処方薬
ドプスOD錠100mg
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ドプスOD錠100mgの基本情報

ドプスOD錠100mgの概要

商品名 ドプスOD錠100mg
一般名 ドロキシドパ口腔内崩壊錠
薬価・規格 36.0円 (100mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 住友ファーマ
ブランド ドプス細粒20% 他
YJコード 1169006F1027
レセプト電算コード 622061101
識別コード DS053
添付文書PDFファイル

ドプスOD錠100mgの主な効果と作用

  • パーキンソン病におけるすくみ足や立ちくらみを改善するお薬です。
  • シャイドレーガー症候群、家族性アミロイドポリニューロパチーにおける起立性低血圧失神、立ちくらみの症状を改善するお薬です。
  • 起立性低血圧を伴う血液透析患者のめまい、ふらつき、立ちくらみ、倦怠感、脱力感などの症状を改善するお薬です。
  • 脳内で直接神経伝達物質(ノルアドレナリン)となり、神経の機能を改善する働きがあります。

ドプスOD錠100mgの用途

ドプスOD錠100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

幻覚、頭痛、頭重感、めまい、妄想、神経過敏、いらいら感、焦燥感、興奮、不安、抑うつ

起こる可能性のある重大な副作用

悪性症候群、高熱、意識障害、高度筋硬直、不随意運動、血清CK上昇、白血球減少、無顆粒球症、好中球減少、血小板減少

上記以外の副作用

不眠、頭がぼーっとする、精神症状増悪、悪夢、感情失禁、知覚異常、振戦、固縮、すくみ、言語障害悪化、眠気、悪心、食欲不振、胃痛、胃部不快感、嘔吐、口渇、腹痛、消化不良、胸やけ、便秘、下痢、流涎、腹部膨満感、舌あれ、血圧上昇、動悸、胸痛、胸部不快感、胸部絞扼感、不整脈、チアノーゼ、四肢冷感、AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、LDH上昇、過敏症、発疹、そう痒、羞明、頻尿、尿失禁、尿閉、倦怠感、ほてり、顔面潮紅、浮腫、眼瞼浮腫、脱力感、発熱、両手の痛み、肩こり、CK上昇、夜間せん妄、健忘、狭心症、のぼせ、発汗

ドプスOD錠100mgの用法・用量

  • 〈パーキンソン病の場合〉通常成人に対し、ドロキシドパとして1日量100mg、1日1回の経口投与より始め、隔日に100mgずつ増量、最適投与量を定め維持量とする(標準維持量は1日600mg、1日3回分割投与)
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日900mgを超えないこととする
  • 〈シャイドレーガー症候群、家族性アミロイドポリニューロパチーの場合〉通常成人に対し、ドロキシドパとして1日量200~300mgを2~3回に分けて経口投与より始め、数日から1週間毎に1日量100mgずつ増量、最適投与量を定め維持量とする(標準維持量は1日300~600mg、1日3回分割投与)
    • なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日900mgを超えないこととする
  • 〈血液透析患者の場合〉通常成人に対し、ドロキシドパとして1回量200~400mgを透析開始30分から1時間前に経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜減量する
  • 1回量は400mgを超えないこととする
  • (用法及び用量に関連する注意)〈血液透析患者の場合〉1ヵ月間投与しても効果が認められない場合には、投与を中止すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ドプスOD錠100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 閉塞隅角緑内障
    • カテコールアミン製剤投与中
    • 重篤な末梢血管病変のある血液透析
    • 糖尿病性壊疽のある血液透析
    • コカイン中毒
    • 心室性頻拍
    • 気管支喘息
    • 高血圧
    • 甲状腺機能亢進症
    • 重篤な肝障害
    • 重篤な腎障害
    • 心疾患
    • 動脈硬化症
    • 内分泌系疾患
    • 慢性開放隅角緑内障
    • 重篤な肺疾患
    • 重度の糖尿病を合併した血液透析
    • 糖尿病を合併した血液透析

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ドプスOD錠100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
コカイン 本剤の作用が増強
ハロタン 頻脈・心室細動の危険が増大
ハロゲン含有吸入麻酔剤 頻脈・心室細動の危険が増大
イソプロテレノール 不整脈、心停止
カテコールアミン製剤<レボドパは併用注意> 不整脈、心停止
モノアミン酸化酵素阻害剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
三環系抗うつ剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
イミプラミン 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
アミトリプチリン 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
分娩促進剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
オキシトシン製剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
エルゴタミンを含有する製剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
抗ヒスタミン剤 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
クロルフェニラミン 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
アメジニウム 本剤の作用が増強され血圧の異常上昇
α1-受容体遮断作用のある薬剤 本剤の作用が減弱
タムスロシン 本剤の作用が減弱
ドキサゾシン 本剤の作用が減弱
イフェンプロジル 本剤の作用が減弱
ラウオルフィア製剤 本剤の作用が減弱
レセルピン 本剤の作用が減弱
フェノチアジン系薬剤 本剤の作用が減弱
ブチロフェノン系製剤 本剤の作用が減弱
鉄剤<服用> 本剤の作用が減弱
レボドパ 作用を増強
アマンタジン 作用を増強

飲食物との組み合わせ注意

  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>

ドプスOD錠100mgと主成分が同じ薬

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    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
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ドプスOD錠100mgに関係する解説

ノルアドレナリン系作用薬

  • ドプスOD錠100mgは、ノルアドレナリン系作用薬に分類される。
  • ノルアドレナリン系作用薬とは、脳内の神経機能を改善しパーキンソン病などにおける、すくみ足や立ちくらみ、ふらつきなどの症状を改善する薬。

ノルアドレナリン系作用薬の代表的な商品名

  • ドプス
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