処方薬
トロペロン錠3mg
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トロペロン錠3mgの基本情報

トロペロン錠3mgの概要

商品名 トロペロン錠3mg
一般名 チミペロン錠
薬価・規格 30.1円 (3mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 アルフレッサ ファーマ
ブランド トロペロン細粒1% 他
YJコード 1179026F3023
レセプト電算コード 611170521
識別コード D127
添付文書PDFファイル

トロペロン錠3mgの主な効果と作用

  • 脳内の神経伝達物質の働きをよくし、ゆううつで落ち込んだ気分、意欲や行動の低下している状態を改善する働きがあります。
  • 強い不安や緊張感をやわらげ、心の病気で起きる幻覚、妄想などをおさえるお薬です。
  • 不安や緊張などの精神の不安定な状態をおさえる働きがあります。

トロペロン錠3mgの用途

トロペロン錠3mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

錐体外路症状、アカシジア、静坐不能、パーキンソン症候群、手指振戦、固縮、流涎、睡眠障害、便秘、ジスキネジア、血圧低下

起こる可能性のある重大な副作用

Syndrome malin、悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、遅発性ジスキネジア、口周部不随意運動、不随意運動、無顆粒球症、白血球減少、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫

上記以外の副作用

血圧上昇、胸内苦悶感、心電図変化、洞性徐脈、洞性頻脈、洞性不整脈、不完全脚ブロック、T波変化、QT間隔延長、AST上昇、ALT上昇、痙攣、痙攣性斜頸、顔面攣縮、頸部攣縮、後弓反張、眼球回転発作、構音障害、舌のもつれ、歩行異常、視調節障害、かすみ目、過敏症、発疹、貧血、血小板減少、血小板増加、血糖値低下、血糖値上昇、口渇、腹痛、下痢、食欲亢進、月経異常、錯乱、眠気、不安、焦燥、興奮、易刺激性、めまい、ふらつき、頭痛、知覚異常、衝動行為、性的高揚、抑うつ、しびれ感、倦怠感、脱力感、立ちくらみ、鼻閉、排尿障害、総コレステロール上昇、BUN上昇、クレアチニン値上昇、血中プロラクチン値上昇、徐脈、動悸、乳汁分泌、乳房痛、耳鳴、鼻血

トロペロン錠3mgの用法・用量

  • チミペロンとして、1日0.5~3mgよりはじめ徐々に増量し、通常成人1日3~12mgを分割経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

トロペロン錠3mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • 重症心不全
    • パーキンソン病
    • アドレナリン投与中<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く>
    • 中枢神経抑制薬の強い影響下
    • レビー小体型認知症
    • 肝機能障害
    • 痙攣性疾患
    • 甲状腺機能亢進状態
    • 脱水状態
    • 低血圧
    • てんかん
    • 肥満
    • 栄養不良状態を伴う身体的疲弊
    • 脱水を伴う身体的疲弊
    • 心・血管疾患
    • 長期臥床
    • 不動状態

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

トロペロン錠3mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アドレナリン<アナフィラキシー救急治療・歯科浸潤又は伝達麻酔除く> 作用を反転させ重篤な血圧低下
アドレナリン含有歯科麻酔剤 重篤な血圧低下
リドカイン・アドレナリン歯科麻酔剤 重篤な血圧低下
中枢抑制剤 中枢神経抑制作用が増強
バルビツール酸誘導体 中枢神経抑制作用が増強
エタノール摂取 中枢神経抑制作用が増強
リチウム製剤 類似化合物で心電図変化、類似化合物で重症の錐体外路症状、類似化合物で持続性のジスキネジア、類似化合物で突発性のSyndrome malin<悪性症候群>、類似化合物で非可逆性の脳障害
メトクロプラミド 内分泌機能異常、錐体外路症状
ドンペリドン 内分泌機能異常、錐体外路症状
クエン酸タンドスピロン 錐体外路症状を増強
ドパミン作動薬 作用を減弱
レボドパ 作用を減弱
カルバマゼピン 類似化合物<ハロペリドール>で作用が減弱し運動性興奮や譫妄状態

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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    薬価 10.4円 (1mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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トロペロン錠3mgに関係する解説

定型抗精神病薬

  • トロペロン錠3mgは、定型抗精神病薬に分類される。
  • 定型抗精神病薬とは、主に脳内のドパミンに対して抑制作用をあらわし、幻覚、妄想、不安、緊張、興奮などの症状を改善する薬。

定型抗精神病薬の代表的な商品名

  • コントミン
  • フルメジン
  • ノバミン
  • セレネース
  • ドグマチール
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