処方薬
マドパー配合錠
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マドパー配合錠の基本情報

マドパー配合錠の概要

商品名 マドパー配合錠
一般名 レボドパ・ベンセラジド塩酸塩錠
薬価・規格 18.5円 (1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 太陽ファルマ
YJコード 1169100F1079
レセプト電算コード 620123801
識別コード ROCHE
添付文書PDFファイル

マドパー配合錠の主な効果と作用

  • 手のふるえや筋肉のこわばり、動作が遅くなるなどの症状を改善するお薬です。
  • 脳内の神経伝達物質(ドパミン)の量を増やし、パーキンソン病などの症状を改善する働きがあります。

マドパー配合錠の用途

マドパー配合錠の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

頭痛、嘔気、不眠、頭重、食欲不振、AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇、焦燥感、精神高揚、せん妄

起こる可能性のある重大な副作用

幻覚、抑うつ、悪性症候群、高熱、意識障害、高度筋硬直、ショック状態、溶血性貧血、血小板減少、突発的睡眠、閉塞隅角緑内障、急激な眼圧上昇、霧視、眼痛、充血、錯乱

上記以外の副作用

不安、めまい、眠気、筋緊張低下、突発性硬直、構音障害、口渇、嘔吐、便秘、腹痛、下痢、胸やけ、口内炎、腹部膨満感、排尿異常、発疹、蕁麻疹様湿疹、四肢皮膚色素沈着、口唇の水ぶくれ、動悸、たちくらみ、不整脈、視覚異常、発汗、胸痛、脱力感、倦怠感、浮腫、のぼせ感、不随意運動、顔面不随意運動、頸部不随意運動、口不随意運動、四肢不随意運動、傾眠、病的賭博、病的性欲亢進、ドパミン調節障害症候群、胃部不快感、唾液分泌過多、白血球減少、脱毛、血圧低下、唾液の変色、痰の変色、口腔内粘膜の変色、汗の変色、尿の変色、便の変色、唾液の黒色変色、痰の黒色変色、口腔内粘膜の黒色変色、汗の黒色変色、尿の黒色変色、便の黒色変色

マドパー配合錠の用法・用量

  • レボドパ未投与例の場合:通常成人は初回1日量1~3錠を1~3回に分けて、食後に経口投与し、2~3日毎に1日量1~2錠ずつ漸増し、維持量として1日3~6錠を経口投与する
  • レボドパ投与例の場合:通常成人初回1日量は投与中のレボドパ量の約1/5に相当するレボドパ量(本剤1錠中レボドパ100mg含有)に切り換え、1~3回に分けて、食後に経口投与し、漸増もしくは漸減し、維持量として1日量3~6錠を経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 既にレボドパ単味製剤投与中の患者に対して本剤を投与する場合には、レボドパの服用後少なくとも8時間の間隔をおいてから本剤を投与すること(ただし、その他の抗パーキンソン剤の投与を中止する必要はない)
  • 7.2. レボドパ単味製剤の投与を受けていない患者に対して本剤を投与する場合には少量から開始し、観察を十分に行い慎重に維持量まで増量すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

マドパー配合錠の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 閉塞隅角緑内障
    • 胃潰瘍
    • 肝機能障害
    • 気管支喘息
    • 骨軟化症
    • 自殺傾向
    • 重篤な心疾患
    • 十二指腸潰瘍
    • 腎機能障害
    • 精神症状
    • 糖尿病
    • 内分泌系疾患
    • 慢性開放隅角緑内障
    • 重篤な肺疾患
    • レボドパ単味製剤の投与を受けていない
    • レボドパ単味製剤投与中

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

マドパー配合錠の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
レセルピン 脳内ドパミンが減少し本剤の作用が減弱、作用を増強
テトラベナジン 脳内ドパミンが減少し本剤の作用が減弱
フェノチアジン系薬剤 本剤の作用が減弱
クロルプロマジン 本剤の作用が減弱
ブチロフェノン系製剤 本剤の作用が減弱
ハロペリドール 本剤の作用が減弱
ペロスピロン 本剤の作用が減弱
塩酸パパベリン製剤 本剤の作用が減弱
鉄剤<服用> 本剤の作用が減弱
イソニアジド 本剤の作用が減弱
血圧降下剤 作用を増強
メチルドパ 作用を増強
節遮断剤 作用を増強
抗パーキンソン剤 精神神経系及び循環器系の副作用が増強
抗コリン作用を有する薬剤 精神神経系及び循環器系の副作用が増強
アマンタジン 精神神経系及び循環器系の副作用が増強
ブロモクリプチン 精神神経系及び循環器系の副作用が増強
タリペキソール 精神神経系及び循環器系の副作用が増強
ドロキシドパ 精神神経系及び循環器系の副作用が増強
NMDA受容体拮抗作用を有する薬剤 本剤の作用を増強
メマンチン塩酸塩 本剤の作用を増強
全身麻酔 不整脈
ハロタン 不整脈

飲食物との組み合わせ注意

  • 蛋白質が多い食事
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

マドパー配合錠と主成分が同じ薬

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マドパー配合錠に関係する解説

レボドパ製剤(パーキンソン病治療薬)

  • マドパー配合錠は、レボドパ製剤(パーキンソン病治療薬)に分類される。
  • レボドパ製剤(パーキンソン病治療薬)とは、脳内に移行しドパミンへ変化し、パーキンソン病における手足の震えや筋肉のこわばりなどを改善する薬。

レボドパ製剤(パーキンソン病治療薬)の代表的な商品名

  • ネオドパストン、メネシット
  • イーシー・ドパール、ネオドパゾール、マドパー
  • スタレボ
  • デュオドーパ配合経腸用液
  • ヴィアレブ配合持続皮下注
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