処方薬
コンサータ錠36mg
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コンサータ錠36mgの基本情報

コンサータ錠36mgの概要

商品名 コンサータ錠36mg
一般名 メチルフェニデート塩酸塩徐放錠
薬価・規格 280.5円 (36mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 徐放錠
内用薬 > 錠剤 > 徐放錠のアイコン
製造会社 ヤンセンファーマ
ブランド コンサータ錠18mg 他
YJコード 1179009G3025
レセプト電算コード 622339701
識別コード alza36
添付文書PDFファイル

コンサータ錠36mgの主な効果と作用

  • 脳内の神経伝達物質(ドパミン、ノルアドレナリン)を増やし、神経機能を活性化する働きがあります。
  • 注意力不足や衝動的な落ち着きのなさなどの症状を改善するお薬です。

コンサータ錠36mgの用途

  • AD/HD
  • 注意欠陥/多動性障害

コンサータ錠36mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

食欲減退、不眠症、動悸、悪心、体重減少、鼻咽頭炎、咽頭炎、胃腸炎、鼻炎、ヘルペスウイルス感染、インフルエンザ

起こる可能性のある重大な副作用

剥脱性皮膚炎、広範囲皮膚潮紅、皮膚浸潤、強い皮膚そう痒、狭心症、悪性症候群、Syndrome malin、発熱、高度筋硬直、CK上昇、脳血管障害、血管炎、脳梗塞、脳出血、脳卒中、肝不全、肝機能障害、急性肝不全

上記以外の副作用

麦粒腫、中耳炎、血小板減少症、季節性アレルギー、体重増加不良、食欲亢進、チック、不安、睡眠障害、抑うつ気分、過覚醒、気分変動、精神病性障害、激越、妄想、幻聴、緊張、神経過敏、うつ病、抜毛、怒り、無感情、歯ぎしり、リビドー減退、頭痛、浮動性めまい、振戦、傾眠、体位性めまい、鎮静、ジスキネジー、自律神経失調、錯感覚、緊張性頭痛、ドライアイ、アレルギー性結膜炎、結膜充血、近視、眼そう痒症、難聴、耳痛、回転性めまい、頻脈、徐脈、上室性期外収縮、ほてり、高血圧、血圧変動、呼吸困難、咳嗽、アレルギー性鼻炎、上気道炎症、喘息、鼻漏、咽頭紅斑、口渇、下痢、腹痛、嘔吐、腹部不快感、口内乾燥、口内炎、便秘、上腹部痛、消化不良、腹部膨満、異常便、歯肉腫脹、発疹、蕁麻疹、湿疹、脱毛症、ざ瘡、アトピー性皮膚炎、多汗症、皮膚そう痒症、接触性皮膚炎、筋緊張、関節痛、筋痙縮、筋痛、四肢痛、頻尿、精巣上体炎、陰茎癒着、勃起不全、倦怠感、易刺激性、胸部不快感、疲労、無力症、悪寒、胸痛、蛋白尿、CK増加、尿中ケトン体陽性、QT延長、血圧上昇、拡張期血圧上昇、脈拍異常、異常Q波、白血球数減少、好中球数減少、好酸球数増加、血中アミラーゼ増加、ALT増加、AST増加、肝機能異常、血中ビリルビン増加、トリグリセリド増加、血糖増加、血中尿素増加、血中尿酸増加、尿潜血、足骨折、手骨折、上気道感染、副鼻腔炎、白血球減少症、汎血球減少症、血小板減少性紫斑病、アナフィラキシー反応、過敏症反応、耳介腫脹、水疱、表皮剥脱、攻撃性、感情不安定、落ち着きのなさ、幻視、多弁、気分動揺、涙ぐむ、錯乱状態、失見当識、幻覚、躁病、パニック発作、リビドー亢進、自殺念慮、自殺企図、吃音、痙攣、精神運動亢進、大発作痙攣、嗜眠、霧視、複視、散瞳、視覚障害、期外収縮、上室性頻脈、心室性期外収縮、レイノー現象、紅斑、咽喉頭疼痛、斑状皮疹、筋攣縮、持続勃起症、異常高熱、心雑音、ALP増加、肝酵素上昇、血小板数減少、白血球数異常

コンサータ錠36mgの用法・用量

  • 〈18歳未満の患者〉通常、18歳未満の患者にはメチルフェニデート塩酸塩として18mgを初回用量、18~45mgを維持用量として、1日1回朝経口投与する
  • 増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量を行う
    • なお、症状により適宜増減する
  • ただし、1日用量は54mgを超えないこと
  • 〈18歳以上の患者〉通常、18歳以上の患者にはメチルフェニデート塩酸塩として18mgを初回用量として、1日1回朝経口投与する
  • 増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量を行う
    • なお、症状により適宜増減する
  • ただし、1日用量は72mgを超えないこと
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤は中枢神経刺激作用を有し、その作用は服用後12時間持続するため、就寝時間等を考慮し、午後の服用は避けること
  • 7.2. 初回用量本剤投与前に他のメチルフェニデート塩酸塩製剤を服用している場合には、その用法及び用量を考慮し、本剤の初回用量を18歳未満の患者では18~45mg、18歳以上の患者では18~72mgの範囲で決定する
  • ただし、本剤若しくは他のメチルフェニデート塩酸塩製剤の服用を1ヵ月以上休薬した後に本剤を服用する場合は、18mgを初回用量とすること
  • 7.3. 本剤は徐放性製剤であるため分割して投与することは適切でなく、本剤は18mg錠、27mg錠及び36mg錠の3種類のみで18mgが最小単位であるため、9mg単位の増減量が必要な場合には錠剤の種類を変更して投与すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

コンサータ錠36mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 褐色細胞腫
    • 過度の不安
    • 過敏症
    • 狭心症
    • 緊張
    • 甲状腺機能亢進
    • 興奮性
    • 不整頻拍
    • 閉塞隅角緑内障
    • Tourette症候群
    • 運動性チック
    • 重症うつ病
    • モノアミンオキシダーゼ<MAO>阻害剤投与中又は投与中止後14日以内
    • アルコール中毒
    • 開放隅角緑内障
    • 血管炎
    • 高血圧
    • 心筋梗塞
    • 心不全
    • てんかん
    • 脳血管障害
    • 脳卒中
    • 薬物依存
    • 統合失調症
    • 精神病性障害
    • 心臓に構造的異常
    • 双極性障害
    • 精神系疾患
    • 脳動脈瘤
    • 心臓に重篤ではないが異常
    • 心臓に構造的異常の他の重篤な問題
    • 通常量の本剤を服用していた精神病性障害の既往がない
    • 通常量の本剤を服用していた躁病の既往がない
    • 高度消化管狭窄

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

コンサータ錠36mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
MAO阻害剤<リスデキサンフェタミン以外> 高血圧クリーゼ等の重篤な副作用
セレギリン 高血圧クリーゼ等の重篤な副作用
ラサギリン 高血圧クリーゼ等の重篤な副作用
サフィナミド 高血圧クリーゼ等の重篤な副作用
昇圧剤 昇圧作用を増強
クマリン系抗凝血剤 作用を増強
ワルファリン 作用を増強
抗痙攣剤 作用を増強
フェノバルビタール 作用を増強
フェニトイン 作用を増強
プリミドン 作用を増強
三環系抗うつ剤 作用を増強
イミプラミン 作用を増強
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 作用を増強
フルボキサミン 作用を増強
パロキセチン 作用を増強
セルトラリン 作用を増強
エスシタロプラム 作用を増強
選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 本剤の作用が増強
アトモキセチン 本剤の作用が増強
クロニジン 突然死
エタノール摂取 精神神経系の副作用を増強
リスデキサンフェタミン 作用が増強

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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コンサータ錠36mgに関係する解説

注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬

  • コンサータ錠36mgは、注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬に分類される。
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬とは、脳内の神経伝達機能を改善し、注意力の散漫や衝動的で落ち着きがないなどの症状を改善する薬。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)治療薬の代表的な商品名

  • コンサータ
  • ストラテラ
  • インチュニブ
  • ビバンセ
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