処方薬
インフリーカプセル100mg
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インフリーカプセル100mgの基本情報

インフリーカプセル100mgの概要

商品名 インフリーカプセル100mg
一般名 インドメタシンファルネシルカプセル
薬価・規格 12.1円 (100mg1カプセル)
薬の形状
内用薬 > カプセル剤 > カプセル
内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
製造会社 エーザイ
ブランド インフリーカプセル100mg 他
YJコード 1145005M1020
レセプト電算コード 611140828
識別コード @235
添付文書PDFファイル

インフリーカプセル100mgの主な効果と作用

  • 痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)が作られるのをおさえる働きがあります。
  • 炎症による痛みやはれをやわらげるお薬です。

インフリーカプセル100mgの用途

インフリーカプセル100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

胃部不快感、胃痛、下痢、腹痛、食欲不振、口内炎、胸やけ、胃重感、便秘、胃腸症状、胃炎

起こる可能性のある重大な副作用

肝機能障害、ショック、アナフィラキシー、冷汗、顔面蒼白、呼吸困難、血圧低下、消化管穿孔、消化管出血、消化管潰瘍、出血性大腸炎、腸管狭窄、腸管閉塞、潰瘍性大腸炎、血液障害、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少、皮膚障害、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、喘息発作、急性呼吸障害、腎障害、急性腎障害、ネフローゼ症候群、低アルブミン血症、黄疸、昏睡、錯乱、性器出血、白血球減少、高カリウム血症

上記以外の副作用

嘔吐、発疹、そう痒、浮腫、BUN上昇、AST上昇、ALT上昇、めまい、ふらつき、舌苔、皮下出血、脱毛、過敏症、血管浮腫、霧視、視覚異常、角膜混濁、網膜障害、痙攣、振戦、抑うつ、不眠、意識障害、高血糖、鼻出血、発汗、貧血、口渇、腹部膨満感、舌炎、おくび、口唇炎、好酸球増多、紅斑、耳鳴、味覚異常、眼充血、羞明、血中クレアチニン上昇、尿量減少、血尿、蛋白尿、Al-P上昇、LDH上昇、頭痛、眠気、しびれ感、動悸、血圧上昇、倦怠感、ほてり、頻尿、発熱、胸痛、低体温

インフリーカプセル100mgの用法・用量

  • 通常、成人にはインドメタシン ファルネシルとして1回200mgを朝夕1日2回食後経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
  • 7.2. 投与量の増加とともに吸収率が低下するので、1日用量400mgを超えて投与する場合、臨床上の有用性について確認しながら使用すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

インフリーカプセル100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アスピリン喘息
    • 過敏症
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な高血圧症
    • 重篤な腎機能障害
    • 重篤な心機能不全
    • 重篤な膵炎
    • 消化性潰瘍
    • 重篤な血液異常
    • 胆汁分泌低下
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作
    • トリアムテレン投与中
    • 胆汁うっ滞
    • 感染症
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍
    • SLE
    • 潰瘍性大腸炎
    • クローン病
    • 消耗性疾患
    • 全身性エリテマトーデス
    • 中枢神経系疾患
    • てんかん
    • パーキンソン症候群
    • 高熱を伴う高齢者
    • 血液異常<重篤な血液異常を除く>
    • 高血圧症<重篤な高血圧症を除く>
    • 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴を除く>
    • 心機能障害<重篤な心機能不全を除く>
    • 膵炎<重篤な膵炎を除く>
    • 肝機能障害<重篤な肝機能障害は除く>
    • 腎機能障害<重篤な腎機能障害は除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

インフリーカプセル100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
トリアムテレン 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用により急性腎障害
ワルファリンカリウム 活性代謝物インドメタシンの併用で併用医薬品の作用増強し出血の危険性が増大、作用が増強
血液凝固阻止剤 活性代謝物インドメタシンの併用で併用医薬品の作用増強し出血の危険性が増大
抗血小板剤 活性代謝物インドメタシンの併用で併用医薬品の作用増強し出血の危険性が増大
硫酸クロピドグレル 活性代謝物インドメタシンの併用で併用医薬品の作用増強し出血の危険性が増大
リチウム製剤 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が増強
炭酸リチウム 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が増強
メトトレキサート製剤 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が増強
プロベネシド 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりインドメタシンの作用が増強
カルシウム拮抗剤 作用が減弱
アムロジピンベシル酸塩 作用が減弱
ニフェジピン 作用が減弱
ジルチアゼム 作用が減弱
β-遮断剤 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
プロプラノロール 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
アテノロール 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
酒石酸メトプロロール 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
ACE阻害剤 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
マレイン酸エナラプリル 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
デラプリル塩酸塩 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
塩酸イミダプリル 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
ロサルタンカリウム 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
カンデサルタンシレキセチル 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
バルサルタン 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
チアジド系及びその類似降圧利尿剤 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
ヒドロクロロチアジド 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
ループ利尿剤 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
フロセミド 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の作用が減弱
カリウム保持性利尿剤 活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の降圧作用の減弱、腎機能障害患者で重度の高カリウム血症
スピロノラクトン 活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の降圧作用の減弱、腎機能障害患者で重度の高カリウム血症
エプレレノン 活性代謝物のインドメタシンとの併用によりこれらの医薬品の降圧作用の減弱、腎機能障害患者で重度の高カリウム血症
アスピリン 本剤の活性代謝物のインドメタシンとの併用によりインドメタシンの作用が減弱
ジゴキシン 活性代謝物のインドメタシンとの併用で血中ジゴキシン濃度が上昇し作用が増強
シクロスポリン 活性代謝物のインドメタシンとの併用によりシクロスポリンによる腎毒性が増強
レンチナン 本剤の活性代謝物であるインドメタシンで消化管潰瘍・消化管穿孔

インフリーカプセル100mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
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  • 内用薬 > カプセル剤 > カプセルのアイコン
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    薬の形状 内用薬 > カプセル剤 > カプセル
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インフリーカプセル100mgに関係する解説

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)

  • インフリーカプセル100mgは、非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)に分類される。
  • 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)とは、体内で炎症などを引きおこす体内物質プロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬。

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)の代表的な商品名

  • ロキソニン
  • アスピリン
  • セレコックス
  • ボルタレン
  • ナイキサン
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