アマンタジン塩酸塩錠100mg「サワイ」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
不随意運動、睡眠障害、眠気、不安、気分高揚、激越、失調、興奮、眩暈、頭痛、頭重
起こる可能性のある重大な副作用
悪性症候群、Syndrome malin、高熱、意識障害、高度筋硬直、ショック症状、白血球増加、血清CK上昇、CK上昇、血清CPK上昇、CPK上昇、ミオグロビン尿、腎機能低下、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、視力低下、びまん性表在性角膜炎、角膜浮腫様症状、心不全、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、腎障害、昏睡、精神症状、幻覚、妄想、譫妄、錯乱、痙攣、ミオクロヌス、異常行動、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害
上記以外の副作用
神経過敏、集中力障害、振戦、ジスキネジー、欲動亢進、言語障害、歩行障害悪化、抑うつ、失見当識、躁状態、悪夢、視調節障害、霧視、便秘、下痢、食欲不振、悪心、嘔吐、腹痛、口渇、立ちくらみ、起立性低血圧、排尿障害、血圧低下、動悸、過敏症、多形滲出性紅斑、発疹、光線過敏症、Al-P上昇、BUN上昇、クレアチニン上昇、低体温、尿失禁、倦怠感、発汗、網状皮斑、下肢浮腫、胸痛、白血球減少
アマンタジン塩酸塩錠100mg「サワイ」の用法・用量
- 1.脳梗塞後遺症の場合:アマンタジン塩酸塩として1日100~150mgを2~3回に分割経口投与する
- 2.パーキンソン症候群の場合:アマンタジン塩酸塩として初期量1日100mgを1~2回に分割経口投与し、1週間後に維持量として1日200mgを2回に分割経口投与する
- なお、症状、年齢に応じて適宜増減できるが、1日300mg3回分割経口投与までとする
- 3.A型インフルエンザウイルス感染症の場合:アマンタジン塩酸塩として1日100mgを1~2回に分割経口投与する
- なお、症状、年齢に応じて適宜増減する
- 但し、高齢者及び腎障害のある患者では投与量の上限を1日100mgとする
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
アマンタジン塩酸塩錠100mg「サワイ」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
抗パーキンソン剤 |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
レボドパ |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
抗コリン作用を有する薬剤 |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
プラミペキソール |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強、ジスキネジー・幻覚等の副作用が増強 |
タリペキソール |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
ドロキシドパ |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
中枢興奮剤 |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
メタンフェタミン |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
食欲抑制剤 |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
マジンドール |
幻覚・睡眠障害等の副作用が増強 |
チアジド系薬剤 |
本剤の作用が増強、錯乱、幻覚、失調、ミオクロヌス |
カリウム保持性利尿剤 |
本剤の作用が増強、錯乱、幻覚、失調、ミオクロヌス |
NMDA受容体拮抗作用を有する薬剤 |
相互に作用を増強 |
メマンチン |
相互に作用を増強 |