処方薬
プロピタン散10%

プロピタン散10%の基本情報

プロピタン散10%の概要

商品名 プロピタン散10%
一般名 ピパンペロン塩酸塩散
薬価・規格 25.4円 (10%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 散
内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
製造会社 サンノーバ
ブランド プロピタン散10% 他
YJコード 1179006B1030
レセプト電算コード 610454077
添付文書PDFファイル

プロピタン散10%の主な効果と作用

  • 強い不安や緊張感をやわらげ、心の病気で起きる幻覚、妄想などをおさえるお薬です。
  • 脳内の神経伝達物質の働きをおさえ、神経の異常な興奮をおさえる働きがあります。
  • 不安や緊張などの精神の不安定な状態をおさえる働きがあります。

プロピタン散10%の用途

プロピタン散10%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

筋強剛、血圧降下、パーキンソン症候群、手指振戦、流涎、倦怠感、便秘、肝障害、アカシジア、静座不能、ジスキネジー

起こる可能性のある重大な副作用

悪性症候群、Syndrome malin、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、血清CPK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、高熱が持続、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、麻痺性イレウス、突然死、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、SIADH、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、無顆粒球症、白血球減少、肺塞栓症、深部静脈血栓症、静脈血栓症、血栓塞栓症、息切れ、胸痛、四肢疼痛、浮腫

上記以外の副作用

痙攣性斜頚、顔面攣縮、頚部攣縮、後弓反張、眼球回転発作、眼調節障害、発疹、腹痛、体重増加、焦燥感、不眠、眠気、眩暈、頭痛、頭重、口渇、鼻閉、心電図変化、QT間隔延長、T波変化、錐体外路症状、口周部不随意運動、不随意運動、角膜混濁、水晶体混濁、角膜色素沈着、過敏症、そう痒、月経異常、乳汁分泌、高プロラクチン血症、女性型乳房、興奮、光線過敏症

プロピタン散10%の用法・用量

  • ピパンペロン塩酸塩として、最初1~2週間は1日50~150mg、以後漸増し、1日150~600mgを3回にわけて経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • <参考:製剤換算>最初1~2週間:1日量0.5~1.5g
  • 最初1~2週間以後:1日量1.5~6g
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

プロピタン散10%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 昏睡状態
    • 重症心不全
    • パーキンソン病
    • 中枢神経抑制剤の強い影響下
    • レビー小体型認知症
    • アドレナリン投与中<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く>
    • 肝障害
    • 痙攣性疾患
    • 低血圧
    • てんかん
    • 薬物過敏症
    • 心・血管疾患
    • 脱水状態
    • 肥満
    • 長期臥床
    • 不動状態

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

プロピタン散10%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アドレナリン<アナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く> 作用を逆転させ重篤な血圧降下
中枢抑制剤 中枢神経抑制作用が増強
バルビツール酸誘導体 中枢神経抑制作用が増強
エタノール摂取 相互に作用を増強
リチウム製剤 心電図変化、重症の錐体外路症状、持続性のジスキネジー、突発性の悪性症候群<Syndrome malin>、非可逆性の脳障害
抗ドパミン作用を有する薬剤 内分泌機能異常、錐体外路症状
ベンザミド系薬剤 内分泌機能異常、錐体外路症状
メトクロプラミド 内分泌機能異常、錐体外路症状
スルピリド 内分泌機能異常、錐体外路症状
チアプリド 内分泌機能異常、錐体外路症状
ドンペリドン 内分泌機能異常、錐体外路症状
クエン酸タンドスピロン 錐体外路症状を増強
ドパミン作動薬 作用が減弱
レボドパ 作用が減弱
ブロモクリプチン 作用が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの<ジン、ウオッカ、ラム、ウイスキー、ブランデー など>

プロピタン散10%と主成分が同じ薬

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