処方薬
ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」
後発

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」の基本情報

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」の概要

商品名 ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」
一般名 ペロスピロン塩酸塩水和物錠
薬価・規格 12.1円 (8mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
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製造会社 共和薬品
ブランド ペロスピロン塩酸塩錠4mg「アメル」 他
YJコード 1179043F2047
レセプト電算コード 622092501
識別コード KwPEE
添付文書PDFファイル

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」の主な効果と作用

  • 脳内の神経伝達物質の働きをよくし、ゆううつで落ち込んだ気分、意欲や行動の低下している状態を改善する働きがあります。
  • 強い不安や緊張感をやわらげ、心の病気で起きる幻覚、妄想などをおさえるお薬です。

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」の用途

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

筋強剛、CK上昇、ジスキネジア、口周部不随意運動、不随意運動、悪心、嘔吐、便秘、口渇、錐体外路症状、パーキンソン症候群

起こる可能性のある重大な副作用

悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、遅発性ジスキネジア、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、急性腎障害、痙攣、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、無顆粒球症、白血球減少、高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、高血糖悪化、糖尿病悪化、多飲、多尿、頻尿、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫

上記以外の副作用

振戦、流涎、仮面様顔貌、寡黙寡動、歩行障害、アカシジア、静坐不能、四肢不随意運動、構音障害、嚥下障害、食欲減退、プロラクチン上昇、不眠、眠気、焦燥、不安、めまい、ふらつき、過度鎮静、脱力倦怠感、心悸亢進、胸内苦悶感、血圧低下、心室性期外収縮、徐脈、血圧上昇、ジストニア、斜頚、眼球上転発作、AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、γ-GTP上昇、視力障害、眼のかすみ、角膜びらん、過敏症、発疹、紅斑、食欲亢進、腹部不快感、下痢、腹痛、月経異常、排尿障害、白血球分類異常、赤血球増加、赤血球減少、ヘモグロビン増加、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット増加、ヘマトクリット減少、血小板減少、興奮、易刺激性、頭重、頭痛、うつ状態、頭部異常感、しびれ感、眼瞼下垂、頭鳴、無力感、尿蛋白、ほてり、顔面紅潮、射精障害、鼻閉、体重増加、水中毒、多飲症、気分不快感、喀痰、総コレステロール上昇、総コレステロール低下、総蛋白低下、尿糖、尿ウロビリノーゲン、血清ナトリウム低下、血清クロール低下、LDH上昇、乳汁分泌、痙攣発作、躁状態、自殺企図、精神病症状増悪、妄想、幻覚、衝動行為、思考異常、血糖上昇

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」の用法・用量

  • 通常、ペロスピロン塩酸塩として成人1回4mg1日3回より始め、徐々に増量する
  • 維持量として1日12~48mgを3回に分けて食後経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
    • 但し、1日量は48mgを超えないこと
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • アドレナリン投与中<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く>
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • 肝障害
    • 痙攣性疾患
    • 高血糖
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 腎障害
    • 脱水状態
    • 低血圧
    • てんかん
    • 糖尿病
    • パーキンソン病
    • 肥満
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊
    • 心・血管疾患
    • 長期臥床
    • 糖尿病の危険因子を有する
    • レビー小体型認知症
    • 不動状態

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アドレナリン<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く> 作用を逆転させ血圧降下
アドレナリン含有歯科麻酔剤 血圧降下
リドカイン・アドレナリン歯科麻酔剤 血圧降下
中枢抑制剤 相互に中枢神経抑制作用を増強
バルビツール酸誘導体 相互に中枢神経抑制作用を増強
エタノール摂取 相互に中枢神経抑制作用を増強
ドパミン作動薬 相互に作用が減弱
レボドパ 相互に作用が減弱
ブロモクリプチン 相互に作用が減弱
血圧降下剤 相互に降圧作用を増強
ドンペリドン 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
メトクロプラミド 内分泌機能調節異常、錐体外路症状
H2受容体拮抗剤 相互に胃液分泌抑制作用を増強
シメチジン 相互に胃液分泌抑制作用を増強
チトクロームP450・3A4の特異的阻害薬 本剤による副作用が強くあらわれる
マクロライド系抗生物質 本剤による副作用が強くあらわれる
肝薬物代謝酵素<CYP3A4>の基質となる薬剤 CYP3A4によって代謝される薬剤及び本剤による副作用が強くあらわれる
シサプリド CYP3A4によって代謝される薬剤及び本剤による副作用が強くあらわれる
トリアゾラム CYP3A4によって代謝される薬剤及び本剤による副作用が強くあらわれる

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」と主成分が同じ薬

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ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」に関係する解説

非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)

  • ペロスピロン塩酸塩錠8mg「アメル」は、非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)に分類される。
  • 非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)とは、脳内のドパミンD2受容体やセロトニン5-HT2受容体などの拮抗作用により、幻覚、妄想、感情や意欲の障害などを改善する薬。

非定型抗精神病薬(セロトニン・ドパミン拮抗薬:SDA)の代表的な商品名

  • リスパダール
  • インヴェガ
  • ゼプリオン水懸筋注、ゼプリオンTRI水懸筋注
  • ルーラン
  • ロナセン
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