処方薬
スルモンチール錠10mg

スルモンチール錠10mgの基本情報

スルモンチール錠10mgの概要

商品名 スルモンチール錠10mg
一般名 トリミプラミンマレイン酸塩錠
薬価・規格 6.4円 (10mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 共和薬品
ブランド スルモンチール散10% 他
YJコード 1174005F1022
レセプト電算コード 611170142
識別コード 10@082
添付文書PDFファイル

スルモンチール錠10mgの主な効果と作用

  • 脳内の神経伝達物質の働きをよくし、ゆううつで落ち込んだ気分、意欲や行動の低下している状態を改善する働きがあります。
  • 気分が晴々しないゆううつな気持ちをやわらげるお薬です。
  • 神経の働きを活発にし、意欲を高めるお薬です。

スルモンチール錠10mgの用途

スルモンチール錠10mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

眠気、口渇、眩暈、倦怠感、頭痛、便秘、発疹、振戦、パーキンソン症状、運動失調、不眠

起こる可能性のある重大な副作用

譫妄、精神錯乱、Syndrome malin、悪性症候群、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱、白血球増加、血清CK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、無顆粒球症、咽頭痛、インフルエンザ様症状、麻痺性イレウス、腸管麻痺、食欲不振、悪心、嘔吐、著しい便秘、腹部膨満、腹部弛緩、腸内容物うっ滞、幻覚

上記以外の副作用

不安、焦躁感、血圧降下、排尿困難、視調節障害、鼻閉、過敏症、そう痒感、黄疸、AST上昇、ALT上昇、構音障害、四肢知覚異常、白血球減少、動悸、抗コリン作用、眼圧亢進、下痢、味覚異常、口周部不随意運動、不随意運動、ふらつき

スルモンチール錠10mgの用法・用量

  • 通常、成人にはトリミプラミンとして1日50~100mgを初期用量とし、1日200mgまで漸増し、分割経口投与する
  • まれに300mgまで増量することもある
    • なお、年齢、症状により適宜減量する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

スルモンチール錠10mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 心筋梗塞の回復初期
    • 閉塞隅角緑内障
    • MAO阻害剤投与2週間以内
    • MAO阻害剤投与中
    • 開放隅角緑内障
    • 眼圧亢進
    • 狭心症
    • 痙攣性疾患
    • 甲状腺機能亢進症
    • 刺激伝導障害
    • 自殺企図
    • 自殺念慮
    • 心不全
    • てんかん
    • 排尿困難
    • 発作性頻拍
    • 不整脈
    • 心筋梗塞<回復初期は除く>
    • 心疾患<心筋梗塞の回復初期は除く>
    • 脳器質障害
    • 統合失調症素因
    • 衝動性が高い併存障害
    • 躁うつ病

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

スルモンチール錠10mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
モノアミン酸化酵素阻害剤 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
セレギリン塩酸塩 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
ラサギリンメシル酸塩 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
サフィナミドメシル酸塩 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡
抗コリン作用を有する薬剤 本剤の作用が増強
アドレナリン作用を有する薬剤 本剤の作用が増強
中枢抑制剤 本剤の作用が増強
バルビツール酸誘導体 本剤の作用が増強
エタノール摂取 本剤の作用が増強
血圧降下剤 作用を減弱
グアネチジン 作用を減弱
スルファメトキサゾール・トリメトプリム 本剤の効果が減弱

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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