処方薬
マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」
後発

マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」の基本情報

マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」の概要

商品名 マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」
一般名 マプロチリン塩酸塩10mg錠
薬価・規格 5.9円 (10mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 高田製薬
YJコード 1179008F1090
レセプト電算コード 620135802
添付文書PDFファイル

マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」の主な効果と作用

  • 脳内の神経伝達物質の働きをよくし、ゆううつで落ち込んだ気分、意欲や行動の低下している状態を改善する働きがあります。
  • 意欲を高め、気分を楽にするお薬です。

マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」の用途

マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

便秘、血圧降下、血圧上昇、起立性低血圧、心悸亢進、心電図異常、心ブロック、不整脈、失神、激越、ミオクロヌス

起こる可能性のある重大な副作用

悪性症候群、Syndrome malin、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、CK上昇、血清CPK上昇、CPK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害、てんかん発作、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、無顆粒球症、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、間質性肺炎、好酸球性肺炎、咳嗽、肺音異常、捻髪音、QT延長、心室頻拍、Torsades de Pointes、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇

上記以外の副作用

情緒不安、不安、眠気、パーキンソン様症状、振戦、アカシジア、錐体外路障害、言語障害、知覚異常、睡眠障害、不眠、神経過敏、集中力欠如、思考力低下、頭がボーッとする、躁状態、幻覚、陰萎、譫妄、運動失調、錯乱状態、悪夢、記憶障害、離人症、抗コリン作用、口渇、緑内障、尿閉、排尿困難、視調節障害、散瞳、鼻閉、紫斑、脱毛、光線過敏症、過敏症、皮膚血管炎、発疹、蕁麻疹、そう痒感、好酸球増多、血小板減少、白血球減少、白血球増多、Al-P上昇、胃部不快感、胃腸症状、腹痛、口内苦味感、味覚異常、異常食欲亢進、口内炎、下痢、乳房肥大、乳汁漏出、体重増加、気管支痙攣、眩暈、ふらつき、倦怠感、熱感、頭痛、頭重、頻尿、夜尿、浮腫、耳鳴、流涎

マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」の用法・用量

  • マプロチリン塩酸塩として1日30~75mgを2~3回に分割経口投与する
    • また、前記用量は1日1回夕食後あるいは就寝前に投与できる
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 痙攣性疾患
    • 心筋梗塞の回復初期
    • てんかん
    • 尿閉
    • 閉塞隅角緑内障
    • 前立腺疾患
    • MAO阻害剤投与中
    • 副腎髄質腫瘍
    • 開放隅角緑内障
    • 褐色細胞腫
    • 眼内圧亢進
    • 狭心症
    • 甲状腺機能亢進症
    • 刺激伝導障害
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な腎障害
    • 心筋梗塞
    • 神経芽細胞腫
    • 心疾患
    • 心不全
    • 低血圧
    • 排尿困難
    • 発作性頻拍
    • 不整脈
    • 高度慢性便秘
    • 甲状腺ホルモン剤投与中
    • 脳器質障害
    • 統合失調症素因
    • 衝動性が高い併存障害
    • 躁うつ病

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

マプロチリン塩酸塩錠10mg「タカタ」の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
甲状腺ホルモン剤 循環器系に影響
モノアミン酸化酵素阻害剤 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
ゾニサミド 発汗、高血圧、失神、不全収縮、てんかん、動作・精神障害の変化、筋強剛
痙攣閾値を低下させる薬剤 痙攣発作
フェノチアジン系薬剤 痙攣発作、鎮静、抗コリン作用の増強
ベンゾジアゼピン系化合物 痙攣発作、中枢神経抑制作用が増強
副交感神経興奮剤 作用が減弱
ピロカルピン 作用が減弱
抗コリン作用を有する薬剤 口渇、便秘、尿閉、視力障害、眠気
トリヘキシフェニジル 口渇、便秘、尿閉、視力障害、眠気
アトロピン 口渇、便秘、尿閉、視力障害、眠気
肝初回通過効果を受けやすいβ-遮断剤 口渇、鎮静、起立性低血圧、霧視、運動失調
プロプラノロール 口渇、鎮静、起立性低血圧、霧視、運動失調
交感神経作動薬 心血管作用<高血圧等>を増強
エピネフリン 心血管作用<高血圧等>を増強
ノルエピネフリン 心血管作用<高血圧等>を増強
フェニレフリン 心血管作用<高血圧等>を増強
アトモキセチン 相互に作用が増強
レボメプロマジン 鎮静、抗コリン作用の増強
リスペリドン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
フルボキサミン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
パロキセチン 本剤の血中濃度が上昇し作用が増強
テルビナフィン 本剤の血中濃度が上昇
中枢抑制剤 中枢神経抑制作用が増強
バルビツール酸誘導体 中枢神経抑制作用が増強、三環系抗うつ剤<イミプラミン>の作用が減弱
全身麻酔 中枢神経抑制作用が増強
ハロタン 中枢神経抑制作用が増強
抗不安薬 中枢神経抑制作用が増強
エタノール摂取 中枢神経抑制作用が増強
サリドマイド 中枢神経抑制作用が増強
肝酵素誘導作用をもつ医薬品 三環系抗うつ剤<イミプラミン>の作用が減弱
フェニトイン 三環系抗うつ剤<イミプラミン>の作用が減弱、三環系抗うつ剤<イミプラミン>でフェニトインの作用が増強
アドレナリン作動性神経遮断作用を有する降圧剤 降圧作用を減弱
グアネチジン 降圧作用を減弱
キニジン 三環系抗うつ剤<イミプラミン>の作用が増強
プロパフェノン 三環系抗うつ剤<イミプラミン>の作用が増強
メチルフェニデート 三環系抗うつ剤<イミプラミン>の作用が増強
シメチジン 三環系抗うつ剤<イミプラミン>の作用が増強
インスリン製剤 過度の血糖低下
スルホニルウレア系薬剤 過度の血糖低下
グリベンクラミド 過度の血糖低下
クマリン系抗凝血剤 三環系抗うつ剤<ノルトリプチリン>の併用で抗凝血剤の血中濃度半減期が延長
ワルファリン 三環系抗うつ剤<ノルトリプチリン>の併用で抗凝血剤の血中濃度半減期が延長
スルファメトキサゾール・トリメトプリム 三環系抗うつ剤<イミプラミン>との併用により抑うつが再発又は悪化
QTを延長する薬剤 QT間隔延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>、重篤な副作用
スニチニブ QT間隔延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>、重篤な副作用
ダサチニブ QT間隔延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>、重篤な副作用
イミプラミン QT間隔延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>、重篤な副作用

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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