係する解説

注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬

  • インチュニブ錠1mgは、注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬に分類される。
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬とは、脳内の神経伝達機能を改善し、注意力の散漫や衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善する薬。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬の代表的な商品名

  • コンサータ
  • ストラテラ
  • インチュニブ
  • ビバンセ
注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬についての詳しい解説を見る