処方薬
セルトラリン錠50mg「科研」
後発

セルトラリン錠50mg「科研」の基本情報

セルトラリン錠50mg「科研」の概要

商品名 セルトラリン錠50mg「科研」
一般名 セルトラリン塩酸塩50mg錠
薬価・規格 17.9円 (50mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ダイト
ブランド セルトラリン錠25mg「科研」 他
YJコード 1179046F2083
レセプト電算コード 622469201
識別コード セルトラリン50@
添付文書PDFファイル

セルトラリン錠50mg「科研」の主な効果と作用

  • ゆううつな気持ちや、不安やイライラ、やる気がなくなるなどのこころの症状や、食欲がなくなる、眠れないなどの体の症状を改善するお薬です。
  • 恐怖心をやわらげるお薬です。
  • 脳内の神経伝達物質セロトニン)の量を増やすことにより、ゆううつな気持ちや落ち込んでいる気分をやわらげる働きがあります。
  • 突然の動悸やめまいなどとともに強い不安があらわれるパニック発作発作が起こることへの不安感を改善するお薬です。

セルトラリン錠50mg「科研」の用途

セルトラリン錠50mg「科研」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

傾眠、悪心、嘔吐、睡眠障害、不眠、錯乱状態、悪夢、易刺激性、易興奮性、うつ病、躁病

起こる可能性のある重大な副作用

セロトニン症候群、不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、下痢、発熱、高血圧、固縮、頻脈、ミオクロヌス、自律神経不安定、悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、血圧変動、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、痙攣、昏睡、肝機能障害、肝不全、肝炎、黄疸、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、意識障害、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、アナフィラキシー、呼吸困難、喘鳴、血管浮腫、QT延長、心室頻拍、torsade de pointes、血小板減少

上記以外の副作用

精神症、多幸症、リビドー減退、記憶障害、注意力障害、頭痛、浮動性めまい、振戦、感覚減退、起立性めまい、味覚異常、頭部不快感、運動障害、アカシジア、錐体外路症状、運動過多、歯ぎしり、歩行異常、錯感覚、調節障害、視覚異常、霧視、羞明、視力低下、耳鳴、耳閉感、回転性眩暈、動悸、起立性低血圧、血圧低下、血圧上昇、ALT増加、AST増加、γ-GTP増加、LDH増加、Al-P増加、総ビリルビン増加、直接ビリルビン増加、白血球数増加、白血球数減少、単球増加、出血傾向、鼻出血、胃腸出血、血尿、口内乾燥、軟便、便秘、腹部不快感、腹痛、腹部膨満、消化不良、食欲不振、胃腸障害、食欲亢進、発疹、蕁麻疹、そう痒症、顔面浮腫、眼窩周囲浮腫、排尿困難、尿閉、頻尿、性機能障害、射精遅延、持続勃起症、月経障害、背部痛、関節痛、筋緊張異常、筋硬直、筋緊張亢進、筋痙攣、総蛋白減少、総コレステロール増加、尿糖、尿蛋白、倦怠感、多汗、寝汗、無力症、熱感、異常感、胸痛、胸部圧迫感、疲労、ほてり、悪寒、体重減少、体重増加、末梢性浮腫、あくび、脱毛症、攻撃的反応、幻覚、不随意性筋収縮、ジスキネジー、ジストニー、片頭痛、失神、散瞳、血小板機能異常、紫斑、斑状出血、皮下出血、膵炎、過敏症、光線過敏性反応、尿失禁、夜尿、乳汁漏出症、女性化乳房、開口障害、甲状腺機能低下症、高プロラクチン血症、血糖異常、気管支痙攣、好酸球性肺炎

セルトラリン錠50mg「科研」の用法・用量

  • 通常、成人にはセルトラリンとして1日25mgを初期用量とし、1日100mgまで漸増し、1日1回経口投与する
    • なお、年齢、症状により1日100mgを超えない範囲で適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)本剤の投与量は、予測される効果を十分に考慮し、必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること〔8.1-8.4、9.1.1、9.1.2、15.1.1参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

セルトラリン錠50mg「科研」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • ピモジド投与中
    • MAO阻害剤投与中あるいは投与中止後14日間以内
    • QT延長
    • 肝機能障害
    • 痙攣性疾患
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 出血傾向
    • 出血性素因
    • 低カリウム血症
    • てんかん
    • 脳器質的障害
    • 緑内障
    • 著明な徐脈
    • 出血の危険性を高める薬剤を併用
    • 統合失調症素因
    • 衝動性が高い併存障害
    • 躁うつ病

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

セルトラリン錠50mg「科研」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
モノアミン酸化酵素<MAO>阻害剤<メチルチオニニウム・リネゾリド以外> 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
セレギリン塩酸塩 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
ラサギリンメシル酸塩 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
サフィナミドメシル酸塩 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
ピモジド AUC及びCmaxがそれぞれ1.4倍増加、QT延長
QTを延長する薬剤 QT延長
メチルチオニニウム塩化物水和物<メチレンブルー> セロトニン症候群
リネゾリド セロトニン症候群の症状、錯乱、協調運動障害、血圧上昇
5-HT1B/1D受容体作動薬 錯乱、協調運動障害、脱力、反射亢進、不安、焦燥、興奮
コハク酸スマトリプタン 錯乱、協調運動障害、脱力、反射亢進、不安、焦燥、興奮
ゾルミトリプタン 錯乱、協調運動障害、脱力、反射亢進、不安、焦燥、興奮
臭化水素酸エレトリプタン 錯乱、協調運動障害、脱力、反射亢進、不安、焦燥、興奮
塩酸トラマドール セロトニン作用が増強
メサドン塩酸塩 セロトニン作用が増強
ペンタゾシン セロトニン作用が増強
ペチジン塩酸塩 セロトニン作用が増強
タペンタドール塩酸塩 セロトニン作用が増強
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 セロトニン作用が増強
フェンタニル セロトニン作用が増強
L-トリプトファン含有製剤 セロトニン作用が増強
L-トリプトファンを含有するアミノ酸製剤 セロトニン作用が増強
L-トリプトファンを含有する経腸成分栄養剤 セロトニン作用が増強
炭酸リチウム セロトニンに関連した副作用<振戦等>が増大
三環系抗うつ剤 薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強、異常出血<鼻出血・胃腸出血・血尿等>
塩酸クロミプラミン 薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強
イミプラミン塩酸塩 薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強
アミトリプチリン塩酸塩 薬剤の血中濃度が上昇し作用が増強
ワルファリン プロトロンビン反応時間曲線下面積が軽度増加<8%>、異常出血<鼻出血・胃腸出血・血尿等>
出血傾向を来すと考えられる薬剤 異常出血<鼻出血・胃腸出血・血尿等>
非定型抗精神病薬 異常出血<鼻出血・胃腸出血・血尿等>
フェノチアジン系薬剤 異常出血<鼻出血・胃腸出血・血尿等>
アスピリン 異常出血<鼻出血・胃腸出血・血尿等>
非ステロイド系抗炎症剤 異常出血<鼻出血・胃腸出血・血尿等>
トルブタミド クリアランスが減少<16%>
シメチジン 本剤のAUC及びCmaxの増大<50%・24%>、本剤のt1/2の延長<26%>
スルピリン 本剤の血漿中濃度が低下し有効性が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
  • L-トリプトファン(アミノ酸の一種)を含むもの<大豆、カゼイン、かつお節、小麦、豆腐 など>
  • アルコールを含むもの

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