処方薬
ポンタール散50%

ポンタール散50%の基本情報

ポンタール散50%の概要

商品名 ポンタール散50%
一般名 メフェナム酸散
薬価・規格 12.0円 (50%1g)
薬の形状
内用薬 > 散剤 > 散
内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
製造会社 ファイザー
ブランド ポンタール散50% 他
YJコード 1141005B1062
レセプト電算コード 620007099
添付文書PDFファイル

ポンタール散50%の主な効果と作用

  • 痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)が作られるのをおさえる働きがあります。
  • 炎症による痛みやはれをやわらげ、熱を下げるお薬です。

ポンタール散50%の用途

ポンタール散50%の副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

浮腫、発疹、下痢、軟便、胃腸障害、食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、腹痛、胃部不快感

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、胸内苦悶、冷汗、喉頭浮腫、呼吸困難、四肢しびれ感、低血圧、結膜充血、無顆粒球症、自己免疫性溶血性貧血、顆粒球減少、骨髄形成不全、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性腎障害、ネフローゼ症候群、間質性腎炎、乏尿、血尿、尿蛋白、BUN上昇、血中クレアチニン上昇、高カリウム血症、低アルブミン血症、消化性潰瘍、大腸炎、吐血、下血、血便、消化管出血、劇症肝炎、肝機能障害、黄疸、著しいAST上昇、著しいALT上昇、著しいALP上昇、著しいγ-GTP上昇

上記以外の副作用

眠気、めまい、頭痛、倦怠感、AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、血小板減少性紫斑病、血小板減少、血小板機能低下、出血時間延長、好酸球増多、過敏症、蕁麻疹、固定薬疹、霧視、肝障害、鼓腸、痙攣、発赤、そう痒、口渇、便秘、発熱

ポンタール散50%の用法・用量

  • 1). 手術後及び外傷後の炎症及び腫脹の緩解、次記疾患の消炎、鎮痛、解熱(変形性関節症、腰痛症、症候性神経痛、頭痛(他剤が無効な場合)、副鼻腔炎、月経痛、分娩後疼痛、歯痛):メフェナム酸として、通常、成人1回500mg、その後6時間毎に1回250mgを経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
    • また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい
  • 2). 次記疾患の解熱・鎮痛(急性上気道炎(急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む)):通常、成人にはメフェナム酸として、1回500mgを頓用する
  • 幼小児に投与する場合には、1回6.5mg/kgを標準用量として頓用する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • ただし、原則1日2回までとし、成人に投与する場合は1日最大1500mgを限度とすること
    • また、空腹時の投与は避けさせることが望ましい
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ポンタール散50%の使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アスピリン喘息
    • 過敏症
    • 下痢
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な高血圧症
    • 重篤な腎機能障害
    • 重篤な心機能不全
    • 消化性潰瘍
    • 重篤な血液異常
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作
    • 小児等のインフルエンザに伴う発熱
    • 感染症
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍
    • SLE
    • 潰瘍性大腸炎
    • クローン氏病
    • 出血傾向
    • 消耗性疾患
    • 全身性エリテマトーデス
    • 心機能異常<重篤な心機能不全を除く>
    • 血液異常<重篤な血液異常を除く>
    • 肝機能障害<重篤な肝機能障害を除く>
    • 高血圧症<重篤な高血圧症を除く>
    • 腎機能障害<重篤な腎機能障害を除く>
    • 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ポンタール散50%の注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
クマリン系抗凝血剤 抗凝血作用を増強
ワルファリン 抗凝血作用を増強
10a阻害剤 出血の危険性を増大
エドキサバントシル酸塩水和物 出血の危険性を増大
リチウム製剤 血中リチウム濃度を上昇させリチウム中毒
炭酸リチウム 血中リチウム濃度を上昇させリチウム中毒
チアジド系薬剤 利尿・降圧作用を減弱
ヒドロクロロチアジド 利尿・降圧作用を減弱
血圧降下剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化
ACE阻害剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 降圧作用を減弱、腎機能を悪化

ポンタール散50%と主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 散剤 > 散のアイコン
    薬価 12.0円 (50%1g)
    薬の形状 内用薬 > 散剤 > 散
    製造会社 ファイザー
主成分が同じ薬をすべて見る

ポンタール散50%に関係する解説

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)

  • ポンタール散50%は、非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)に分類される。
  • 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)とは、体内で炎症などを引きおこす体内物質プロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬。

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)の代表的な商品名

  • ロキソニン
  • アスピリン
  • セレコックス
  • ボルタレン
  • ナイキサン
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)についての詳しい解説を見る