処方薬
フルカムカプセル13.5mg
先発

フルカムカプセル13.5mgの基本情報

フルカムカプセル13.5mgの概要

商品名 フルカムカプセル13.5mg
一般名 アンピロキシカムカプセル
薬価・規格 30.1円 (13.5mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 ファイザー
ブランド フルカムカプセル13.5mg 他
YJコード 1149030M1027
レセプト電算コード 611140846
識別コード @F45@F45
添付文書PDFファイル

フルカムカプセル13.5mgの主な効果と作用

  • 痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)が作られるのをおさえる働きがあります。
  • 炎症による痛みやはれをやわらげるお薬です。

フルカムカプセル13.5mgの用途

フルカムカプセル13.5mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、貧血、胃部痛、腹部痛、胃部不快感、腹部不快感、食欲不振、嘔気、嘔吐、胸やけ、胃炎

起こる可能性のある重大な副作用

消化性潰瘍、穿孔、ショック、アナフィラキシー、蕁麻疹、潮紅、血管浮腫、呼吸困難、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性腎障害、ネフローゼ症候群、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN上昇、血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、再生不良性貧血、骨髄機能抑制、吐血、下血、胃腸出血

上記以外の副作用

下痢、軟便、便秘、口内炎、舌炎、口角炎、便潜血、腹部膨満感、白血球数増加、赤血球数減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、好酸球数増加、血小板数減少、Al-P上昇、蛋白尿、発疹、そう痒、湿疹、発赤、眠気、めまい、頭痛、口渇、唾液増加、脱力感、ほてり、充血、鼻出血、眼のかすみ、全身倦怠感、発熱、便意、小腸潰瘍、白血球数減少、紫斑、血小板機能低下、出血時間延長、LDH上昇、過敏症、光線過敏症、固定薬疹、血圧上昇、脱毛、肩こり、体重増加

フルカムカプセル13.5mgの用法・用量

  • 通常、成人にはアンピロキシカムとして27mgを1日1回食後に経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜減量する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 1日最大27mg(ピロキシカムとして20mg)までの投与とすること
  • 7.2. 投与に際しては、その必要性を明確に把握し、少なくとも投与後2週間を目処に治療継続の再評価を行い、漫然と投与し続けることのないよう注意すること(外国において、本剤が、他の非ステロイド性消炎鎮痛剤に比較して、胃腸障害及び重篤な皮膚障害の発現率が高いとの報告がされている)
  • 7.3. 高齢者では、少量(13.5mg/日)から投与を開始するなど慎重に投与すること〔9.8高齢者の項参照〕
  • 7.4. 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

フルカムカプセル13.5mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アスピリン喘息
    • 過敏症
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な高血圧症
    • 重篤な腎機能障害
    • 重篤な心機能不全
    • 消化性潰瘍
    • 重篤な血液異常
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作
    • リトナビル投与中
    • 感染症
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍
    • 潰瘍性大腸炎
    • クローン病
    • 出血傾向
    • 血液異常<重篤な血液異常を除く>
    • 肝機能障害<重篤な肝機能障害を除く>
    • 高血圧症<重篤な高血圧症を除く>
    • 腎機能障害<重篤な腎機能障害を除く>
    • 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴を除く>
    • 心機能障害<重篤な心機能不全を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

フルカムカプセル13.5mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
リトナビル<ノービア> 本剤の活性本体であるピロキシカムの血中濃度が大幅に上昇、不整脈・血液障害・痙攣等の重篤な副作用
クマリン系抗凝血剤 活性本体であるピロキシカムとの併用によりクマリン系抗凝血剤の作用を増強
ワルファリン 活性本体であるピロキシカムとの併用によりクマリン系抗凝血剤の作用を増強
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 出血傾向が増強
アスピリン 本剤の活性本体であるピロキシカムとの併用により血小板凝集抑制作用が減弱、ピロキシカムとの併用により双方又は一方の医薬品の副作用の発現頻度が増加
非ステロイド系抗炎症剤 消化性潰瘍・胃腸出血の発現が高まる
副腎皮質ホルモン剤 消化性潰瘍・胃腸出血の発現が高まる
プレドニゾロン 消化性潰瘍・胃腸出血の発現が高まる
抗血小板剤 胃腸出血の発現が高まる
リチウム製剤 活性本体のピロキシカムとの併用でリチウムの血中濃度が上昇しリチウム中毒
炭酸リチウム 活性本体のピロキシカムとの併用でリチウムの血中濃度が上昇しリチウム中毒
メトトレキサート製剤 作用が増強
ジゴキシン 作用が増強
ジギトキシン 作用が増強
チアジド系薬剤 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でチアジド系利尿剤の作用が減弱
ヒドロクロロチアジド 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤でチアジド系利尿剤の作用が減弱
フロセミド 本剤の活性本体であるピロキシカムとの併用によりフロセミドの作用が減弱
カリウム保持性利尿剤 降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
スピロノラクトン 降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
エプレレノン 降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症
ACE阻害剤 降圧作用が減弱
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 降圧作用が減弱
β-遮断剤 降圧作用が減弱
コレスチラミン<経口> 本剤の活性本体であるピロキシカムの排泄が促進され血中濃度半減期が短縮
シクロスポリン 腎毒性が高まる
タクロリムス水和物 腎毒性が高まる

フルカムカプセル13.5mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 47.7円 (27mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 ファイザー
    先発
  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 30.1円 (13.5mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 ファイザー
    先発
  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
    薬価 22.7円 (27mg1カプセル)
    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
    製造会社 東和薬品
    後発
主成分が同じ薬をすべて見る

フルカムカプセル13.5mgに関係する解説

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)

  • フルカムカプセル13.5mgは、非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)に分類される。
  • 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)とは、体内で炎症などを引きおこす体内物質プロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬。

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)の代表的な商品名

  • ロキソニン
  • アスピリン
  • セレコックス
  • ボルタレン
  • ナイキサン
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)についての詳しい解説を見る