処方薬
ロキソニン細粒10%
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ロキソニン細粒10%の基本情報

ロキソニン細粒10%の概要

商品名 ロキソニン細粒10%
一般名 ロキソプロフェンナトリウム水和物細粒
薬価・規格 17.8円 (10%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 細粒
内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
製造会社 第一三共
ブランド ロキソニン細粒10% 他
YJコード 1149019C1149
レセプト電算コード 620098401
添付文書PDFファイル

ロキソニン細粒10%の主な効果と作用

  • 痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)が作られるのをおさえる働きがあります。
  • 炎症による痛みやはれをやわらげ、熱を下げるお薬です。

ロキソニン細粒10%の用途

ロキソニン細粒10%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、発疹、そう痒感、胃部不快感、食欲不振、下痢、便秘、胸やけ、口内炎、口渇、眠気

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、血圧低下、蕁麻疹、喉頭浮腫、呼吸困難、無顆粒球症、白血球減少、溶血性貧血、再生不良性貧血、血小板減少、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎、高カリウム血症、うっ血性心不全、間質性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多、消化管出血、重篤な消化性潰瘍、吐血、下血、血便、消化管穿孔、心窩部痛、腹痛、小腸潰瘍、大腸潰瘍、小腸狭窄、小腸閉塞、大腸狭窄、大腸閉塞、悪心、嘔吐、腹部膨満、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、喘息発作、急性呼吸障害、無菌性髄膜炎、頭痛、項部硬直、意識混濁、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇

上記以外の副作用

蛋白尿、顔面熱感、貧血、消化性潰瘍、過敏症、消化不良、血尿、排尿困難、尿量減少、胸痛、倦怠感、発汗、動悸、血圧上昇、めまい、しびれ、ALP上昇

ロキソニン細粒10%の用法・用量

  • 1). 次記疾患並びに症状の消炎・鎮痛(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、歯痛)、手術後、外傷後並びに抜歯後の鎮痛・消炎:通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mg、1日3回経口投与する
  • 頓用の場合は、1回60~120mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
    • また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい
  • 2). 次記疾患の解熱・鎮痛(急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)):通常、成人にロキソプロフェンナトリウム(無水物として)1回60mgを頓用する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • ただし、原則として1日2回までとし、1日最大180mgを限度とする
    • また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ロキソニン細粒10%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アスピリン喘息
    • 過敏症
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な腎機能障害
    • 重篤な心機能不全
    • 消化性潰瘍
    • 重篤な血液異常
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作
    • 感染症
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍
    • 潰瘍性大腸炎
    • クローン病
    • 消耗性疾患
    • 心機能異常<重篤な心機能不全を除く>
    • 血液異常<重篤な血液異常を除く>
    • 肝機能障害<重篤な肝機能障害を除く>
    • 腎機能障害<重篤な腎機能障害を除く>
    • 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ロキソニン細粒10%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
クマリン系抗凝血剤 抗凝血作用を増強
ワルファリン 抗凝血作用を増強
10a阻害剤 出血の危険性を増大
エドキサバントシル酸塩水和物 出血の危険性を増大
スルホニルウレア系薬剤 血糖降下作用を増強
クロルプロパミド 血糖降下作用を増強
ニューキノロン系抗菌剤 痙攣誘発作用を増強
レボフロキサシン 痙攣誘発作用を増強
メトトレキサート製剤 血中メトトレキサート濃度を上昇させ作用を増強
リチウム製剤 血中リチウム濃度を上昇させリチウム中毒
炭酸リチウム 血中リチウム濃度を上昇させリチウム中毒
チアジド系薬剤 利尿・降圧作用を減弱
ヒドロクロロチアジド 利尿・降圧作用を減弱
血圧降下剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化
ACE阻害剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化

ロキソニン細粒10%と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
    薬価 17.8円 (10%1g)
    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 細粒
    製造会社 第一三共
    先発
  • 内用薬 > 散剤 > 細粒のアイコン
    薬価 12.7円 (10%1g)
    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 細粒
    製造会社 辰巳化学
    後発
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ロキソニン細粒10%に関係する解説

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)

  • ロキソニン細粒10%は、非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)に分類される。
  • 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)とは、体内で炎症などを引きおこす体内物質プロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬。

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)の代表的な商品名

  • ロキソニン
  • アスピリン
  • セレコックス
  • ボルタレン
  • ナイキサン
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