処方薬
パーロデル錠2.5mg
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パーロデル錠2.5mgの基本情報

パーロデル錠2.5mgの概要

商品名 パーロデル錠2.5mg
一般名 ブロモクリプチンメシル酸塩錠
薬価・規格 34.2円 (2.5mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 サンファーマ
YJコード 1169005F1200
レセプト電算コード 620008688
識別コード NV
添付文書PDFファイル

パーロデル錠2.5mgの主な効果と作用

  • 手のふるえや筋肉のこわばり、動作が遅くなるなどの症状を改善するお薬です。
  • 腫瘍を治療するお薬です。
  • ホルモン(プロラクチン)の過剰な分泌をおさえる働きがあります。
  • 成長ホルモンの過剰な分泌をおさえる働きがあります。
  • 成長ホルモンの分泌をおさえるお薬です。
  • 乳汁の分泌をおさえるお薬です。
  • 不妊症を治療するお薬です。
  • 脳内の神経伝達物質(ドパミン)の受容体を刺激し、パーキンソン病などの症状を改善する働きがあります。

パーロデル錠2.5mgの用途

パーロデル錠2.5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

悪心、血圧低下、浮腫、過敏症、発疹、興奮、不安感、不眠、頭痛、ジスキネジア、口渇

起こる可能性のある重大な副作用

急激な血圧低下、起立性低血圧、嘔吐、顔面蒼白、冷汗、失神、ショック症状、悪性症候群、発熱、意識障害、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、血清CK上昇、胸膜炎、心膜炎、胸膜線維症、肺線維症、胸水、心膜液、胸痛、呼吸器症状、心臓弁膜症、心雑音、心雑音増悪、心臓弁尖肥厚、心臓弁可動制限、心臓弁狭窄、心臓弁膜病変、後腹膜線維症、背部痛、下肢浮腫、腎機能障害、幻覚、妄想、せん妄、錯乱、胃腸出血、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、痙攣、脳血管障害、心臓発作、高血圧、突発的睡眠

上記以外の副作用

鼻閉、視覚異常、AST上昇、ALT上昇、めまい、立ちくらみ、動悸、胸部不快感、便秘、食欲不振、胃痛、腹痛、胃部不快感、胸やけ、腹部膨満感、下痢、貧血、けん怠感、不安、傾眠、錯感覚、脚痙攣、可逆性の指趾蒼白、徐脈、不整脈、薬剤離脱症候群、無感情、うつ、疲労感、疼痛、気力低下状態、衝動制御障害、病的賭博、病的性欲亢進、耳鳴、霧視、ALP上昇、顔面潮紅、口内乾燥、尿失禁、頭髪脱毛、帯下増加、しびれ感、呼吸困難、疲労

パーロデル錠2.5mgの用法・用量

  • 〈末端肥大症、下垂体性巨人症〉通常、ブロモクリプチンとして1日2.5mg~7.5mgを2~3回に分けて食直後に経口投与する
    • なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
  • 〈乳汁漏出症、産褥性乳汁分泌抑制、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫(外科的処置を必要としない場合に限る)〉通常、ブロモクリプチンとして1日1回2.5mgを夕食直後に経口投与し、効果をみながら1日5.0~7.5mgまで漸増し、2~3回に分けて食直後に経口投与する
    • なお、年齢、症状に応じ適宜増減する
  • 〈パーキンソン症候群〉通常、ブロモクリプチンとして1日1回1.25mg又は2.5mgを朝食直後に経口投与から始め、1又は2週毎に1日量として2.5mgずつ増量し、維持量(標準1日15.0~22.5mg)を定める
  • 1日量はブロモクリプチンとして5.0mgの場合は朝食及び夕食直後に、7.5mg以上の場合は毎食直後に分けて経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

パーロデル錠2.5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 産褥期高血圧
    • 心臓弁可動制限
    • 心臓弁狭窄
    • 心臓弁尖肥厚
    • 心臓弁膜の病変
    • 妊娠高血圧症候群
    • 肝障害
    • 重篤な心血管障害
    • 消化性潰瘍
    • 腎疾患
    • 精神病
    • レイノー病
    • 下垂体腫瘍がトルコ鞍外に進展し視力障害著明
    • トルコ鞍外に進展する高プロラクチン血性下垂体腺腫
    • 視野障害のみられる高プロラクチン血性下垂体腺腫

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

パーロデル錠2.5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
交感神経作動薬 血圧上昇、頭痛、痙攣
エピネフリン 血圧上昇、頭痛、痙攣
麦角アルカロイド 血圧上昇、頭痛、痙攣
エルゴメトリン 血圧上昇、頭痛、痙攣
メチルエルゴメトリン 血圧上昇、頭痛、痙攣
エルゴタミンを含有する製剤 血圧上昇、頭痛、痙攣
ジヒドロエルゴタミン 血圧上昇、頭痛、痙攣
降圧作用を有する薬剤 降圧作用が強くあらわれる
エタノール摂取 胃腸系の副作用、アルコール不耐性
フェノチアジン系薬剤 相互に作用を減弱
クロルプロマジン 相互に作用を減弱
ブチロフェノン系製剤 相互に作用を減弱
ハロペリドール 相互に作用を減弱
スピペロン 相互に作用を減弱
イミノジベンジル系薬剤 相互に作用を減弱
カルピプラミン 相互に作用を減弱
非定型抗精神病薬 相互に作用を減弱
ペロスピロン 相互に作用を減弱
ブロナンセリン 相互に作用を減弱
メトクロプラミド 相互に作用を減弱
ドンペリドン 相互に作用を減弱
抗パーキンソン剤 精神神経系の副作用が増強
レボドパ 精神神経系の副作用が増強
チオキサンテン系薬剤 精神神経系の副作用が増強
シクロスポリン 血中濃度が上昇
タクロリムス水和物 血中濃度が上昇
マクロライド系抗生物質 本剤の作用が増強
エリスロマイシン 本剤の作用が増強
ジョサマイシン 本剤の作用が増強
HIVプロテアーゼ阻害剤 本剤の作用が増強
リトナビル 本剤の作用が増強
サキナビル 本剤の作用が増強
アゾール系抗真菌剤 本剤の作用が増強
イトラコナゾール 本剤の作用が増強
オクトレオチド 本剤のAUCが上昇

飲食物との組み合わせ注意

  • アルコールを含むもの

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パーロデル錠2.5mgに関係する解説

ドパミン作動薬(麦角系)

  • パーロデル錠2.5mgは、ドパミン作動薬(麦角系)に分類される。
  • ドパミン作動薬(麦角系)とは、脳内でドパミンと同じ様な作用をあらわし、パーキンソン病における手足の震えや筋肉のこわばりなどを改善する薬。

ドパミン作動薬(麦角系)の代表的な商品名

  • カバサール
  • パーロデル
  • ペルマックス
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