ボルタレン錠25mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
浮腫、食欲不振、胃痛、腹痛、下痢、口内炎、口渇、便秘、出血傾向、皮膚そう痒症、発疹
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、アナフィラキシー、胸内苦悶、冷汗、呼吸困難、四肢冷却、血圧低下、意識障害、蕁麻疹、血管浮腫、出血性ショック、穿孔、消化管潰瘍、消化管狭窄、消化管閉塞、再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、紅皮症、剥脱性皮膚炎、急性腎障害、間質性腎炎、腎乳頭壊死、ネフローゼ症候群、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN上昇、血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症、重症喘息発作、アスピリン喘息、間質性肺炎、うっ血性心不全、心筋梗塞、無菌性髄膜炎、項部硬直、発熱、頭痛、悪心、嘔吐、意識混濁、重篤な肝機能障害、肝機能障害、劇症肝炎、広範な肝壊死、急激な意識障害、急性脳症、かぜ様症状、激しい嘔吐、痙攣、ライ症候群、横紋筋融解症、急激な腎機能悪化、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、脳血管障害
上記以外の副作用
顔面浮腫、眠気、めまい、動悸、全身けん怠感、貧血、喘息発作、消化性潰瘍、胃腸出血、吐血、下血、小腸潰瘍、大腸潰瘍、出血性大腸炎、クローン病悪化、潰瘍性大腸炎悪化、膵炎、食道障害、胃炎、血小板機能低下、出血時間延長、黄疸、AST上昇、ALT上昇、光線過敏症、過敏症、多形紅斑、紫斑、アレルギー性紫斑、不眠、しびれ、神経過敏、振戦、錯乱、幻覚、抑うつ、不安、記憶障害、視覚異常、霧視、耳鳴、味覚障害、聴覚障害、血圧上昇、頻脈、発汗、脱毛、胸痛、血管炎
ボルタレン錠25mgの用法・用量
- 〈関節リウマチ、変形性関節症、変形性脊椎症、腰痛症、腱鞘炎、頸肩腕症候群、神経痛、後陣痛、骨盤内炎症、月経困難症、膀胱炎、前眼部炎症、歯痛の鎮痛・消炎、手術ならびに抜歯後の鎮痛・消炎〉通常、成人にはジクロフェナクナトリウムとして1日量75~100mgとし原則として3回に分け経口投与する
- また、頓用する場合には25~50mgとする
- なお、空腹時の投与は避けさせることが望ましい
- 〈急性上気道炎の解熱・鎮痛〉通常、成人にはジクロフェナクナトリウムとして1回量25~50mgを頓用する
- ただし、原則として1日2回までとし、1日最大100mgを限度とする
- (用法及び用量に関連する注意)他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
利尿剤 |
腎不全、作用を減弱 |
腎機能に影響を及ぼす薬剤使用中 |
腎不全 |
トリアムテレン |
急性腎障害 |
CYP2C9阻害剤 |
本剤のCmaxとAUCが増加 |
ボリコナゾール |
本剤のCmaxとAUCが増加 |
ニューキノロン系抗菌剤 |
痙攣 |
レボフロキサシン |
痙攣 |
リチウム製剤 |
血中濃度を高めその作用を増強 |
強心配糖体製剤 |
血中濃度を高めその作用を増強 |
ジゴキシン |
血中濃度を高めその作用を増強 |
メトトレキサート製剤 |
血中濃度を高めその作用を増強 |
アスピリン |
相互に作用が減弱、消化器系の副作用を増強 |
非ステロイド系抗炎症剤 |
相互に胃腸障害等が増強 |
副腎皮質ホルモン剤 |
相互に副作用<特に胃腸障害等>が増強 |
プレドニゾロン |
相互に副作用<特に胃腸障害等>が増強 |
血圧降下剤 |
降圧作用を減弱、腎機能を悪化 |
β-遮断剤 |
降圧作用を減弱、腎機能を悪化 |
ACE阻害剤 |
降圧作用を減弱、腎機能を悪化 |
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 |
降圧作用を減弱、腎機能を悪化 |
ヒドロクロロチアジド |
作用を減弱 |
フロセミド |
作用を減弱 |
カリウム保持性利尿剤 |
作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症 |
スピロノラクトン |
作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症 |
カンレノ酸 |
作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症 |
抗アルドステロン剤 |
作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症 |
エプレレノン |
作用を減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症 |
血液凝固阻止剤 |
出血の危険性が増大 |
抗血小板剤 |
出血の危険性が増大 |
ワルファリン |
出血の危険性が増大 |
レビパリン |
出血の危険性が増大 |
クロピドグレル |
出血の危険性が増大 |
エノキサパリン |
出血の危険性が増大 |
デフィブロチド |
出血の危険性が増大 |
シクロスポリン |
腎機能障害を増強、高カリウム血症 |
ドロスピレノン・エチニルエストラジオール |
高カリウム血症 |
コレスチラミン<経口> |
本剤の血中濃度が低下 |
選択的セロトニン再取り込み阻害剤 |
消化管出血 |
フルボキサミン |
消化管出血 |
パロキセチン |
消化管出血 |